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本気で目指す覚悟はあるのか

こんにちは!
4年長距離マネージャーの甘利です。
長くてしんどかった就活が終わったと思ったら、予選会まで5ヶ月をきっていました。毎度書くたびに時の流れの速さを実感しております。もう自分がラストイヤーなことにびっくりです。
しんどかった時期も、部活に行けば競技に励むみんながいて一緒に頑張る仲間がいて、本当にたくさん励まされました。この環境に身をおけることに改めて感謝しています。(写真は同期空岡とのものです。とくに彼女にはたくさん助けられました…!)

忙しかった4. 5月を振り返ると、たくさん刺激的なことがありました。
木村の2種目塾記録
慶應長距離を勢いづけてくれるものでした。日頃の木村の取り組みが証明されたような気がしました。
一方で、エントリーはできたものの故障で出場できなかったり、力を発揮できなかったり、他大学との大きな差を感じた関東インカレ。もちろん、走った選手が一番感じていることかと思います。

そして私には、もう一つ印象的な出来事がありました。
4月の日体大記録会で他大学のマネージャーと話をした時です。「今年どうですか?」ときいてみると、「今年でれなかったら終わりです」との即答。毎年ボーダーラインをさまよっている大学だったと思いますが、本気の覚悟が伝わってきました。
「今年でられなかったら終わり。」その子はまだ3年生なのに、それだけの思いで取り組んでいる。私こそが今年でれなかったら終わりのはずなのに、なぜかその言葉に圧倒されていました。

前置きが長くなりすぎました、ここからが本題です。

■本気で箱根駅伝目指してますか?

関カレ前の監督、助監督からの長距離部員に向けての問いです。
全員が、クラウドファンディングを今年もやってまで箱根駅伝を目指す覚悟があるのか?
全員が、支援してくださる方々への期待に応えることはできるのか?

どうしてそんなことを問われれなければならないのか、そう感じた人もいたはずです。
なぜなら、本気で目指していなければ、毎朝5時台に起きて朝練する、ケアを欠かさず行う、毎日スプシを書く、自分のフォームを動画で見る、最大限の準備をしてポイントに耐える、、、そんなこと到底できないです。

それでも本気でやってるの?と思われてしまうのは、それらの努力は他人には見えず、結果でしか判断してもらえないから。ちょっとしたぼろだけが他人の目にはつくから。(→ブロック長田島が再三言っていることです。)

厳しいなぁと思いつつ、それが現実です。 
結果がでないのなら行動し続けて、発信し続けるしかないです。

「あまりちゃんは、本気で箱根を目指してますか?」ある日、パスタを食べながら選手に問われたことがあります。(本気で聞いてきたのか、ふざけて聞いてきたのかはさておき)私の本気度は伝わっていなかったのか…ということにショックを受けました。

それもそうです、私には結果がありません。でも、私の結果は、このチーム全員が本気で箱根を目指す気持ちにさせること、そして出場すること、それにつきます。

■なぜ箱根を目指しているのか

ここでもうひとつ、本気で箱根を目指しているということを伝えるのと同じくらい、いやそれ以上に大切で、周りに伝えなければならないことは、

なぜ箱根を目指しているのか

という部分だと思います。

〇〇だから目指しているという、選手ひとり一人の思いや背景、ストーリーを知ることで応援したくなる気持ちも増えるのではないでしょうか。

ひとつ例を挙げたいと思います。

競走部中距離ブロック長の神田陽向、、、
私は長距離マネということで他ブロックの選手を長距離選手と全く同じようには応援できないと思っていました。
しかし、全体集合でも関カレに対する思いを熱く語っていた彼女に関して、それだけかける思いが強いんだ、何が何でも応援したいと強く思いました。
勿論ほかにもそういう人はたくさんいます。でも2年生時に準決にいけずに悔しがっていた彼女の姿を目の前で見て、そこから関カレという目標を常にぶれずにきた彼女から感じたものに心揺さぶられました。

じゃあ私はどうして箱根駅伝にいきたいのか。

いつかのブログにも書いたかもしれませんが、私はやっぱり、
”一人では達成できないけれど、全員でなら達成できる、全員で目指すからこそ成し遂げられることがある”
箱根駅伝にチームで出場して、みんなで感動を味わいたいのです。その過程で苦しいことやつらいこともたくさんあっても、達成できたら、みんなで喜びを分かち合えるし、多くの人々に感動を与えられます。

これは、非強豪校であった高校の選手時代、関東駅伝出場を目標に掲げ、切磋琢磨しあい、みんなで一つの目標をめざしてきた経験があるからです。
結果は7位で、あと一歩関東には届かず悔しい思いをしましたが、ここまで戦えるところまできた、ということにこみ上げてくるものがあったことを今でも覚えています。

なぜ箱根を目指すのか?

ここの部分、今一度ひとり一人が考えて、ひとり一人が発信していけば、自ずと本気度が伝わるのではないでしょうか。

■私たちの本気を支えてくれる人たち


最後に、私たちが、たくさんの人に支えられているということも忘れてはいけません。

慶應が30年ぶりに箱根に行くことを期待して支援してくださる方々、
挑戦を応援してくれる家族や親戚、
私たちが最善の環境で練習ができるように尽くしてくれるOBの方々や監督陣、
長距離の練習に理解を示し、共に高みを目指す競走部部員、
私たちを信じて指導してくれるコーチ陣、
そして共に箱根を目指す仲間、

これだけたくさんの人に支えられているからこそ今、箱根駅伝という、自分ひとりが行きたくても届かない、全員で同じ方向を向いて目指すからこそ達成できる目標を追いかけられています。

だからこそ、私たちは”本気で”目指すことができます。

昨年、多くの選手が、夏だけ頑張っても箱根には出られないことを身にしみて感じたと思います。けれど、冬の強化練習をはじめ、日々のポイントの質をみても力は確実についてきています。意欲的で頼もしい一年生も入ってきてくれました。

あと4ヶ月半、全員で、全力で駆け抜けましょう。

次は、黒澤へのバトンタッチです。
準備は万全かな?もうあとは予選会に向かって走り続けるだけだよね。

箱根駅伝予選会まであと132日。

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