見出し画像

【Story of Life 私の人生】 第97話:社員旅行 〜 1992年 2度目のグアム編 Part 1

こんにちは、木原啓子です。
Story of Life 私の人生 
前回は、 第96話:社員旅行 〜 1991年まさかのグアム編 Part 2 をお送りしました。
2回に渡って、社長さんの目論見外れのために、たった1日で急遽行くことになってしまったグアム社員旅行のお話をしたのですが、今になって思えば「4ヶ月の間に2度も海外社員旅行に行く」など、他からみたら「理解不能な部分」がとても多い会社でした。
まぁ言ってみれば、何事も「社長さんが思い立ったら吉日」で全てが決まるという、いわば「ワンマン会社」だった訳です(笑)
特に会社で企画する行事については、「参加しない」とか「断る」という選択肢は一切与えられていませんでしたから、俗にいう「ブラック企業」の一面も見え隠れします。
それでも、社員の皆さんに恵まれ、良い関係を築いていたし、楽しいことの方が圧倒的多かったので、悪い思い出は殆どありません(汗)
この目論見外れのグアム社員旅行のせいで、次の社員旅行は1年半後の1992年9月となり、行き先はまたもやグアム。全く同じメンバーで、2度目のグアム旅行となりました。
今日は、その時のお話をしようと思います。

1992年当時、敬老の日の祝日は、今とは違って毎年9月15日で固定されており、この年は火曜日でした。
ということは、会社を1日休業すれば良いということで、12日土曜日出発、15日火曜日帰国のグアム旅行が決まりました。
この時は、6月後半には日程が決まっているという、この会社にしてはとても珍しい展開(笑)
あまりにも早く日程が決まったので、社員一同逆にビックリしたのですが…
理由は単純で「3ヶ月前に申込むと、ツアー料金が早割で40%割引になる」からでした。

ホテルは、前回と同じくパシフィックスター・ホテルを指定していましたが、どうやら新しいホテルの「居心地の良さ」が社長さんの心をくすぐった模様です。
「今回は2度目だから」ということで、往復の航空券とホテルだけのフリープランを申し込んでいました。
出発までには、かなり日程的な余裕があった(というか、あり過ぎだった)し、フリープランだから何をするかは「自分達で考えて良い」ということになりました。

グアムは2度目なのに、初めて「地球の歩き方」を買って(というか、前回は買う余裕すらなかった)、皆さんと滞在時のプランの相談し始めたのですが…
夕飯は、全員で食べに行くのが「お約束」なので、社長さんに任せておけば良いけれど、問題は「朝食後から夕飯までの間、何をして過ごすか」でした。
何しろ小さい島だから、名所巡りは前回してしまったので、また行く必要なし。
トローリングも、前回やったからもういいや。
ココス島は、島の施設は復旧しているかもしれないけれど、海には「ナマコ」しか居ないし…
うーん、困った!
特に「やりたい」ことが、全く思いつかないのです。
こんな日々が延々と続きましたが、最終的に全員で「イルカウォッチングには行こう」ということになり、前回ココス島に連れて行ってくれた船長さんに、現地で連絡してみることになりました。

社長さんは、イルカ以外はゴルフに行くと決めていたのですが、5人のお兄さん達は「ゴルフのお供」を選択しました。
私を含めた残り4人は、何と「グアムでテニス合宿しよう」ということにしたのでした(爆)
何故そうなったかを、簡単にお話しすると…
当時の私は、まだテニスジャンキー真っ只中の頃で、1992年といえばテニススクールを辞めて「武者修行」をしていた頃です。
また、増員で入社した同僚の1人が、入社当初からの「テニスジャンキー」さん。
となると、休憩時間はもっぱらテニスの話ばかりになっていました。
ジャンキーの彼とは、会社が終わった後に一緒に練習することがよくあったのですが、いつしか、会社の他のお兄さん達も私達の練習に加わるようになっていったのでした。
そのうちに、2人のお兄さんが「テニス熱に毒されて」しまい、この頃になると「軽いテニスジャンキー」患者とになっていたのです(汗)

4人で考えた内容は、こんな感じ。
前回と同じホテルなら、テニスコートは2面ある。
利用料はタダだし、誰も使っていなければいつでもOKで、仮に誰か来たら交代すれば良い。
前回の経験上、グアムは湿気の強い暑さだから、テニスをする人なんてほぼ皆無だから、恐らく好きなだけテニスが出来るに違いない。
飽きたら、ビーチやプールで遊んだり、涼しい部屋でお昼寝すればいいし。
お財布にも優しく、好きなだけテニスが出来るなら最高!
と、こんな感じでした。
ということで、マイラケットにボール、着替えのTシャツと短パンを多めに持っていくことになりました。

そして月日は過ぎていき、いよいよ1年半ぶりのグアム社員旅行の出発の日がやってきました。
前回同様、成田発10時の飛行機なので、家の近いお兄さんにピックアップしてもらい、朝5時に会社に集合して、車3台に分乗して成田に向かいました。
この日は土曜日で、しかも飛び石連休だったこともあるのか、成田空港のターミナルはかなり賑わっており、チェックインカウンターも行列状態で30分以上待たされてしまい…
手荷物検査も、出国審査も大行列で、ウンザリ。
当然、グアム行きの飛行機も満席だったので、フライトアテンダントのお姉さん達のサービスも、通常のエコノミーモードで(笑)
ドリンクは頼まないと貰えません。
誰も「ベロベロ状態」になることもなく、無事にグアムに到着しました。

グアムの入国審査場も大行列で、審査官のお兄さんもウンザリモードで機嫌が悪くて(汗)
改めて1年半前の光景が「いかに異常だった」のか」を、思い知らされた気がしました。

今回はフリープランだから、空港でレンタカーを2台借りて、ホテルに直行しましたが、チェックインが済んだところで時計を見たら、既に夕方5時半になっていました!
「元気があったら、ドッグレース場に行こうか」と話していたのですが、皆さん「疲れちゃったし、早くビールが飲みたい!」ということになり、ドッグレースはあっけなく中止に(笑)
初日の夕食は、タクシーに乗って、ホテルで紹介してもらったBBQのお店に行きました。
前回とは違うお店でしたが、お料理のクォリティはかなり高くて、一同大満足でした!

食後に、前回お世話になった船長さんに社長さんが連絡をし、イルカウオッチングに連れて行ってもらえるかと相談したところ、「(旅行3日目の)月曜ならいいよ」と快諾してもらいました。
大きな楽しみが出来たところで、全員でホテルに戻りました。

こんな感じで2度目のグアム旅行の最初の夜は更けていき、一同、翌日のアクティビティに備えて、爆睡したのでした。
長くなりましたので、この続きは次回お話しようと思います。

〜続く

今日はここまでです。
次回は、第98話:社員旅行 〜 1992年 2度目のグアム編 Part 2 に続きます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?