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インド映画について無知だった台湾好きが『RRR』をご存知になった話。

本日4R目(=RRRを4回目)観てきました。今なら勢いでRRRについて語れそうなので書いてみます。(※書いたのは4R後で、実際にアップしたのは5R後。)

ちなみに、このnoteは台湾についてが主ですが、2割ほど他のことも書いており、今回がその2割です。台湾にハマりまくっている私のオタク気質な部分を自分でも知りたく、なんでこんなにハマってしまったのか書いてみたいと思い、映画を見た後、すぐさまnoteを開きました。

初めての接触は、Twitterで見かけたアカデミー賞について

初めて『RRR』に触れたのは、確かtwitterで流れてきたアカデミー賞の話題についてだったと思います。

【第95回アカデミー賞】にて、歌曲賞を「RRR」が受賞というニュースが流れてきました。インド映画初の快挙ということで、話題だったのだと思います。ナートゥダンスが会場で披露されている様子を動画で何度か見かけました。

この時は「ふーん。すごいなー。歌っている方が主演な人なのかなー」…という感じで終わりました。

ナートゥダンスもYouTubeでチラッと観て「おお!すごい!」で、終わってました。

実際に足を運んだのは、友人の近況報告から

GW前。私をコーチングしてくれている友人から「RRRの応援上映に行ってきてすごく楽しかった!」という出来事のシェアをもらいました。私自身は最近映画も見に行っておらず、合わせて「聞いたことは実行!!」モード。

「映画観に行く」くらいならできるよね…と思って、久しぶりの映画館へ足を運びました。(ちなみに前回はスラムダンクを見て、ものすごく感動した)

運命のGW初日

GWの初日夜。その日(1回目)は訪れました。
休日だから?座席はぎゅうぎゅう。すごいなーとおもいつつ「3時間だからトイレ。。。」と、トイレの心配をしつつ挑んだ夜。

………

エンディング後、パラパラと拍手が起こるのを確認。(これ、マイケルジャクソンの映画見た時以来!!!)

そして私は

「なにこれ…私も拍手したい…!!!」
「いいものを見せてくれて本当にありがとうという気持ち」

感激と感謝しか起こらなくなる。
すごいものを観てしまった。
語りたい!!!!!(オタクだから)
でも語る人がいない!!!

この日、私は寝る間を惜しんでtwitterとyoutubeを見続け、次の週には2R目を決めていました。

「話題のダンスはほんの一要素で、ずっとワクワクが止まらない…!なんか香港映画っぽくてカッコ良いシーンもたくさん…!音楽もめっちゃ良い…!」と興奮が止まらない状態だったけど、実は初見では、人の見分けがつかなかった!お髭の方が誰がほとんどで誰が誰?状態だったので、それを確認するために2R目。そこでやっと、「あ、ここがこうなってるのか…」と内容理解しつつ、ラーマの美しさに目覚めてしまったワタクシ。

帰ってからまたYouTubeを見まくり、チャランさんandタラクさんの過去作品のダンスを見たり、情報収集に勤しんだ。

3R目は友人と行ったのですが、既にインド映画慣れしていた友人は初見から作品に没頭できており、隣で初っ端から感涙していたせいで(初めから内容理解できてるのすごいね…)、隣の私がすごくに冷静に観れた。笑。そしてやっとストーリーの流れに感情を載せることができ、泣いた😭

4R目で、やっとストーリー全体を把握し、ストーリーを純粋に楽しめるように。「ラーマがあんまりにもかわいそうすぎる…😭のに、ダンス負けてあげるって素敵すぎるし、いたずらっぽい笑顔とか…なにこれ…」という、だいぶいろんな妄想が始まってしまっており。

5R目のドルビーシネマでは音楽の美しさと、映像の中の情報量の多さにまた感動。初めて映画で「ああ、終わっちゃう…終わってほしくない…」と思った…。ドルビーシネマのおかげか、いろんなテーマ曲をしっかりと覚える事ができた。

なぜ何度も同じ作品を観るのか

オタク気質ある人はクリエイティブなものを日々観ている。そのため素晴らしい作品に出会った時、監督や俳優さん(アニメの場合はその動きや色、タッチなど)が作品に込めた細部のこだわりや伏線の貼り方の秀逸さに気が付けちゃうから、作品を何度も何度もリピートしては新しい素晴らしさと尊さに気がつき、悶絶することができちゃうのです。

RRRはそれに加えて俳優さんの演技、そして主演の2人の存在感とその2人を輝かせる演出が「美」なので、ずっと観ていられるのです。というのが私の主観。

その作品に出会う人生と出会わない人生

私が現在台湾を仕事にしているのだが、一番初めのきっかけとなったのはやはり映画。『練習曲』と『言えない秘密』でした。この映画がきっかけで台湾に渡ったあと、さらに新たな推しをみつけ台湾に通ってしまい今がある私です。

インド映画はこれから履修していくものだし、台湾とインドへの渡航しやすさを考えると全く違うけど(私にとってインドは別世界すぎる…!!)。そういう意味では、全く持って違う世界観につま先だけでもつけたことは、今後の私の人生にとってすごく意義があることだと思う。


RRRが日本で公開され、映画館で観ることができて本当によかった〜!!!新たな人生の楽しみをありがとう創造神S.S.ラージャマウリ監督〜!!!!!

そしてRRRを通してチャランさんと言う、存在そのものが美しく優しさを湛えた俳優さんに出会えたこと、キュートでクールを兼ね備えたタラクさんという俳優さんに出会えたことにも感謝を!!!!!いろーんな過去作品があるので、これから知ることができることが嬉しいですね。

さらにさらに!語学を勉強している方へはこちらの記事もぜひ!名字幕「ナートゥをご存じか」を作った字幕翻訳の方のお話もとても興味深いですよ。


RRRは日本に新たな「インド映画」の世界への入り口を作った作品。エンタメは、それに出会った人の人生を少なからず、時には大きく人生の舵を切ってしまうくらいの衝撃を与えるものなのです。

これからの日本におけるインド映画の躍進に注目です。

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