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おはようございます。こんにちは。こんばんは。

更新が遅れてしまい、大変申し訳ございません。ゼミで忙しい清水くん同様、予選会後から尋常じゃないくらい忙しい杉浦です。


予選会から約1カ月が過ぎました。あっという間でしたが、振り返るとあの極寒の10月17日は遥か昔に感じます。お待たせ致しました。自分としてもようやくブログに着手でき、非常に嬉しく思います。


さて、司代くんから再開されたこのブログ、盛況でしたね。実は、僕はひそかに、『置かれた場所が嫌ならば』の感想をいろんな人に聞いてみました。他ブロックやサポートの方、読まれていないスタッフの方にもぜひと勧め、意見を伺いました。みんなどんなことを思うのだろう。興味本位と、幹部としての、二つの立場を持って聞きました。

結果ですが、意外なことに、いわゆるアンチはほぼいませんでした。これくらい派手な文章なら、多少嫌悪感が見えてきてもおかしくないと思っていました。多くは「すごく刺さった、良かった」と「特に何も感じなかった」の二択でした。


まずは司代くんありがとう。ブログの意味合いを持たせてくれての、ありがとうです。本来ならばオフラインでのミーティングやご飯の際に話したい内容ですが、他ブロックとそのような機会を設けることはなかなか難しく、意思表示としてのブログとしては最良のものだったと思います。

次に僕自身の意見。1年間、曲がりなりにも幹部として、部の成長を一番に考えて行動してきたつもりです。そのような立場からすると、この鮮烈な文章は正直憤りを感じました。僕らが幹部としてやってきたことを、まっすぐ部員に波及させることができなかった証明みたいなものです。

でも、反応を見るに、「これはその通りだ」という感じが大半でした。つまり、多くの部員がこの通りだと思ったのです。これが正論です。幹部として行ってきたもの、常に部員ファースト、成長第一に考えてきたものは、中身のないものだったのだなと反省しています。

僕は幸いにも、もう1年、幹部として部に貢献するチャンスがあります。今年の反省を活かし、学習性無力感の無い、真に成長するチームを目指して頑張ります。

さて、それでは振り返りをしようと思います。反省のためには、何があったかの再考が必要ですね。


今回のアジェンダです。

1年間の振り返り(①個人として、②長距離ブロック長として、③幹部として)

長距離による競走部への貢献

それぞれの持つ主義・価値観について

今回は内容盛り沢山になりそうです。

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1年間の振り返り:①個人

振り返りにあたり、僕はいくつかの立場がありますので、カテゴライズしてみていきます。まずは、選手としての、個人の振り返りです。(マジで個人的な振り返りになりますので、興味があればぜひ笑)


昨年の10月、涙の予選会を契機に、この1年が始まりました。どん底のスタートでした。11月中旬くらいまでは世界が白黒に見えて、何もかも面白くなかったのを覚えています。胃腸炎なども重なり、陸上から離れる時間も多かれ少なかれありました。

その後長距離ブロックの活動PRを目的とした三田祭出展や、就活、記録会が始まり、徐々に競技にも向き合えるようになりました。

しかし、12月最終の記録会で股関節、詳しくは仙腸関節を亜脱臼してしまいました。結果、1月は大学競技生活で最も走れない月になってしまいました。

その怪我期間はずっと、自分に足りないものを探しました。チーム練習から離脱をすると、ついネガティブな感情になってしまいます。ちょうど良い機会だと思い、思いっきりへこんでみました。徹底的にシビアに自分を見て、欠けているところを洗い出しました。

そうすると、意外と前向きになれます。改善すべき点が分かり切るからです。僕にとって、競技上一番の改善点は量不足でした。それからは、とにかく距離を踏むことに尽力しました。怪我をしないために、圧倒的なアップ量を積み、常に万全な状態で練習に臨むことを意識しました。時間はかかりましたが、自粛期間は暇を極めていたので、その点も救われました。


