「自分なりに」頑張りました。酒井由吾

こんばんは。酒井です。今考えてる事をただただ書き殴ったものなので、読みにくいかもしれないけど、読んでくれると嬉しいです。

僕は昨年と一昨年と結果が出てない。大学1年生からずっと結果が出せずに今まできている。「自分なりに」頑張ってきたつもりだけど、結果は出ない。「自分なりに」誰よりも競技と向き合い、こだわり抜いたつもりだった。どうしたら効率よく接地ができるのか、どうすれば筋出力が上がるのか、どうすれば跳べるのか、そんなことを「自分なりに」考え抜いてきた。だけど、結果は出てない。それもそのはず、全て「自分なりに」頑張っただけだから。おそらく強豪校の練習に僕が参加したら「お前は大学で何をしてきたんだ?」と間違いなく言われるだろう。「自分なりに」頑張ってきただけで接地技術も筋力も跳躍力も何も伸びてなくて、しかも結果が出てないじゃないかと間違いなく言われる。

今までの僕は「自分なりに」全力で頑張ってきただけ。だけど、「自分なりに」全力で頑張ったとしても僕たちのいる世界では結果は出ない。周囲との競争になるから。周囲よりも頑張る事は当たり前、隣のライバルより頑張るのは当たり前、誰よりも考えて誰よりも行動するのは当たり前、その当たり前の積み重ねで勝負を決める、そんな世界だ。

「僕は自分なりに頑張りました!!!」

なんて言っても、勝てるような世界ではない。「君は確かに頑張ったから東京五輪は優勝させてあげる」そんな甘い話はないし、そんな東京五輪優勝は欲しくない。「自分なりに」頑張っただけで貰える勝利を僕は追い求めてないから。結果を追い求めているのだから頑張るのは当たり前、その上でライバルよりも結果を追い求めて、練習に取り組む。辛い練習に飛び込む事も厭わず、ただただ勝利を追い求めて練習する。これを徹底しなくてはいけない。だけど、僕は「弱い」からそれを徹底できていなかった。「俺は自分なりに頑張った」や「でも。だって。」と言い訳を考えてしまうような時があった、それでは勝てるはずもないし、結果を出せる訳がない。勝者はそんな言い訳なんて言わず、淡々と自分のやるべき事をこなしていくから。

勝者はきっと言い訳なんて考えないだろう。考える暇があるなら、課題点を全て明確にして、改善策を考える。その上で、その改善策を確実に実行しているだろう。「自分なりに」頑張るのではなく、結果を出すために全て洗い出す、結果を出すために取り組むべき事を全て実行する、結果を出すために改善点は全て改善する。それを全てしても結果が出てないなら自分の努力は「自分なりに」頑張っただけだったと認め、結果が出てないなら自分の取り組みを改め、結果が出てないなら他人の指摘に耳を傾ける。勝者はこんな事を結果が出るまで続けているんじゃないだろうか。今からだと遅いかもしれない、だけど僕は全身全霊で取り組む、「自分なりに」頑張ったで終わらず、追い求めた結果が出せるように。


この「自分なりに」頑張りましたという僕みたいな人、競走部に多くないですか。試合の後に、「いやー頑張った」と結果を出せなくてもヘラヘラ笑ってる部員、結果を出せなくても「頑張ったわ」となんとも思ってない部員。そんな部員が多くないですか。まあ主将がそんな状態だったからそりゃあそうですよね。だけど、僕は「自分なりに」頑張ることを卒業する。主将は少なからず、全部員に影響を与えるから。もしこれを読んだ跳躍部員、最初で最後のお願いだからこの「自分なりに」頑張る姿勢を共に、跳躍部員自身も変えてくれないだろうか。跳躍ブロックからその雰囲気を作っていきたい。もちろん、跳躍部員だけが変えるような事はしない。先日、幹部にも「もう一度気を引き締めなきゃいけないんじゃないか」とも伝えた。これから、幹部からもこの姿勢が伝播できるようにする。だから、どうか跳躍部員のみんな共に姿勢を変えて欲しい。

もし、もし、これを読んで「よし私も変える」と思った跳躍部員、先日1on1で書いた、目標までのプロセスをもう一度書き改めて欲しい。提出なんてしなくていいから、書いてみて欲しい。もちろん僕もする。この前、書いた課題点や改善策だけでは足りず、絶対に抜け落ちがあると思う。抜け落ちのある選手は「自分なりに」頑張ってた人だと思う。その抜け落ちを認識して、しかと向き合って、自分の弱さを認め、改善して欲しい。

最後に、もし跳躍部員から共有されてこれを読んだ競走部員がいるのなら。今の競走部の雰囲気、今後の競走部の雰囲気を作るのは自分自身だという事を認識し、今日から「自分なりに」頑張るという姿勢を改めてほしい。結果にこだわって、日々改善を重ねる。この姿勢に変えて欲しい。幹部としても、何かアクションを起こすつもりだが、一人一人の行動変容の方が絶対に部の雰囲気を変えると思う。その部の雰囲気が、周りの選手を焚き付け、部としても上昇していければ嬉しい。そして、その姿勢の選手であったら、他ブロックであっても、その選手と少ししか話してなくても、自然と声が出て、応援してしまうようになっていけば最高だ。

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