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運気を磨く|心を浄化する三つの技法

田坂広志さんの著書
『運気を磨く』

本を開いて最初に飛び込んできたのは、表紙の裏に書いてある下記の文章です。

なぜ、ポジティブ思考が、逆効果になるのか
「良い運気」を引き寄せるため、心の世界をポジティブな想念で満たそうとしても、我々の心の奥深くには、すでに、多くのネガティブな想念が溢れている。そのため、そのネガティブな想念を消すことなく、ただ、ポジティブな想念を持とうとしても、すでに心の中に存在するネガティブの想念の力が、ポジティブな想念の力を打ち消してしまうのである。
 さらに、無理にポジティブな想念を抱こうとすると、我々の心は「双極的な性質」を持っているため、無意識の世界に、逆に、ネガティブな想念が生まれてしまう。そのため、ポジティブ思考は、しばしば逆効果になってしまうのである。

運気を磨く/田坂広志著

ポジティブ思考がいいということが、しっくりこなくもやもやしていました。
なんでも、ポジティブに考えることが良いとか、ネガティブなことは悪いことだという風潮が苦しかったのです。
昨年はとてもきついことがあり、ぐったりしていました。
ネガティブマックスでした。
そんな時にネガティブな自分を責め、ポジティブに考えようとして余計に苦しくなりました。

自分の中のネガティブに向き合って、そのネガティブな思考のくせを少しずつ解消している時だったのです。
ネガティブな思考のもとから、ゆっくりと解決していこうと自己開示をしていきました。

自己開示することで自分のことが理解できてきました。過去の経験や記憶から、無意識にネガティブな思考が暴れだすことがわかると、まぁしょうがないよね。っていろいろなことを受け入れてゆるせるようになりました。

無理やりポジティブに変換しても、心が軽くならなかった理由がわかり安心したのです。

表面的にポジティブな言葉を使ったり、ポジティブな発言をしても、無意識にどんどんネガティブな思考や感情が増えていくだけ。

自分には嘘がつけない。
どんなにポジティブな言葉を選んでも、心がついてこなければ、ネガティブな波動をはなったままです。
素晴らしいアファメーションを唱えても、心から信じていなければ苦しくなります。

田坂広志さんはこの著書の中で、ネガティブな想念を消して、「良い運気」を引き寄せる実践技法を3つ紹介してくれています。

「人生の習慣を改める」
「人生の解釈を変える」
「人生の覚悟を定める」

運気を磨くP.22

この3つの技法により、ネガティブな想念を消していき、ポジティブな想念を持つことが「良い運気」を引き寄せるただ1つの条件。

心の状態と同じものが引き寄せられる

だからポジティブでいることが重要。
このことだけが一人歩きしてしまい、ポジティブ思考がいい。ネガティブ思考は悪いと広まってしまい混乱しているのです。

言葉だけ、ポジティブにしても心の中がポジティブな想念でなければ逆効果になっています。
自分で信じられないポジティブな言葉を発すれば発するほど、無意識の中にネガティブな想念が溜まってしまいます。

田坂広志さんは、人生の習慣、解釈を変えて覚悟することで、今までのネガティブな想念を消していくことが運気を磨いて、いい運気を引き寄せることができると教えてくれています。

私はどんなにポジティブなことを言っていても、心の中で違和感が大きければ、どんどんネガティブが増えていくのを感じていました。
この違和感がもやもやの原因になって、無意識にネガティブな自分を責めてしまっていることがありました。

一つずつ丁寧に、今まで溜めてしまったネガティブな想念を消していこう。
一回読んだだけでは忘れてしまうので、こうしてアウトプットしていこう。

アウトプットすることが簡単にできる時代ってありがたいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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