春期間、例年と比べると月間1.5倍くらいの走行距離を積めた僕は、夏合宿がなくなったにも関わらず、それすら前向きに捉えられ、地獄の夏を超えられました。

いつもなら、涼しいところで高質なトレーニングを積める8月ですが、今年は日吉。3時に起きたり、20時からポイントをしたり、人間生活からは逸脱した日々でしたが、僕の最大の弱点である精神力の強化・克服には、うってつけでした。


当初の目標として、「3カ月間練習を継続した状態で、箱根駅伝予選会に臨む」というものがありました。8月を離脱なく超えられた僕は、9月の慶大競技会で単独走ながら自己ベスト、全カレ標準を突破することができました。

この辺りまでは、チームトップには届かない内容でした。同期の司代や鈴木、後輩の森田や黒澤は僕よりも距離を積み、好調だったためです。正直今年は暗雲が立ち込めているなという感じでした。(昨年は8月の夏合宿において、保科さんからも往路を走れると断言されるほど好調だったのもあり。)

慶大競技会でまず一つ、殻を破れたことは、自分の中で大きかったです。


その後、準備を最優先課題に予選会を迎えました。昨年は下手に緊張してしまい、実力を発揮できませんでした。関カレでも予選会でも、平常心を保ちレースを迎える難しさ、改めてスポーツの面白さに苦しめられていた昨シーズンを思い出し、いかにして本番に臨むか、精一杯考えました。

その際、参考にしていたのが、

「準備とは、言い訳の材料となり得るものを排除していくことだ」

という、イチロー選手の言葉です。一概に準備と言っても、その中身は宇宙です。どこから手を付け、どんな風にすれば良いのか、本番でコケまくっていた僕は、もう全くわかりませんでした。

そこでこの言葉に出会い、想像してみました。レース後の自分です。うまくいくイメージはたくさんしてきましたが、ボロボロになる想定はしてきませんでした。ダメだった時、僕は何を言っているのかと。要は、どんな言い訳をしているのかと。

反省というと言葉は良いですが、うまくいかなかった時、そこには何かしらの要因があります。

例えば「消化不良だった」とか、「怪我していたから」とか。「位置取りが悪かった」とか、「粘れなかった」とかでさえも、そこまでレース前に想定しておくべきです。

これらの想像を可能な限りしました。加えて、頭の中だけでなく、これまでのレースも全て振り返り、そこにあった反省を改めて書き出しました。

そしてそれらの言い訳ができないように、対策をとりました。「粘れなかった」なら、「どうしたら粘れるか。辛い時、何が自分を奮い立たせ、粘れるようになるのか。」とか。レース前にできるもの/レース中にできるもの、フィジカル面/メンタル面の二つずつに分け、これらが起きないようにしました。

ここまでくると、スタートラインに立った時、いつもの練習とほぼ同じ気持ちでいられました。


結果は、皆さん見て頂いたように、塾記録を約2分更新し、学生連合チームに選んで頂けるものでした。やってきたことが間違っていなかったという安堵感で満たされましたし、期待に応えられ、嬉しい限りでした。言い訳はありません。

ただ、自分の想像を超えることはできませんでした。自分を驚かせる走りまでは、もう少しでした。心の中で、もっといけたのにという声があったのです。平常心も、ここまでくると達観みたいになってしまっていたのかもしれません。これは言い訳というより、欲ですね。

来年は貪欲に、日本人トップを狙っていきたいと思います。


さて、ここまで個人的な振り返りを行い、一読者として、どこにそのモチベーションがあるのかと考えました。陸上競技はもちろん楽しいですし、好きですが、これ以上ない苦しみを味わい、いつ終われるのだと思う日も多々あります。


でも、だって、僕らは応援されているのです。期待をしてくれている人がいるのです。選手である以上、そこには感謝を伝えるべき人がいるのです。直接言えなくても、結果でも走りでも、何かしらで恩返しすべき立場なんです。こっちの都合で諦めて、その人たちを悲しませてはいけません。


