シニア世代の起業〜私の場合(2)
2016年の話
辞めることを決め、退職届を出して、退職は8月末に決まりました。
たまっていた有休を消化するため8月は出勤しないことになり、残り2ヶ月で、慌ただしく関係各所に担当者の交代など引き継ぎをしなければなりませんでした。
急な退職で、なんとなく居心地の悪い日々だった気がします。
当時、広報誌を作る仕事もしていて、外注していた会社のライターさんや編集の人たちが、みんなで送別会を開いてくれました。
それは、本当に嬉しかったです。
辞めていく人に親切にしても、その会社にとって、何も利益はないでしょうに、
「私」という人間を送別してくれる、一生懸命仕事して良かったなーと
思った瞬間でした。
ただ、大抵は、退職すると伝えると、「手のひらを返す」ようにさーっと人が引いていく感じでした。
まぁ、仕方ないです。
私の次の担当者が自分の仕事の最優先事項なわけですから。
退職を惜しんでくれる人も、引き留めてくれる人もいましたけど、
時は過ぎていきました。
出勤しなくてよくなった初日の朝、
「しまった!!!寝坊した!!」とガバッと起きました。
で、「あ、行かなくていいんだ」と気がついてものすごくホッとしました。
毎朝、大量のメールチェックから始まっていた仕事でしたけど、
メールを読む必要もない
会議の資料を作らなくてもいいし、会議に出なくていい
これは、ホッとすると言うより、代わりにやってくれているであろう人に
なんとなく申し訳ないなーという気持ちでした。
自宅にいるとなんとなく落ち着かない、そんな感じでしたから、
旅行に行ったり、人と会ったりして時間を過ごしていました。
to be continued
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