NZのダイナミックプライシング

POSデータや人工知能の活用で、ホテルや航空券以外の販売にも浸透しそうなダイナミックプライシング。経済の中心オークランドの片隅で、この国のそれを体験しました。

近所のコンビニで4.9NZDで買っていたプロテインバーが、その日は5.0NZD。

$4.9は勘違いだったかな?と、大した差でもないのでスルー。

次の日買ったら$4.9。

また次の日は$5.0。何かおかしい...

味によって価格が違うかもしれないとメーカーサイトを確認すると、味による価格差は無し。1本あたり4.5AUD≒4.8NZDなので、販売価格も妥当です。

生鮮食品の価格が変わらないのに、加工品の価格が変わるって不思議だなぁと思いながら1日空けて買ったら$5.0...ここで気がつく。

レジ担当がテキトーなだけw

ご夫婦が交代で店番をしていて、旦那様がレジを打つときは$4.9、奥様がレジを打つときは$5.0になってました。

ご夫婦の娘さんと私の息子が同じ学校に通っていることを認識しているので、さすがに騙そうとはしにくいはず。4.9って打つの面倒だし気にすんなってノリなんでしょう。

ニュージーランドのお国柄なのか、ご夫婦のnationalityの傾向なのか、単にpersonalityがそうなのか。値札がない商品だとこうなるというのがわかり、レジ前で思わず笑って不思議がられました。

それからは、夕方の夫婦揃ってレジにいるタイミングで買って「2人で値段が違うのなんで?」と聴きたい好奇心と、

拙い英語表現でクレームとして受け止められるのは本意ではないという自制心がせめぎあいながら、毎日タンパク質を補給しています。

最寄りのスーパーでもっと安く売ってるのを発見したから、もうそこで買わないけど。