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中年が、なりたかった自分を思い出した話。#14

前回投稿した
「50代の就活は、終活準備だ #13」

主体性がカギだとか
残りの人生、後悔しないように とか
おこがましくも、書きたいだけ書きましたが

じゃあ、自分は?となって
思い出したことがありました。

昔々、10代のころ私は
自分の描いた絵を展示してくれる先を
探してまわっていました。
例えば、おしゃれなブティックとか・・・。
そのビルオーナーの社長に会いに行ったことも。

画力に自信はなかったのに
なんであんなに情熱的に動けたのか?
・・・たぶんLOVE&PIECE精神からだったような。
(恥ずかしい!)

どんな画家になりたかったか、というと
「世界の平和を訴える」画家。

10代当時(40年以上前!)
これに相当するジャンル名が見つからず
(いや、たぶん見つけられなかった)

勝手に「ピースアート」というジャンルを作って
芸短大の卒業制作に展示しました。

モチーフにしたのは
”風が吹くとき”というイギリスの反戦を訴える絵本を
読んで得たインスピレーションを形にしたものです。

「絵」ではなく
発泡スチロールのボードで
テレビ画面枠をたしか16コマくらい作り
その枠の中に、描いた絵を1枚ずつ撮影して印画紙に焼き
テレビ画面枠に1つ1つはめて完成という
手の込んだ、入魂のクラフト作品でした。

その後、自宅が全焼したため
残念ながら、もう目にすることにはできませんが

「どうすれば、みんなが平和について考えてくれるだろう」という
純粋そのものな動機から作られた作品でした。

そんな、純粋な良い子だったのに
なぜか現実は
思い描くものとは異なって

彼氏と駆け落ちして
友人知人親戚まで巻き込んで騒がせたり

その後、母の胃がんが見つかって母が入院し
手術後に亡くなってしまい

さらには、私の運転免許と車購入や
初の就職と重なったりして

画家になろうとしていたなんて
きれいさっぱり忘れて
サラリーマンで全うする道を選んでいました。

今こうして、思い出してみて
一人クスクス笑っています。

それからの私と言えば
東京で立派な社畜となり
来る日も来る日も仕事におぼれ

何度も病気になっては
磁石のように
またデスクへ舞い戻り

どんなに理不尽で不利な状況に置かれようとも
なぜか「これが自分の道」と信じて疑わず
サラリーマン以外の働き方がわからず
とにかく、ずっと働いていました。

50代になってようやく
仕事以外に興味を持つようになり
色々と活動を拡げていたところ

偶然、あの「ピースアート」を
実際に仕事にしている女性たちが沢山いる
ということを知って驚きました。

中でも
「はせくらみゆき」さんという方は
私が想像する斜め上を行っていて
知る人ぞ知る、日本でも超著名な画家。

こんな人いたんだ!という驚きや
憧れを通り越して、もう私には神のような存在です。
https://www.hasekuramiyuki.com/profile-jp

国内外の名だたるコンクールで多数受賞し
英国王立美術家協会名誉会員でもありながら
画家としてだけでなく
科学や経済、量子力学や縄文文化まで幅広く研究され
且つ、作家として活躍されているというスケールの大きさ!

「どうしたら
こんなふうに生きられるんだろう?」と
その理由を少しでも知りたくて

はせくらみゆきさんをチェックするようになりました。
そして先日は
クローズドなセミナーに参加。

そのセミナーテーマは「夏至」でした。
これから新しい時代の流れにのるためには
意識の向け方が重要、とお話されていました。

画家でありながら
目には見えない世界にも造詣が深くて

時には、ほんのひと時でも
人として人を癒したり
イヤなことを忘れさせることもできる人。

このセミナーで
はせくらみゆきさんは自分にとっての
ロールモデルだなあと
改めて認識しました。

これからの時代、フォーカスすべきは
「自分のエネルギーをためること」で
今の生活に必要な現在進行形のコト・モノ・ヒト以外は
全部手放そう、とお話されていました。

(情報も同じ、9割はジャンクで不要)

無駄なことに時間を使ってる暇はないってことですね。

そこに連動する話で
私たちの体は電気と磁気を持っている”水”でできているから
 悪い電磁場のところには行かないほうがよい」とも
お話されていて
これから夏でホラーなお話を聞く機会が増えてきますが
本当はそういうネガティブなスポットは行かないほうが
よいのだそうです。


50代こそ、死ぬときに後悔しない選択を!

はせくらみゆきさんの
クローズドセミナーに参加してみて
改めて私は

大人になってからずっと
他人の価値観で生きて自分を見失って
本当の自分を見て見ぬふりをしてたなと
気づきました。

どんなに傷つこうが
病気になろうが
昇進昇格できるまで自分を鼓舞することが
この社会で生き残る道だと思い込んでたんですよね。

で、年を取ってみれば
大人になって目指したものにもなれず
子供のころに、なりたかったものにも
なれていなかったという・・・。

「死ぬときに後悔したくない!」という
諸先輩方の言葉を耳にするたびに
これこそが今の私のテーマなんじゃ?
と、感じはじめたんですよね。

まだ自分の体が動くうちに

2024年も残り半年。
自分と合致する生き方を
始めておかないと
あっという間に時間切れになってしまう。

というわけで、今がまさに
「中年の危機(ミッドライフ・クライシス)」
真っ只中!らしい(笑)

これってまるで
青年でいう「青春」の一種?
みたいな感覚もあって

こういうときこそ
年齢という社会の定規で自分を観るのではなく

「私の人生」という単位で捉えて
やり残したことがないように
今が点検するタイミングなのかもしれません。

そうすると
就活への立ち向かい方も少し変わりそうな気がしています。

50代のみなさん!
どんなに能天気と言われようとも

自分のために
この人生を、今日という一日を
一瞬一瞬、楽しく明るく照らしながら、過ごしていきましょう!!

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