自分が期待をかけて、裏切られた時のあの気分、皆さんも一度は経験したことがあると思います。どうしようもない、悲しいというか苦しいというか。

逆に、すごく思い入れのあったことが大成した時の気持ち良さ、歓喜も、経験があると思います。

僕は、これまで支えてくれた人や「頑張ってね」と言ってくれた人へ、感謝を伝えたいです。一人ひとりに会って、直接伝えるのは、残念ながら難しいので、刺激でも、夢でも、感動でも、何でもいいから「ありがとうの気持ち」を、伝えたい。応援してくれる人の心を、とにかく何かしらで動かせたら、それは感謝を伝えるのと同等の価値があるのかなと思っています。

そんな人になりたい。これが僕の自己実現です。


1年間の振り返り:②長距離ブロック長として

無理。長すぎる。と思った方、一旦休憩しましょう。お水でも持ってきて、態勢を整えましょう。

ここからは、1年間ブロック長として引っ張ってきた、ブロックの振り返りをしたいと思っています。選手たちも、どのような思いでブロック長がチームを導いているのか、少し考えて頂けたら幸いです。


昨年10月、代替わりしてすぐに、いくつかの行動にでました。具体的には、以下の通りです。

1.目標を明確化する

2.ミーティングを増やす

3.分業制度を用いる

4.チーム意識を作る


それまでのチームは、口では箱根駅伝出場と言っていましたが、その中身は乏しく、目標達成までのプロセスは個々に委ねられていました。もちろん、個々でしっかりと考えられれば問題ありませんが、それができていたらもっと良い結果を残せていたと思います。そこで、他の選手の考えを共有できたら、その引き出しを増やせ、より各々が成長できると考えました。

一度全員で、自分たちの目指すものについて考え話す機会を設けました。当初、予選会目標を考えたりするかという話になりましたが、先過ぎてイメージできないなどの理由で、まずはチームとして、半年先の目標を設定しました。(全日本大学駅伝予選会出場としました。)これも予選会の通過になりますもんね。

目標が明確になると、それを達成するためのサブ目標を設定しました。10000mの平均タイムから、日々の補強回数・内容まで細かくプロットを行った印象です。

また、毎月のミーティングや目標シートも作成し、定期的なフィードバックを行えるようにしました。


目標の明確化と同時に増やしたミーティングにより、ある程度チームのまとまり感を得ることが目標でした。手応え的に、みんなどうでしたか?笑

年明け2月頃には、ミーティングやシートがチームにとって普通のことになっていたのではないでしょうか。


年明けからもう一つ、分業制度を始めました。当時のチーム課題を優先順位上から4つ、独断でピックアップしました。リクルート、合宿所、啓発、故障者ケアの4分野に分け、それぞれで迅速な課題解決を期待しました。

結果、問題も起こりましたが、全体的に見ると、課題への対応は早められたし、選手一人ひとりに役割を与えられチームの帰属意識を多少なり生めたと思っています。

分業の狙いは、僕の権限委譲/ワンマン防止、自主性の創出、チーム感でした。いかがでしたか。笑


3月の自粛期間から夏の強化期間を経て予選会まで、みんな本当によく耐えてくれました。長距離は合宿所での共同生活ですから、ひときわその影響を大きく受けた気がします。バイトも含めた外出、公共交通機関の使用も禁止とし、ほぼ全員が行く2週に1度のコンディショニング・治療院も、マネージャーさんに車を出して頂きました。苦しいシーズンだったと思います。ストレスも半端なかったと思います。それでもこれらの分業やミーティングを最大限に活用し、チームのまとまりを崩さずに走ってこれました。みんなの協力のおかげです。


ここまで、この1年を動かした大きな軸を振り返りました。各所良かった点と反省点がありました。細かく見るとキリがないので、一つずつ。


〇良かった点

とにかくチームとしてのアクションを取ることで、チーム自体の成長に繋げられた。


〇反省点

それぞれの思いを汲み取ることができなかった。


こんなところでしょうか。

僕らの目指す箱根駅伝出場は、1人では叶いません。チームとしての取り組みが必要ですから、今までなかったそれに対する行動は、できて良かったと思います。

逆に、大きな流れになりましたので、個々の思いを吸い上げることが難しかったです。改めて、チーム運営の難しさを痛感しました。


結果として、チームは最大の目標と設定している予選会で、大きなジャンプアップを見せることができました。前年27位が、今年は19位。タイムも昨年から44分更新、一人当たり4分半弱、早くなったことになります。塾記録も大量に出て、大いに実りあるものとなりました。

