こいつらみんな露出狂 〜土浦レイクサイドバイクロア2023 Day2〜
キャンプをしたのだが、テントを建てた記憶がありません。なぜならテントを建てていないからです。
土浦レイクサイドバイクロアも2日目の朝を迎えました。
早朝のキャンプ場にぴったりなお気に入りの曲です
https://www.youtube.com/watch?v=AtnIz4A_teU
*Day1の様子はこちらから
1日目は極寒の泥遊びレースに興じた後にビールタイムを迎え、一口飲んだ瞬間にテント設営の気力は消え失せました。
焚き火を囲みながら朝食を食べていると、周りのテントでも続々と朝活が始まります。待望の晴天の下、バイクロア2日目がぬるっと始まりました。
キャンプ場の朝ってなんであんなに気持ちいいんでしょうか。
そういうクスリが撒かれているとしか思えません。
この日は個人的メインイベントその2、チームラリーが控えています。
ブルーラグのトミー氏が発起人となり集まったスペシャルメンバーでの出走。発起人以外のメンバーは全員初対面というわくわく設定が盛り込まれていました。
レース時間は90分!とりあえず2周したら交代!
前日と打って変わって晴れ渡る空の下、個性剥き出しのメンバー達が前日と変わらない泥地獄のランウェイに繰り出して行きました。
トップバッター アキヤ
にゅーバイクのMASHオールロードに跨る彼はトラックバイクカルチャー仕込みのスピーディな走りでチームを勢いづけました。
レーパンにMASHのジャージ、オークリーのSUTRO、BSBCのソックスなどなど…好みが溢れたスタイリッシュなレーシースタイルがバイクとマッチし過ぎなんですわ。
所有バイクのラインナップについて事情聴取したところ、SURLYのディスクトラッカーにMASHのAC1、veloorangeのポリバレント(本人はママチャリと主張)などを所有している事を供述。
トラクロやろう!MASHスチール買え!!
続いての出走はわたくし。
バイクは前日のモーニングラリーでデビューを飾った、にゅーバイクのCRUST エバージョンライト。
スタート直後に誰も見ていないところでぬるっとコケて泥をすすったのがハイライト。
3人目 ヒロシ
今回の発起人トミー氏のマブダチにして乗り物遊びの達人。
常人離れしたフットワークの軽さを持ち、遊びの誘いを断るのは1000年に1度と言われる彼の愛車はサーリーのストラグラー。
イカしたグリーンは確かオリジナルペイントだったはず。
史上稀に見る泥コースにまっさらな白Tシャツで現れたのは彼だけでした。
トラックバイク乗りとしての経験も豊富な彼だけあってトムソンのステム&シートポストやAARNのチェーンリング、SELLE ITALIAのフライトなどなど、パーツのチョイスにも好みが滲み出ている…マジでナイスバイク。
ラスト出走 トミー
ブルーラグメカニックでありトラックバイク番長。
自分のトラックバイクデビューに際して決定的に背中を押して沼に突き落とした首謀者の1人。
そんな彼の今回のバイクはMASHスチールと思いきや、リリース直後のオリジナルバイクUNVERと思いきや、にゅーばいくのギア付き車体であるBLACK MOUNTAIN CYCLEのモンスタークロス。
リアシングル+フロントダブルのギア構成に「カッコいいから」という理由でレース中も付けっぱなしのzeitgeist‥突っ込みどころを挙げたらキリがない明らかに自転車好きを拗らせている仕様。
快速普段使いバイクに普段着スタイルで跨ると、普段の街中では出してはいけないスピードで爆走していました。
4人でレースを楽しむというシンプルな目的で集められたメンバー。
機材もスタイルも面白いくらいにバラバラでしたが、全員がなんの疑いもなく各々の自転車愛をさらけ出して駆け抜けるレースは気持ちの良いものです。
レースの結果なんてどうでもいい、それより俺の自転車イケてるだろ!?と語っているかのようでした。
ここまで自分の自転車愛とスタイルをさらけ出していれば、もはやどんなに服を着ていても彼らはみんな露出狂なのだ…
木々の間から飛び出してくる露出狂たち…おまわりさん仕事して…
嗚呼、今回の霞ヶ浦も最高にバイクロアである。
走る露出狂と声援を飛ばす露出狂がはしゃぐこと90分。
チームラリーは無事にフィニッシュ。
我々は再びバイクロアでの再開を約束し、それぞれの巣に戻っていくのであった…
霞ヶ浦のバイクロアは他の会場と比べて開催規模やロケーションで若干劣るのではと思われがちだけど、結局のところバイクロアを作るのは会場に集まる人なんだなと改めて感じた今回の遠征。
これは白州のバイクロアも楽しくなる予感しかないな…と思っていたら案の定最高過ぎるパーティーが無事に開催されたのでそれはまたの機会に。
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