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ゴシップから入る日本史!

#日本史がすき


 歴史は面白い・・・

そう思ったのは、テレビの「大奥」を見てからかな?

それとも、毎日新聞連載の「祇園女御」を読んでからかな?

大奥では、男性にしか興味を持たない家光に、業をにやした春日の局が

当時尼であったお万の方を無理矢理還俗させて 家光の側女にしたのだそ

うで、この衝撃事実には、びっくり!

「祇園女御」は、今は亡き瀬戸内晴美さんの小説で、白川法皇のそばめであ

る主人公を通して、その混沌とした時代を如実に描いていました。

瀬戸内晴美さんは、性描写がリアル!性に興味を持ち始めた頃だったので、

新聞が楽しみだったこと!祇園女御さんより、白川法皇の乱交ぶりにびっく 

り!この時代の皇族は、何でもありだったのだなと納得。

 飛鳥時代の話ですが、額田大君なんて方は、当時の国をけん引する男性2

人に二股かけたわけですから、スケールの大きいゴシップです。和歌を詠ん

で、自ら暴露ですからね!何て、性に対しておおらかな時代だったのでしょ

うか!

 私は、とりわけ女性史が好きで、歴史上の名だたる美人のゴシップには、

興味が沸き起こります!

信長の妹のお市の方は、大変な美人だったそうですか、また多産な方です。

最初の夫、浅井長政との間に、お茶茶・お初・お江の3人の娘をもうけます

が、別に男子も産んだとの説もあります。男子は、信長に処刑されてしまい

ましたけれどね。この時代は、栄養不足で早死にしてしまう人が多かったの

で女性は、ふくよかで子だくさんな方が、美人の条件だったようです。

お茶茶は、秀吉の側室となり、ただ一人子をなしますが、本当かしら?

あまたの側室の中、茶々だけが妊娠って、疑わしくないですか?

お江は、これまた子だくさんで、徳川秀忠の正妻になる前に、すでに前夫と

の間に子をなしていました。そのうえ、秀忠との間に何人もの子供をもうけ

そばめが子を産んだら、嫉妬して殺そうとしたとか?いやぁ、たいした女だ

なぁ・・・結局、小田家の血筋が、お市の方の娘によって、着々と、受つが

れていくわけですね。凄いわ、お市の方!結局、勝ったのは、あなたかも!

 私が、一番好きなのは、常盤御前。ご存じ源義経の母親です。

当時の源氏の大将、源義朝のそばめとなり、今若、乙若、そして牛若(後の

源義経)を産み、源氏没落後は、平清盛のめかけになり女児を産みます。

その後、一条長成に嫁ぎ、一条長成との間に一条能成(長寛2年(1163年)

生)や女子(生誕時期不明)を産んだそうです。

ええっ、凄すぎませんか?

源氏と平家の大将の女(!)となって、子供産んでる美女なんて、

彼女だけでしょう!

子供の頃、絵本でみた常盤御前が三人の子供を連れて、雪の降る中、平家の

追手から逃げ惑う姿が目に焼き付いてます。両方の手に幼子、背に赤子をお

んぶのこの美人 誰なの?

大人になって、色々わかってきたところ、なんとか逃げおおせたあと、常盤

は、自分の母が平家に捕らわれていることを知り、母の命乞いのために、

六波羅に出頭します。源氏の血筋の息子より、名もなき実母の命を優先する     

ところに、私 惚れました!

今でいうところの美少女コンテスト、ぶっちぎり1位を勝ち取った常盤は、

その美貌ゆえに、義朝のそばめとなったのでしょうから、自分の容姿に

絶対の自信をもっていたことでしょう。「あの好色な清盛が、私のような

美しい女を欲しがらぬわけがない」という絶対な自信もあったでしょうが、

衆人の前で、子供もろとも無様な死にざまをさらすかもしれなかったので

す。それでも、彼女はもう逃げきれないと判断して、賭けにでた。そして、

自分の美貌が、平家温存の方針にまさった・・・

清盛さん、 お馬鹿さんですね~。何たって、乳母に頼まれたからって、

頼朝の命を助けてしまったくらいですからね。この方、脇が甘すぎる。平家

滅亡のシナリオ、自分で書いてしまいましたね。

常盤さんは、長生きだったらしく、義経が追討された後も、生き続けます。

私の妄想では、最後の夫長成には、一途に愛され、死ぬ間際に

「権力者なんて、何ほどのものか。ただ、私の美貌に血迷っただけではない

か。時がたてば権力は移ろっていく。長成殿の、私への愛だけは永遠に変

わることのない真実の愛なのだ」と、つぶやくのです。

常盤を演じるのは、もちろん 北川景子さん。現在のとびきりの美女が演じ

ませんとね!

 個人的には、日本美女列伝とか ドラマでやって欲しいですね。

たぐいまれな容姿に恵まれつつも、ただ時代に流されるのではなく、自己の

意思をはっきり貫いた美女たちを、現代の名だたる美女たちに演じて欲しい

です。

 ゴシップから入る歴史・・・いかがでしょうか?
















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