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【Story of Life 私の人生】 第96話:社員旅行 〜 1991年まさかのグアム編 Part 2

こんにちは、木原啓子です。
Story of Life 私の人生 

前回は、 第95話:社員旅行 〜 1991年まさかのグアム編 Part 1 をお送りしました。
今日は前回の続き、2日目以降のお話をしようと思います。

2日目は早朝からトローリングに行くことになっており、夜明け前にホテルを出発して、割と大きめなプレジャーボートに乗りました。
カジキ釣りを目指して3時間くらいトローリング航行し、交代でロッドの前に座ってみましたが、最終に釣れたのはシイラ8本で、残念ながらカジキはダメ。
船長さんが、船の上で釣りたてのシイラを1匹捌いてお刺身にしてくれたので、みんなでいただきました。
少し脂身が多いお魚ですが、それなりに美味しかったです。
朝10時前に船を降りて、みんなで朝ごはんを食べに行きましたが、折角だからと「シイラのフライ定食」みたいなものを食べました。

グアムは、ハワイよりもずっと小さい島ということもあり、今回はレンタカーを2台借りることになりました。
社長さんを含めた数人は、午後からゴルフに行きましたが、私を含めた残りの数人は初グアムだったから、島内をドライブして、恋人岬などの名所巡りをしました。
途中で、マクドナルドのドライブスルーを初体験!
1人のお兄さんが、ビッグマック、ポテトLにコーラのLの注文をしたのですが、実際に出てきたサイズにびっくり仰天!
ポテトは大きなカップに山盛り、ドリンクはバケツみたいなカップだったのです。
当時、日本のポテトもドリンクも「Lサイズ」といえば今の「Mサイズ」の大きさだったので、アメリカサイズを目の当たりにした事件?で、実に良い教訓となりました。

3時ごろにホテルに戻り、プールに行くことにしたのですが、ホテルの中にテニスコートがあることを発見!
フロントで聞いてみると、ラケットとボールは貸してくれるとのことで、プールの前にテニスをしようということになり(笑)
「知ってたら、自分のラケットを持ってきたのに!」とブツブツ言いながらも、結局は2時間くらいプレーしましたっけ。

2日目の夕食は、オープン間もなかった「サンドキャッスルシアター」でディナショー。
奇想天外なショーを観ながら、フルコースディナーを堪能しました。
その後、ホテルのバーで二次会をして、この日は終了となりました。

3日目は、朝からココス島に行く予定だったのですが、島が台風で「壊滅状態」と言うことで、予め申し込んでいたツアーがキャンセルになってしまいました。
他にやることは無いので、社長さんが急遽ゴルフ場を2組分予約。
私も「見物人」として、皆さんと一緒に行くことにしました。

私の場合、ゴルフに全く興味がない上に、そもそも左利きだから、レンタルクラブも無いので、ただカートに乗って、皆さんと一緒にコースを回ってみただけ。
社長さんはシングルプレーヤーだったので、それなりに上手だったのですが、他は初心者に毛のはえた程度だから、珍プレーやら迷プレーばかりで、なかなか先に進まない!
イライラしている社長さんと、アタフタしているお兄さん達のギャップがとても可笑しくて、お腹が捩れるくらい大笑いして、楽しく18ホールのプレーを見学させてもらいました。
クラブハウスに戻って、ランチタイム。
レンタカーを運転する人をじゃんけんで選び、皆でビールで乾杯してから、軽く宴会をしました。
ホテルに戻って、ビーチに行ってみましたが、あまりにも暑くてスゴスゴと退散。
プールサイドの傘付きベッドに寝転んで、プール横のバーでカクテルを買ってきて、優雅なリゾート気分を味わいました。

グアム最後の夕食は、何故か韓国焼肉!
グアムには、割と大きな韓国人街があり、有名な焼肉屋さんも沢山ありました。
「グアムに来て、コリアン料理⁈」と思いましたが、割と美味しかったです。
冷麺やビビンバにチゲも頼んで、マッコリも沢山飲んでの大宴会を楽しみました。

翌日の午後の飛行機で帰国することになっていたのですが、隣の席にいた地元の方と意気投合!
色々と話をしていたのですが、この方から「翌朝、ココス島に連れて行ってあげる」と言ってもらい、社長さんが大興奮!
この方は、ダイビング船の船長さんだったのですが、戦争で観光客は来ないし、その上台風で海の態が良くないので、暇だからということでの申し出でした。
社長さんが値段交渉をして、翌日お支払いするということで決着!
ホテルのチェックアウトは11時だったのですが、往復4時間あれば大丈夫ということで、朝7時に言われた港に行くことになりました。

食後は、グアムで一番大きなスーパーマーケット(Kマート)に行き、1時間くらいウロウロして、お土産を買ったりして過ごしてからホテルに戻りました。

そして最終日の朝、レンタカーで港に行き、昨日のおじさんと合流。
社長さんが、代金をお支払いして、ボートに乗船しました。
会社で持っているプレジャーボートよりも、一回りくらい大きな船でしたが、出航から30分位でココス島に上陸しました。
が、島の状況は聞いていた通り、施設は壊滅状態で「これじゃ、ツアーどころじゃないね…」と、一同納得の状態でした。
海に入って、シュノーケリングをしましたが、底にナマコがたくさん居るだけで、他は何も居なかったです。
熱帯魚をイメージしていたのですが、完全にダメージ状態、とても残念でした。

1時間くらい海で遊んで、ボートでグアム島に戻り、10時半ごろにホテルに戻ってシャワーを浴びていると「チェックアウト時間だ」と、フロントから催促の電話が!
大慌てで着替えて、荷物を持ってフロントに降りて、無事にチェックアウト完了しました。
空港でレンタカーを返却して、お迎えのマイクロバスに乗って空港ターミナルへ。
この日は日曜日でしたが、戦争が終わったからなのか、到着便から降りて歩いてくる観光客が、かなり増えていました。

帰りの飛行機は午後1時半に出発し、成田には夕方4時半くらいに着きました。
乗客は、流石に私達10人だけではありませんでしたが、それでも30人も乗っていなかったと思います。
帰りも、近所のお兄さんに家まで送り届けてもらい、7時ごろに帰宅しました。

社長さんの目論見外れのお陰で、わずか4ヶ月の間に、何と2度も海外の社員旅行に行くという、他からみると「呆れてしまう」位、計画性が有るようで無い会社だったなぁと思います。
とはいえ、1日で急遽行くことになってしまったグアム旅行も、社長さんが申し込んでいたプランが「かなりお高め」だったことも相まって、割と優雅で楽しい旅となりました。
欲を言えば、あらかじめ日程を教えておいて欲しかったなぁと、その時は思いましたが、結局グアムには1年半後に同じメンバーで再訪することになります。
2度目のグアム旅行のお話は、後日改めてしようと思います。

そうそう、これを機に、社長さんの頭の中から「年度末の社員旅行」という節税案は消えたらしく、2度とこの案が出ることはありませんでした。
結局、1991年の社員旅行はこのグアム旅行ということとなり、翌年(2度目のグアム)まで1年半もの間、社員旅行は無かったことも付け加えておきます(笑)

〜続く

今日はここまでです。
次回は、第97話:社員旅行 〜 1992年 2度目のグアム編 Part 1 に続きます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう♪

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