ただ、あと10分です。1人1分です。箱根との差はまだあります。今後は、チームとして見ている目標のクリア度を上げること、同じ透明度で皆がその目標を見られるようにすることが必要です。それが、今課題である「層の薄さ」という弱さを克服するカギだと思っています。今年も、今まで以上の努力量、思考量が求められます。


それでも、チームが伸びていることは、事実です。それも、大学長距離界で最高の伸び率です。どこよりも成長できる環境が、ここ慶應で、しかも自分たちの手で作れています。嬉しさMaxです。

今後も、ぜひ頑張りましょう。箱根に出られるほどに成長しましょう。


1年間の振り返り:③幹部として

いや、さすがに書いている自分もきつくなってきました。休憩します。

いきます。ガムを食べ始め、こっからっすという気分です。


ここからは競走部という集団を1年間引っ張った幹部として、振り返りをしていきます。他の幹部の方がどう思っているか、幹部会議を通した反省会をしていないので(それも反省)、僕の主観によるものですが、一幹部の意見として読んで頂けると幸いです。


代替わり後、まず例年通りビジョン及びコンセプトを決定しました。ブロックと違い、例年の流れや組織作りが既に大方整っているのは、とてもやりやすかったです。

前年につくられた "Never Ending Journey" が、「今後の100年も競走部が繁栄していけるように」というメッセージ性を持っていたので、それを踏襲する形になりました。


その後は、例年通りと言っては何ですが、ファミリー/ワンチーム制の導入や意見箱の設置など、選手が部への帰属意識や共通認識を持ち、成長するための策を練り、実施していきました。

3月、幹部運営スタートから約半年が経った際、主幹部制度を採用しました。ブロック長はブロック運営に尽力し、主将や副将、主務などでチームづくりを積極的に行うことで、意思決定の速度を上げ円滑に部運営を進めることが目標でした。


しかし、この時期から新型ウイルス感染拡大により、身動きがとれなくなってしまいました。早めの活動自粛を決定し、関東学連への働きかけなども考慮に入れて動きました。

こうした部員の健康第一の行動、またその動きを陸上界へ波及させようという姿勢の結果、今このような情勢でありながらも部活動を行えていると思います。


結局、この大打撃を受け、幹部としてやりたいこともだいぶ制限されてしまった気がします(だいぶ割愛したかもしれませんすみません)。

それにしても、司代くんのブログにあるように、うまくチームを導けなかったのはなぜでしょうか。関東インカレの惨敗は、そのような制約を鑑みても、決して見過ごすことはできません。


ここで一つ、ブロック運営と大きく異なる点を記述させて頂きます。それは人数の多さです。なんや当たり前のことや、と思うかもしれませんが、これが僕の中では大きなギャップとして、最後まで解決できなかったと思っている点です。

人数が多いということは、それだけ様々な価値観が集団に存在します。一つの目標でも、各々で見ている景色は全くの別物でしょう。末端の選手まで、幹部の意志を共有することは相当難しいです。まして、その透明度までも揃えることは困難を極めます。


では、強いチームとはどんな集団でしょうか。もしくは、僕たち慶應義塾體育會競走部は、どのようなチームを目指していけば良いのでしょうか。


まず、できるだけ多くの選手が賛同できるゴール地点を設定する必要があると思います。それは決して、「今後100年繁栄するチーム」ではないと思います。これはもっと規模感の大きいもので、最終的に100年経った後、まあできたな、という感触くらいのものかなと。

どちらにせよ、毎年その1年を死ぬ気で戦っていくのに変わりありません。


具体的に、新幹部では「自己実現」を掲げました。あえて抽象化することで、ゴール地点として多くの選手に該当できるかと思います。しかし、抽象的であるということは、それぞれで具体化する必要があります。そのための1on1です。部員の皆、いかがでしょうか。

まだ自己実現についてピンと来ていない人は、ぜひ上の個人の振り返りを読んで頂けたら、少しはイメージしやすくなるかと思います。

そしてその自己実現のために、競技はどう生きるのか。これからも一緒に考えていきましょう。競技力の向上は、ここに寄与できるものだと思います。

このようにして、とにかく考え続ける、それが慶應義塾體育會競走部の強みであり、今後も目指すべきチーム像であると、個人的には考えております。


共に、「陸の王者」の選手として活躍できるよう、頑張りましょう!!



