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50代で中小企業診断士資格取得って意味あるの?

私の個人的経験から言えば
めちゃくちゃ意味あるし、メリットもたくさんあります。

50歳以上の方が資格取得に挑戦する意義やメリットについて書いてみようと思います。

まず、診断士資格を取得するメリットとしては、キャリアの再構築、専門知識の更新、そして個人的な達成感が挙げられます。これらは、自身のスキルと市場価値を高める上で大きな利点です。

次に、50歳を過ぎると、多くの人が定年を実感します。急に現実的な問題として認識するようになります。この時期に診断士資格の取得を目指すことは、定年後の人生に新たな目標をもたらし、モチベーションの向上につながります。

試験概要:詳細は、中小企業診断協会HPに掲載されています

中小企業診断士になるためには、まず、中小企業診断協会が実施する第1次試験に合格することが必要です。

第1次試験合格後、次の2つのうち、いずれかの方法により、中小企業診断士として登録されます。
(1)中小企業診断協会が実施する第2次試験合格後、実務補習を修了するか、診断実務に従事する。
(2)中小企業基盤整備機構または登録養成機関が実施する養成課程を修了する。

中小企業診断士第1次試験は、
「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理(オペレーション・マネジメント)」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」 の7科目

(1)第2次試験合格後、実務補習を修了するか、診断実務に従事する
第2次試験は、
<筆記試験>試験科目:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅰ~Ⅳの4科目
<口述試験>
第2次試験合格後、実務補習または実務従事(15日以上)

(2)中小企業基盤整備機構または登録養成機関が実施する養成課程を修了する

特筆すべきは、50歳以上の2次試験の合格率の低さです。
令和5年度は
30~39歳 申込者数  2,477人 合格者 546人 合格率 約22%
40~49歳 申込者数  2,528人 合格者 459人 合格率 約18.1%
50~59歳 申込者数  2,002人 合格者 279人 合格率 約13.9%

2次筆記試験合格を目指すだけでなく、登録養成機関の受験も視野にいれるのも一つです。私は、2次試験は受験せず、大学院の登録養成課程に進学しました。結果、大変、良かったと思っています。


年齢を生かした学習方法

暗記力は絶望的に衰えていると考えた方が無難です。若い頃と違って丸暗記するということは全くできないので、自身の経験を関連づけることで理解を深めるなど工夫が必要です。一次試験は、とにかく、他方面の7科目なので効率的に学ぶことが必須です。また、長年培ってきた自己管理の技術があると思いますので、それを活用して効率的な学習計画を立てることができるのではないでしょうか。

メンタルヘルスとストレス管理:

試験勉強中のストレス管理には、勉強仲間を作ることが効果的です。試験勉強は、長期間にわたり、しばしば孤独感を伴う作業です。そのため、時には心が折れそうになることもあります。そうした状況を乗り越える最良の方法は、一緒に勉強する仲間を作ることです。仲間とは必ずしも対面で会う必要はなく、Web上での交流でも十分です。単におしゃべりをするだけでも、大きな励みになります。
私は、月に一回の勉強会に参加していました。

まとめ

自分はもう年だからと年齢を理由にあきらめる必要はありません。年齢は合格に向けての障壁ではないです。大事なことは、一歩踏み出す勇気を持つこと、合格するまで粘り強く続けることです。

50歳以上で中小企業診断士を目指す方の何かヒントになれば幸いです。





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