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働きながら合格!令和2年度司法書士試験合格者(田端基礎出身)の方の体験談その1。

皆さんこんにちは。田端恵子です。

今日は、令和2年度司法書士試験合格者の方(パーフェクトユニット一発合格田端基礎講座出身)に書いていただいた体験談をシェアします。

今日掲載するM・D様とは、リモートで直接お話もしたのですが、フルで働きながらパーフェクトユニットの講義(択一)を本試験後から年内に1周し、解き直しも細かくこなし、見事合格された素晴らしい方です。現在パーフェクトユニットで学習している受講生の皆さんにも、また、限られた可処分時間で勉強する社会人受験生の皆さんにも、とても参考になると思います!ぜひ読んでみてください^_^

1.はじめに
 私が司法書士という資格を初めて知ったのは、10年前に転職を考えていたときでした。そのときに興味本位で司法書士事務所の補助者に転職しましたが、講座をとってみても一回も受講せず、試験も受けないまま終わったりして、試験勉強とは無縁の生活を送っていました。
 しかし、3年前からこのままではダメだと思い、本格的に試験勉強を開始しました。
 1年目は市販の参考書を使用して独学で勉強をしていましたが、午後の部の択一は基準点に達したものの、午前の部で基準点に1点足りずに足切りで終わりました。
 2年目は仕事が忙しくなり、試験勉強をほとんどしないまま試験をむかえ、1年目よりも大幅に点数を落とし、午前午後ともに足切りとなりました。
 3年目は再びちゃんと勉強しようと思い、基礎講座を受講することにし、田端先生のパーフェクトユニット基礎講座を選択して無事合格することができました。

2.私のとった勉強方法
(1)辰巳の受講講座
  前述のとおり、私は田端先生のパーフェクトユニット基礎講座を選択しました。
  数ある講座の中からパーフェクトユニット講座を選択した理由は3つあります。
  まず1つ目は、講義の1コマが1時間だったことです。働きながらの勉強だったため、平日に3時間の講義+復習をこなす自信がありませんでしたが、本講座では仕事と両立ながらでも受講できるように考えられているので、最後までこなすことができました。
  2つ目は、年内にインプットの講義が全て終わるスケジュールだったことです。よくある基礎講座では春頃までインプット講義があり、アウトプットに使える時間が少なくなると考えたためです。今年はコロナの影響でスケジュールがずれているかもしれませんが(※田端注 2022向けコースも年内に全範囲の配信します!)、早い時期に全ての講義が配信されるため、アウトプット中心の勉強に早い時期から入ることができました。
  3つ目は、テキストと肢別問題集がリンクしていることです。1年目に市販の参考書で勉強していた際、問題集から参考書に戻るときに該当部分を探す作業がもったいないと感じていたからです。本講座の肢別問題集は、テキストの流れに沿って問題が掲載されているため、問題を解いていて間違えたりわからなかったところをテキストに戻る際、すぐ探すことができました。
(2)講師の良かった点
  田端先生は、記憶に残りやすい講義もさることながら、TwitterやYoutubeで時折有益な情報をあげてくれるところがよかったです。特に役に立ったのは「合格カレンダー」で、アルバイト受験生向け、フルタイム受験生向け、専業受験生向けのスケジュール見本がそれぞれ記載されているものです。私はフルタイム受験生でしたが、年内にインプットの講義を一通り終わらせたかったため、アルバイト受験生向けのスケジュール見本をもとにスケジュールを立てていました。スケジュールを立てるのが苦手なため、あらかじめベースとなるスケジュールを提示してもらえるのはとても助かりました。
  また、疑問に思った点をメールで質問してもすぐに先生自らご回答いただけるので、受講生のことをちゃんと考えてくれているのだなと思いました。

(3)択一対策について
  1巡目は、講義を中心にインプットとアウトプットを並行して進めていました。具体的には、①講義を視聴する→②テキストを読み返す→③肢別問題集を解く→④解説を視聴する→⑤間違った部分についてテキストに戻る、を1セットでおこなっていました。2巡目以降は、アウトプットを中心に進めていました。具体的には、③→⑤→②を1セットでおこなっていました。⑤の際は、テキストの該当箇所をマーカーし、さらに付箋を貼っていました。そして、直前期には、付箋の部分のみを繰り返して読み、大丈夫だなと思ったら付箋をはがして最終的には付箋がなくなるまで繰り返しました。
(4)記述対策について
  書式のインプットは、テキストの書式が載っている部分に付箋を貼り、定期的に見るようにしていました。択一対策と同様、大丈夫だなと思ったひな形は付箋をはがし、最終的には付箋がなくなるまで繰り返しました。
記述のアウトプットは、田端先生の記述式必修問題集60をとにかくひたすら繰り返し解きました。1問あたりのボリュームがちょうどよかったため、平日でも毎日続けやすかったです。
記述式必修問題集60はよくある基本的なパターンの問題が掲載されているため、不動産登記法では、連件の流れが身について枠ズレがしにくくなりました。また、商業登記法では、登記の事由の組み合わせのパターンが身について書き漏れることが少なくなり、登記申請することができない事項の判断もすぐ出てくるようになりました。
実際、私は記述対策を記述式必修問題集60のみしかしていませんが、本試験では基準点よりも20点以上の上乗せすることができました。

 (5)択一記述対策全般について
 択一対策と記述対策どちらでも共通することとして、限られた教材を何度も繰り返すことが大切だと思いました。
試験勉強をしていると他の人が利用している予備校や参考書等が魅力的に感じたり、テキストに載っていない部分があると不安を覚えると思いますが、最初に決めた講座と心中するつもりで臨んだ方が良い結果がついてくると感じました。
 (6)模擬試験について
 私は、模擬試験はあくまでペース配分の練習の場と割り切って利用していました。特に午後の部の択一にかける時間と記述にかける時間の配分は、何回かは模擬試験で練習したほうがいいと思います。そのため模擬試験では、午後の部のペース配分がうまくできれば、仮に結果がボロボロでもあまり気にする必要はないかと思います(実際、私の模擬試験の結果はとても合格圏内といえる出来ではありませんでした。)。

3.仕事・学業との両立の苦労
 私はフルタイムで働いており、残業も普通にあったため、とにかく勉強時間の確保に苦労しました。そのため直前期までは、終業後、食事やお風呂等をすませたらすぐに就寝し、3時間後に起きて朝の出勤まで勉強するという生活リズムを続けましたが、今思い返してもかなりきつかったです。しかし、短い期間集中してきつい方が長期間ダラダラと続けるよりは結果的にいいと思ったので頑張ることができました。
 また、通勤中や昼休みなどのすき間時間にも勉強をするようにしていました。同じようにすき間時間で勉強をされている方は、その時に勉強するものを決めておくのが良いかなと思います。私の場合、あまり時間のとれなかった通勤時間は途中でやめても影響のない肢別問題集、1時間ほど時間の取れる昼休みは記述の問題、帰宅後の勉強は講義などと、可処分時間に見合う勉強を割り当てていました。

4.最後に
 司法書士試験は勉強をしないといけない範囲が非常に広いため、合格者でも自分が納得のいく状態で試験に臨める人は少ないと思います。私自身も直前期の仕上がり具合から今年合格するのは難しいかなと思いつつも、出来る限りのことはやろうと思って試験に臨んだ結果、なんとか合格をすることができました。なので、直前期でベストな状態が作れていなくても最後まで諦めずに頑張ることが大切だと思います。最後となりますが、皆様の合格をお祈りしています。

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