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ラテアートは愛情だ

おはようございます。
今日も食日記ご覧頂き、ありがとうございます。

毎日美味しい淹れたての珈琲をドリップしたいけど、なかなか時間のないここ数日。


ラテアートを楽しんだあの休みの日に、どれほどの愛情があったのだろうかと思い知らされました。

そんな食日記です。


今日の食日記

カフェに行って、ラテアートが出てくると、周りの目をキョロキョロと確認しつつ、なんだか特別なサービスをしてもらったような気になる。

僕もスターバックスでアルバイトをしていたことがあるのだが、できて玉ねぎのようなハートが精一杯(提供するときは、まさかハートを作ったなんて絶対にバレてはいけないと。とてもじゃないが平然を繕って渡していたものだ)。

そんな難しさを知っているということもあるのだが、結局のところ、店員さんのご好意なわけで、そんな風なあたたかいサービスをわざわざ作ってくださったのだと思うだけで、今日来た意味があると思うのだ。


もちろん簡単ではないそのラテアート、をさらっとそつなく、何事もなかった顔をして、お待たせしましたーって席に届けてくれる。
何者!?とこんなにもさらりと才能を見せてくるあたりイケメンすぎないか。


そして思うのだ。
わざわざのこの技を発揮してくれるほど、自分が素敵な客だったのではないかと。
そんなサービスをしたくなる相手になれたのだと。

勘違いでも良い。そんな朝が心地よいから。
そんな気になれる自分が好きなだけかもしれないが、それでこそ自分を肯定しラテアートのあるカフェの今を創り出しているのだと思うから。


昼前にどこかラテを飲んで本を読みたいその日。

あたたかい日差しと予定外のあたたかさがあると、足はふらりと町に運ばれ気まぐれな散歩が始まる。
のんびり以上にスタスタと歩くのは、少し寒さが増してきた証拠(歩く速度で四季を感じるスタイル。



今日のお店

高岳駅というのは、閑静な住宅街で、意外にもお店は少ない。ふらりとコーヒースタンドが顔を出すと、寄ってみたくなった。

TRUNK COFFEE の文字。
街行く人々にオープンなお店だ。


カジュアルな赤いオーニングは、集まりやすさを物語っている。

わいわいも、しっとりも、優雅な朝だって待ってましたと用意してくれるんだろうなぁ。

そんなオアシスがあると、たちまち生活は高らかにときめいていく(妄想が先行するのが好き。いいじゃないか、頭の中くらいお花畑に居たい)。


店内を歩けば、明るいビー玉の世界観(伝わりますか)。カラフルにカラフルを重ねるライトにマグカップ。その主張のあるカラフルon the カラフルがこのお店の色になっている。


のんびりとしているのは、外からの空気が横風となってほんのり吹いてくるから。



のんびりしなよって、空気に話しかけられると、そうかな?といつも忙しなさを追いかける僕も、自然と本を開きたくなる。


そんな心地よさがカフェにはあってほしい。

僕は忙しないのを好む。
なかなか自分では休みも取れない。
だからこそ、周りに頼むことにしている(結局のところ、その環境を自分で迎えにいくのだから、自分が選んでいるのだが。まあ、そんなものだろうといつも納得する)。


そのうちにやってきた、カフェラテ。
お待たせしました〜の声に期待感が高まるのは、ここが紛れもなくコーヒースタンドであり、ラテアートを知っているからだ。
そして、ラテアートに値する客になれたと勝手に自信を持ってしまっているからだ。

目に艶やかなラテアート




見事な芸術に、僕がなんとか創り出した玉ねぎ(ハートを目指した)を思い出し、本当に申し訳なる。

先の先まで繊細に描かれたその作品は、筆先を思い出させる鋭さが。
一体何事?



クッキーなんかも買ってみて、ちょっとつけたり、優雅に頂く。

唇に触れた優しいキスは、ほわっときめ細やかに唇に触れる。
ラテアートを通じて、お店から優しいプレゼントをもらったあたたかい気持ちになる。ラテアートの気持ちよいかに。

本を読み、幸せな気持ちになると、きっとお店の方も今嬉しいんだろうなぁとシンクロしているのだから、いらない気遣いだ。
それくらいのホスピタリティをしたつもりでいるのが、また気持ち良いくらいの勘違いだ。


ラテアートはほっこり温もりをくれるのだ。


美味しいひと時に、ごちそうさまでした。
では、また次回。



今日のお店: TRUNK COFFEE(愛知県名古屋市東区泉2丁目28-24)



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暮らしのヒントになれば、と。
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