長距離による競走部への貢献

さて、ここまでの振り返りを通して、だいぶやるべきことが明確になってきていると思います。これを活かし、清水くんのブログにあるように、今後長距離ブロックが、いかにして競走部へ貢献できるかを考えていきます。あくまで、僕個人としての意見を記せたらと思います。


だいたいは、清水くんに同意です。各ブロックがやるべきことを行い、上昇気流を起こして、競走部復活としての「関東インカレ一部残留」を目指すことが必要であると思います。そのために、「結果」を残し続ける。どのブロックでも、ここを目標にやるべきだと思います。


これに加え、長距離ブロックが行う事があります。それは、「自己開示」です。競走部は種目の違う人たちが一つの部活を構成しています。当然そこには、それぞれの特性があって、一概に評価できないというジレンマを抱えています。それゆえ、過程、要は努力量が測れず、最終的にはお互いを理解できないという現象に陥ったりします。


これに対し、結果はたしかに揺るぎない、確実に伝わる指標だと思います。数字は間違いなく皆がわかりますが、ではそれで成長し、勢いあまって孤立するのは競走部への貢献でしょうか。

「俺らはどのブロックよりも標準突破者が多いんだ」、「箱根駅伝は、規模が違うから、そこを目指しているんだすごいだろう」。取り組み自慢の次は、結果自慢になってしまいます。(別に僕らがこう思っているわけではないです)


大切なのは、結果を出すと同時に、周りを巻き込むことです。清水くんのブログにも書いてありましたが、勢いのある他ブロックを見て何も感じない部員はいないと信じています。しかし、そのような選手と共に、レベルアップしていければ、長距離は真に強いチームになれる思いますし、これが競走部に波及すれば、「陸の王者」復活の兆しを得られるでしょう。


そのために、やはり僕らの取り組み、ひいてはその姿勢を見せていく必要があります。これが「自己開示」です。理解されないから、努力だけしていればよいのではありません。鬱陶しがられても、暑苦しがられても、この熱量をぶつけていきましょう。具体的な施策については、今後体現していけたらと思います。


一緒に「陸の王者」として、輝こうではありませんか



それぞれの持つ主義・価値観について

いよいよ、今回のブログの最後の題となります。長いですね笑


これは予選会前まで、長距離ブロック内を何週間か風靡したトピックであります。「実力主義」についてです。

まず定義づけからですかね。

実力主義とは、年齢・性別・学歴などによらず、実際の能力や仕事の成果を重視して評価を決める考え方

だそうです。

この場合の仕事は、僕らでいうと競技でしょうか。そして評価というのは、影響力や立場につながるのでしょうか。

別の言い方だと、「成果主義」とも言われていました。

この「成果主義」はウィキですが、勉強になります。見た感じ、取り入れた企業では廃止されている場合が多いですね笑。まあ、そもそもこの主義は仕事に限られていますね。

そう、スポーツの実力・成果主義は、仕事に用いられるそれとは全くの別物だと思います。スポーツはそもそも結果主義の上にあります。結果が出る者しか、生き残れないためです。

だから、どんな環境にいても、競技をしている以上まず見られるのは結果です。


結果を出すには努力するしかありません。それも、大学スポーツとなれば、生半可なものでは敵いません。私たちが取り組む「競技」とは、頑張ってなんぼの世界です。さらにその上で、「その優先順位をどこまで持ち上げられるか」です。

