がんばらない子育ての極意
多くの子育ての中のママは
子育てを頑張っている自分を否定する
傾向がある。
「頑張っていますね」
「いえいえ、そんなことはないです」
✅頑張っているけど
まだまだだと思っている。
✅もっと頑張らなきゃと思っている。
今の頑張りじゃ不足だとも思っている。
謙遜ももちろんあるけど
頑張っている自分を知られるのが
恥ずかしいという気持ちもあるのかな。
「いえいえ、そんなことはないです」は
ひとによって意味合いが違うんだよな。
わたしは
頑張っている自分をバレたくないと
思っちゃうかな。
めっちゃ頑張っているんだけど
涼しい顔して
「わたしなんて、何にもしてないですもん」
と言いたい。(ただの見栄っ張り)
学校の期末テストで友達に
「勉強した?」と聞かれて
「全然してないよ~」と言いながら
実は昨晩、めっちゃ頑張って勉強してたみたいな?
頑張って勉強したのに
テストの点数が悪かったらショックだから
「勉強していない」と答えておいた方が
なんとなく安心(なんちゃって)
頑張っても自分が思い描いているような
成果があらわれてないから
頑張ってるなんて言えない、
そんなことあるよね。
子育て相談をしているとね、
つらい話をたくさん吐き出した後に
「お母さん、ひとりでよくここまで
頑張ってきましたね」と声をかけると
今まで我慢していた感情が一気に溢れ出し
涙を流す方がとっても多かったんだ。
いやさ、やっぱり、お母さんは
みんな頑張っているのよ。
そして、我慢もたくさんしてるのよ。
子育てって、誰も認めてくれないないし、
労ってもくれないじゃない。
自分が親になってはじめて
親のありがたみがわかるっていうから
親の苦労子知らず。
もちろん、子どもから感謝されたくて
やってるわけじゃないけど
子どもから感謝されるのはずっと先の話で
なんなら感謝してるよなんて
一生言ってもらえないかもしれない。
だから
頑張るの、やめたくなる。
周りに期待するのもやめたくなる。
「頑張ってるのにうまくいかない人もいれば、
好きにやってるのにうまくいく人がいる。
頑張ってる人が上手くいかないのは
なんでですか?」という問いに
「頑張るからです」
というSNSの投稿を見た。
だから
「子育ては頑張らないほどうまくいく」
っていう論も出てくるのだけど
これは
「頑張ることは悪いこと」みたいな
勘違いが生じるのが言葉の怖いところ。
ひとつ言えることは
「子どもが勉強できない子に育つと
悪いから頑張る」
「子どもの将来が不安だから頑張る」
みたいな
何か不安な気持ちや恐怖で頑張ると
結果、親も子どもも切ないことになる。
だから、余計な頑張りはやめて
楽しんでこーってことなんだと思うのだ。
子育ては正解はない。
育児書はたくさんあるけどね。
育児書通りの子育てができなくて
悩むお母さんもたくさんいたよ。
育児書が自己否定の材料になるなら
読まない方がいいよね。
今は情報過多な時代。
自分で答えを選ぶ力が試されている。
SNSで不安になるなら見ない方がいい。
というわたしも体に不調があると
すぐにググっちゃうけどね。
子育ての講演会で講師の話に感動して
家に帰って実践したら
全然うまくいかなくて愕然したとかさ。
そんなめんどくさい知識をぜんぶ取っ払って
子育ては自分ができることを
子どもにしてあげてたら
あとは空に任せたらいいんだ。
なるようになる。
親ができることって大それたことじゃなくて
子どもの日々のお世話のこと。
子どもの年齢に応じてお世話も変わる。
食事や洗濯など家事全般はスタンダードだけど
保育園の送迎、
小学校になったら習い事のスイミングの送迎やら
高校になったら塾の送迎とか
子どもへの投資も親ができること。
やることやったら、あとは無理しない。
頑張らない。
でも、頑張るってさ、
あの時頑張っていたから、今があるんだ
と思うこともあるじゃない。
だから頑張るのも、もちろんいいんだ!
わたしの大好きな高校野球は
甲子園に行く為に球児は頑張って頑張って
死ぬほど練習するんだけど
頑張ったからと言って
望む結果が来るわけではない。
だけど、その頑張った過程での経験が
また彼らの人生を創っていくんだよね。
だから結果はどうでもいい。
頑張りたくなったら頑張ったらいいし、
疲れたら頑張らないで休んだらいい。
でさでさ、やっぱりさ、
子どもがどう育つかも大事だけど
子どもと過ごせる今をどう過ごすかが
大事なことなんだよね。
子どもとの時間は二度と返ってこないから。
子どもの1年の成長って早いんだよね。
生まれてねんねの赤ちゃんの我が子が
1年経つと歩いているという
スピード早し!
あっという間に
うちの次男坊みたいにさ、
「彼女できたとか、聞かないでくれる?
お母さんはそういうところが
あるから俺は隠したくなる」
と言うような年齢になっちゃうのよね。
(というか、お前から女の子から電話が
あったんだとわたしに教えたんだろが!)
だから
頑張っても
頑張らなくても
どちらでも大丈夫なのだ。
結果にこだわらず
現在進行形の子育てを楽しんで行こ!