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「社会のルール」で返り討ちを企む人々

「社会システム」をどう「使う」か、を扱った2作品。

2022/04/22 ㈮ 晴れ @ギンレイホール
*掲載は観賞順

「皮膚を売った男」

「芸術はバクハツだ」は本当だったと実感する度 ★★★★★

実在する現代アーティストをモデルにしているそうで、その発想の自由さがアートなのね、アートって社会倫理とかの既成の枠にはまらないからアートなのよね、と改めて認識させられる。
アートって、コワい、けど興味深い。

社会のルールを飛び越えて主人公は「自由」を手に入れられたのか。

私にとって大事な「自由」はなんだろう。
それを手に入れて守るために必要なことは。


「パーフェクト・ケア」

現代の悪漢に恐怖しながら喝采を送りたくなっちゃう度 ★★★★★

老人を食い物にする悪徳法定後見人の主人公マーラ・グレイソンに、
「最低な女、あんたは鬼じゃ~!」
と激しく憎悪。
同時に、その巧妙なやりくちに、
「(自分、または親の)人生の最後がこんなことになったら、、、ひぃぃ」
と恐怖。
本来、福祉として機能するはずの社会システムを悪用する様子がリアルで、いやー、コワいです。

そんなふうにマイナスの感情から入った主人公の行動を、後半は固唾をのんで見守り、ともすれば「おお、やりよった!」と快哉を叫びそうになる。
どんだけ根性あるのよ、マーラ。
その源泉は「あんな毒親」と吐き捨てた生育環境にあるのか、、、とか浮かぶけれども、そんなものは語られておらず。
でも、こんなモンスターを生み出したのも、またリアルな社会なんだろうな、と考えてしまう。

社会システムの陥穽を描いた悪漢映画、面白かった!



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