成功を収めたり、結果を残している選手は、それだけ自分の生活の中で、何かを犠牲にしています。犠牲にして、向き合う時間を増やしているのです。自分が得たいもの=結果、の価値を自らの中で最大限に引き上げ、競技を遥か高い優先順位に設定しています。何の犠牲も無しに成功できるなら、今頃世の中成功者だらけですよ。


僕の場合は勉強であり、就活であり、友達との時間が犠牲の対象です。今挙げたものは、本当に申し訳ないけど、60%も向き合えていないでしょう。

大学生は、何かと何かの両立をできることが最大の楽しみであるでしょうし、醍醐味です。だから大学生失格と言われてもまあしょうがないと思います。


箱根駅伝にチームで出場するということは、そんなに甘いもんじゃないです。毎年視聴率30%前後を叩き出す、スポーツ界でも最強レベルのコンテンツです。簡単なわけないでしょう。

箱根駅伝出場レベルの選手は皆、飲みやスマホ、遊びの時間、その他もろもろ、多くのものを犠牲にしています。そうして、チームを巻き込み、成長しようとしているのです。その行いに対し、その結果に対し、結果が出ていない人、すなわち犠牲にしていない人がとやかく言うのは、お門違いだと思います。


「意見の強さ」にも、話が進んでいました。意見の強い人は、それだけ考えた人なんですよね?これは上の犠牲の話と同様のことを言っていると思います。ことミーティングに関しても、そのように考えたのなら、皆を巻き込むべきだと思います。

ミーティングをする以上、チームとして何かしようとしているのですよね?ならば、チーム皆が、一番考えている人の意見にたどり着くことが理想だと思います。考えている人は、次に、考えていない人を自らが目標とするゴール地点へ連れていくべきではないでしょうか。

他の人の意見が100%、幼稚なものでしょうか。意外なところから、意外な発想が生まれたりしませんか。様々な視点を持つチームだからこそ、1人では浮かばない考えが、得られるのではないでしょうか。


意見が強いから、みんなに聞き入れてもらえない。それで諦めては、もったいないです。考えをおしていくことは悪ではありませんし、むしろみんなの理想なんて、だいたい似てくるものだと思っています。少なくとも僕は、このチームで箱根に出ること以外、理想なんてありません。


少し話がそれましたが、


最後に、それでも結果が出ない人が現れるかもしれません。どうしても、努力していても、頑張っていても報われない人が出てくるかもしれません。基本的に、(努力が報われるのではなく)報われたものが努力であり、(出るのが実力ではなく)出たのが実力だと思っているので、それは何かしらの原因、もっと言えば考え方に問題があると思います。


しかし、そのような人の声ほど、大切にするべきです。なぜなら、みんなそこを通る可能性があるわけで、それはつまり自分の成長・引き出しとして使えるものであるし、それを超えたらその人はものすごく大きくなれるのかもしれないためです。


もう一つ、考える順番があります。

個が強くなり、チームが強くなるのでしょうか。チームが強くなり、個が強くなるのでしょうか。

ここに正解はありません。"同時"が理想です。みんなそれぞれに、作りたいチーム像や、そのプロセスはあると思います。けど、最終ゴール地点は同じなのだから、まあ多少ぶつかっても、そこのところは適宜考えましょう笑


その摩擦が、熱を生み、その熱が、チームの燃える魂となります。

(これ受け売りじゃないよ!思いついた!!ぶつかって、燃えよう!!!)


ここまで書いてみて、僕は結果主義でしょうか。結果至上主義でしょうか。実力主義なんて甘いものでは、ないのかもしれません。もはや自分の主義なんぞわかりません。書いたように、スポーツをする以上結果は必要だし、その過程としての努力は、言うまでもなく必須です。そんなことは皆わかっているでしょう。


僕が言いたいのは、いつもこの話になってしまいますが、

このチームで箱根駅伝に出場したい、ただそれだけです。



ここまで更新遅らせてしまったこと、本当に申し訳ございません。

こんな身で言うのもなんですが、3,4日には1回更新できるくらいに、頑張りましょう!次は僕も即日書きます。


復調気味の輝くん。次お願いします。


#箱根駅伝まで 、あと43日

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