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「世界幸福度ランキング」54位は高いの?低いの?

世界の人口が80億人を突破したというニュースが流れました。
国連は今月15日を「80億人の日」と定めたそうです。
そんなニュースとは裏腹に、世界中が少子高齢化という難問を抱え、日本はその最前線を走っていると言われています。
世界人口の増減にアンバランスが生じ、人の幸福感にも影響があるようです。
日本に住む人々は「幸福」を実感しながら生きているのでしょうか。

世界幸福度ランキング

今年3月国連が「世界幸福度ランキング2022」を発表しています。
近年人々の幸福度が、社会的関心事になり、10年前から国連が調査報告するようになりました。
10年目の節目を迎える「幸福度ランキング」ですが、ここ何年も北欧諸国が首位を占めています。
私的にこの国は、今のところ戦争もなく、比較的穏やかな国民性で治安もよく、規律正しく生きてゆくのには不満はありません。
我が国の幸福度がどの程度なのか、気になるところです。

先進国の中でかなり低い幸福度

日本は先進国の中でも「世界幸福度ランキング54位」というかなり低い順位に位置しています。
とは言え、一昨年は62位、昨年56位なので、上昇はしていると言えるでしょう。
しかし、この幸福度の低さは何が原因しているのでしょうか?
くらしやすい環境も整っているし、GDPだって低くない。
常に上位を占める北欧諸国と比較して、どこが違うのか気になります。

「主観的幸福度」が低い日本

「幸福度ランキング」での幸福度は「客観的幸福度」「主観的幸福度」に分けて評価されます。
GDPや健康寿命と言った数字で測れる「客観的幸福度」に対して、充実度や満足度などの個人的評価によるのが「主観的幸福度」というわけです。
日本は「客観的幸福度」は順位が高く「主観的幸福度」がかなり低いようです。
「主観的幸福度」とは、他者への寛容さ(寄付活動やボランティア活動など)や国への信頼度などを指しています。
そう言われると、私にも反省する点が見えてきます。
寄付といえば、Yahoo!メールから案内がくれば、ユニセフに500円、といった具合で積極的ではありません。
国を信頼しているかといわれても、ニュースで知る限り、不安は隠せません。
こんな意識が、幸福度を下げているのでしょうか?

どうすれば日本の幸福度は高くなる?

テレビの報道で、ボランティア活動のために日本中を走る、高齢の男性がよく紹介されます。
ただただ頭が下がるばかりです。
私ときたら「自分をどう生かすか」という課題に追われて「誰かのために自分を活かす」ところまで力が及びません。
食べるに困らない生活ができているのだから、感謝を込めて「寄付」はするべきという思いはあるのですが、500円玉があると貯金箱に入れてしまいます。
「主観的幸福度」を下げているのは自分かと思うほどです。
国を信頼しながら、ボランティア活動や寄付活動に関心が高まれば、日本の幸福度は高くなるのでしょうか?
来年度の「世界幸福度ランキング」が気になるところです。

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