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司法書士試験対策は独学か?予備校か?

※この記事は2018-11-22に書いたものを加筆修正したものです

先日の出版記念講演会で、
これから勉強を始めようとしている方も何人かいらっしゃいました。
これから勉強するという方はまず、「独学でいくか?」「予備校の講座を使って勉強するか?」ということで迷われると思います。

田端が受験を決めた時

私は宅建試験に合格して、合格発表から約1か月で司法書士試験の勉強を開始しました。
挑戦するか?は少し考えました。「足を踏み入れていいのかな?」という不安があったので。
でも、独学を考えた瞬間は正直ありません。
最初から、「受験するなら最短で結果を出したい」と考えていたし、
合格率約3パーセントの試験に独学で合格できるほど、自分は賢くないと思っていたからです。
全くの独学だったら、きっと1回では合格できなかったと思います。


予備校の講座を使うメリット

主なメリットは以下でしょうか。
①学習計画を立てやすい
②作業の手間が省ける
③講師等に質問できる

①学習計画を立てやすい
講座の場合、教材の発送や配信のスケジュールが決まっています。
全部で何時間あるのか、いつ配信が終わるのかが明確なので、何をいつくらいまでに勉強すればいいか?を決めやすいです。
計画せずに勉強している方もいるかもしれませんが、個人的には、学習計画とそれを実行していくことが合格には不可欠だと思います。

②作業の手間が省ける
独学の場合、自分で本屋さんに行って教材を揃えるところから始まります。
また、ある程度色々な教材を見るには、資格試験の本を多く取り扱ってる本屋さんに行く必要もあります。
その点、講座を使う場合、講座で使用するテキストは予備校が用意するので、受講を決めてしまえば教材の心配は要りません。
もう一つは、テキストと過去問のリンクができている講座なら、
問題を解いた後に、自分で「これテキストのどこに載ってるんだろう??」といちいち探す手間も省けます。
テキストと過去問のリンクができているかは講座による(※)ので、気になる講座があれば予備校に問い合わせて確認してみてください。
(※)パーフェクトユニットでは、テキストに該当の肢別過去問番号を掲載してリンクしています

③講師等に質問できる
予備校や各講座によりますが、多くの受験生が通信で勉強する今は、質問制度が整っていない講座はありえないです。
講師等に質問できるメリットは、わからない論点がわかるようになることはもちろんなのですが、
「合格への道を踏み外しそうなときにそれを教えてもらえる」ということもあります。
司法書士試験の試験範囲は広く、論点を自分で広げたり、試験的に重要でないところを追いかけたりすると、合格が遠のきます。
問題になっていないところを考え込むなら、過去問の一問でも解いてほしいな、というのが正直なところです。

独学の場合、試験的に重要なのか、そうでないのか?の判断が自分ではつきにくいため、
どうでもいいことで大事な勉強時間を費やしてしまう可能性があります。
その点、質問制度がある講座を利用すれば、そのような論点の質問をした時に、
そこは試験的にはあまり気にしなくていいとか、どうでもいいところだということを伝えてもらえるはずです。

独学のメリット?
独学で司法書士試験の勉強をするメリットとしては、
通常の予備校の講座をとるよりも費用が安く済む点でしょうか。
しかし、短期で合格することを考える場合、
これは本当にメリットと言えるのかな?と思います。
費用を抑えられても、もし何年も合格できずにいるとしたら、それはメリットにはならない。
資格試験は、結果を出すことがすべてだからです。
講座を活用したら一発で解決できるようなこと(ex.論点の質問など)を独学で自分一人でネットで調べるなどして時間を費やすのは、まわり道でもったいないと感じます。
ただ、独学で短期合格している方もいないことはないので、
学習スケジュールの管理などに自信があり、費用も抑えたいという方は、一度独学で勉強をはじめてみればよいと思います。
勉強した箇所の過去問が解ける、論点が理解できている自信があるというのであれば、
独学でやってみてもいいかもしれません。



【動画】
独学でいけますか?という質問について。
https://youtu.be/pjbFpQvMuNg


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