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夢みるブックデザイン〜非デザイナーがミームデザイン学校に通った話

はじめまして、こんにちは!cowcamo(カウカモ)ウルカモといった不動産仲介サービスなどを生業としている株式会社ツクルバで、DX推進や業務プロダクトマネジメントをしているonokと申します。
ツクルバでは有志によるアドベントカレンダーにチャレンジしておりまして、私は今年個人的に最も奮闘した「非デザイナーがデザイン学校に入学した話」(まだ現在進行形です)について書きます。

このnoteを通して、私と同じように非デザイナーで入学を迷っている方に向けて、こいつでも通えているのだから、自分も通ってみようと感じてもらえましたら幸いです。

はじめに、私のデザインレベル

私は、日常的に仕事や趣味でデザインすることはないし、デザインを専門的に学んだこともないし、もちろんIllustrator使ったことがない、デザイン教養ないづくしの人間です。

ミームデザイン学校とは

私が通うミームデザイン学校は、グラフィックデザイナーの中垣信夫先生が設立した「働く社会人のためのデザイン学校」です。

ミームデザイン学校は2008年に開講して以来、現在まで500人以上が受講したデザインの学校です。週末を利用した週1回のカリキュラム構成で、働きながらデザインの理念や実技を習得できます。

HPより引用
今年の募集パンフ
カッコイイ!

「ベーシックデザイン」と「ブックデザイン」の2つのコースがあり、私は「ブックデザイン」に通っております。学校は約1年間サイクルで、春に入学申し込み、5月頃から毎週土曜日に講座があり、3月に卒業します。
講師は第一線で活躍されている有名な方ばかりです。

今期のブックデザインコース講師
白井敬尚 / 髙岡昌生 / 松田行正 / 羽良多平吉 / 有山達也 / 菊地敦己 / 美篶堂・上島明子 / 水戸部功 / 吉岡秀典
(敬称略・順不同)

ミームは、一方的に授業を聴くだけでなく、手を動かして学ぶ講義が多いのが特徴です。
本日まで全33回の講義のうち、26回まで受講しましたが、たっぷりと手を動かしながらブックデザインに関するあらゆることを学べます。

また、普遍的な学びも多いです。例えば「小さな違和感を見逃すな」だったり「もとのアイデアをこねくり回して作り直すより、一回全部捨ててデザインする」「インプットを大事にしろ」など、デザインを通して普段の仕事でも活かせるようなことがたくさんあります。

装丁家 水戸部功

さて、私の入学のきっかけは大好きな装丁家の水戸部功さんが講師だから、です。

ここで脱線して、水戸部功さんについて紹介させてください。
水戸部さんはタイポグラフィーのみの表現で装丁されてます。
文字のみで表現なのに水戸部さんのデザインだとすぐわかります。
超売れっ子の装丁家で、書店でもよく見かけますし、おそらく水戸部さんの真似だろうなという装丁もよく見かけます。

マジで今でも衝撃を受けてるヤバい装丁
(しかも中身も最高)

ミームのyoutubeチャンネルの水戸部さんの動画も必見です。実際に装丁が出来上がるまでのデザインのプロセスを覗き見することができ、うっとりしてしまいます。
動画の水戸部さんのセリフがしびれます。
「グリッドを敷き始めて揃えるところは揃える。ただの混沌じゃない。システマチックに見せる。”ただのバカじゃないんです”と言う感じにどうしたら持ち込めるか」

非デザイナーが通ってみてどうだったか?

デザイン教養のない私がどうなったかというと…
結論から言うと、デザインの教養がなかった私でも通えていますし、学びが半端ないので入学してよかったと思えています。

ミームでは基礎から教えてくれます。
ただ、Illustratorといったツールの使い方は教えてくれません。
(なお、学校からデザインツールの指定もないです)
もし使うのならば、自分で調べる必要があります。
私は結局イラストレータを途中で使い始め、この本でなんとかしました。

レイアウト&ブックデザインの教科書

そして初めてIllustratorで作ったデザインを恥を忍んで公開します。

名著「悲劇的なデザイン」をテーマにデザインしました
(へんに光っていたり、オビが弛んでいてごめんなさい)

課題の作り方も初期から変遷しまして、はじめは単に紙に手書きで描くだけでしたが、実物を作ってくる他の生徒に影響を受け、印刷屋を教えてもらい入稿して印刷ということもなんとなくできるようになりました👏
(入稿の仕方は先程の書籍にも載っています)

と、調子が良さそう(?)にみえますが、
毎回課題には奮闘しまくりですし、Illustratorの使い方は相変わらずわからないし、ときには自分の出来なさにめげたりもします。

しかしながら!
ミームは優劣を競う場ではないので、まったく気にする必要はないです。

そして、ミームは自分がやりたいところまでやりなさいというスタンスで、講義に出席するのかor欠席するのか、課題をどこまでやるのかorやらないのかは、あなたの好きにやりなさいです。
逆に言うと、だからこそ、授業は全部出る、課題は必ずやる等、自分に一定のルールを課しておかないと、「今回はやらなくてもいっか」の波に飲まれてしまいます。

その他に、ミームの特徴として他の生徒との交流の機会が豊富なことも挙げられます。(なお、交流しないも自由です)
生徒の職業、年齢は多様です。職業はデザイナーが多いようですが、非デザイナーもいます。
しがらみや利害関係がなく上下もない同士でのコミュニティの場は、社会人になるとプライスレスです。

最後に
初回講義で、創立者の中垣先生が贈ってくれた言葉を紹介します。

80になっても、20になっても、私達はいままでの記憶で生きている
いまこのときを大事にすること
その連続。いまを大事にした時間を増やすこと
大事な時間を連続させていくこと

そうだ、いまこのときを大事に、挑戦したいことはためらわずにやろう!
以上です!

ここまで読んでいただきありがとうございました!
弊社ツクルバでは様々な職種の仲間を募集しております。気になった方は是非ともご連絡いただければ幸いです!

そして明日はCEOのhirokiさんの記事です❗お楽しみに🖐

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