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あなた自身の前提を知る

連日暑い真夏日が続くメルボルンからこんにちは。
今日はあなた自身の前提と相手の前提を知るというお話です。

例えば、あなたにとって「仕事」とはなんですか?
とお尋ねしたとき、その人の仕事に対する前提を知ることができます。

ずーっと昔、自営業で働くママ友に
「お仕事しなくちゃならないなんてかわいそう」
と言った人がいました。口走ったその方は専業主婦。
うちの夫は高給取りだから、私は働かなくてもいいの。
と言わんばかりの口ぶりに、ぎょっとしたのを覚えています。
その裏には当時の私のとらえ方に専業主婦の夫は高給取り
という思い込みがあったからなのですが、
働けない人もいれば、働きたくない人もいて、
生活保護を受けての無職という人だっているわけです。
良い、悪い、ではなくて、ただ単に無職。
どう捉えるかは自分の前提次第です。

その方は女は家を守るもので外で働くのは男の仕事。
という前提をお持ちの方でした。
かわいそう、、とは余分ですが(笑)
女は家事という仕事をする。
という前提があるのかもしれません。

仕事は大変なものという前提があると
子育てしながら働くのは大変に違いない。
という思いになるだろうし、
汗水たらして働くことは尊い。という前提があると
仕事をしない人は尊敬に値しないという考えになるかもしれません。

あなたにとって仕事とは?
生活のため、お金のためとか、
自分の能力を出す場所、かもしれません。

私にとっての仕事とは「社会貢献」です。
子供たちが幼いときに、
ゴミ収集車のおじさん、ベーカリーのお姉さん、
工場で働くおじいさん、色々な人が
色々な仕事をしてくれて社会は成り立っているんだよ。
だから、色々なお仕事をしてくれる人、ありがたいね。
という話をしながら育てました。
今でも、職業に貴賤はないと思っていますし、
目の前で仕事をする人に感謝していることが多いです。

余談ですが、私の子供たちが小さい時に
お礼がちゃんと言える子と、いろいろなところで褒められました。
当たり前といえば当たり前ですが。
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自分の前提と、相手の前提が違うということを
解っていると、ミスコミュニケーションが少なくなります。
反対に自分の前提のみ(思い込みのみ)
で話すと、攻撃されたように感じたり、
見下されたように感じたりで、不快感でいっぱいになったりするし、
反対に攻撃してしまったり、
なんてことが起こり得ます。

話がかみ合わない時、相手に
あなたにとって○○とはなんですか?
なんて聞いてみると、お互いの前提の違いがわかり
相手を理解しやすくなります。







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