衰退していくコミュニティを最後まで見続けたいという性癖
悪貨は良貨を駆逐する。
僕が一番好きで嫌いで愛しているが消えてほしい言葉だ。
僕はこの言葉がほとんどすべての物事に適用できると思う、
なぜなら、消えていくもの=良いものだと思っているからだ。
インターネットコミュニティ
僕は18年前の8歳から今までずっとインターネットをやってきた。
その18年の中で大小深浅様々なインターネットコミュニティとも言えるところに属してきた。
インターネットコミュニティというのは非常に儚い、それは生活上必要だから形成されてきた、実社会のコミュニティと違い、
ただ楽しくて、楽しくなりたくて、居心地がよくて集まって形成されてきたからだ。
しかしそれも永遠ではない、コミュニティはいつか衰退するもので、インターネットコミュニティはそれがとても早い。
軸となるコンテンツの風化
インターネットコミュニティの衰退は殆どこれに尽きると言っても良い。
そもそもコミュニティ形成するに至って、コアとなるコンテンツが存在していることがほとんどなのだ。
基本コンテンツというものは、誰かがマネタイズ(収益化)するために作られてきたものであり、収益性の上に成り立っているものが多い。
そして同じコンテンツをずっと運用してきたところで収益性は劣化、風化していく。
そのコアの衰退とともにコミュニティも衰退し始める。
衰退していくコミュニティに残り続ける人たち
僕は恥ずかしながらその一人だ、基本的に未練がましく寂れたコミュニティのログを見ては感傷に浸る。
そしてたまに数少ない残った人たちと、思い出話に花を咲かせながら感傷に浸る。
基本的に生産性とは程遠く、甘い麻薬の残り香を嗅ぐような惨めな習慣だけど、僕はまだ続けると思う最後の一人になるまでは。
今月も、再来月も。
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