\投票数は前年比263%/創設5年目の"CAMPFIREクラウドファンディングアワード"で担当チームが改良していったこと
🎄この記事は2021年CAMPFIRE Advent Calendarの7日目の記事です。
クラウドファンディングサービスCAMPFIREでデザイナーをしている、塩月(@oshiokeiko)です。
CAMPFIREは、2017年に『CAMPFIREクラウドファンディングアワード』を創設しました。その年に公開されたクラウドファンディングから100プロジェクトを選出し、一般投票をおこないます。その結果を集計しベストクラウドファンディングとして表彰しようというものです。
ちなみに、2021年は12月7日(火)に表彰プロジェクトを発表しました!
今年注目を集めたプロジェクトは何だったのか、気になる方はぜひ見てみてください😊
創設5年目となるCAMPFIREクラウドファンディングアワード。毎年振り返りを行い、課題を解決すべく担当チームで試行錯誤を繰り返してきました。
特に5年目の今年は、昨年から投票期間は短くなったものの投票数は飛躍的に伸び、前年比263%を記録しました。
このnoteでは、投票数を伸ばすために担当チームでどのような施策や改善をおこなったのかをまとめています。
webサービスでキャンペーンや企画物を担当している方々の参考になれば幸いです。
クリエイティブ面での工夫
1.目的と世界観が合っているか意識しよう
CAMPFIREクラウドファンディングアワードは創設して5年目。これまではわかりやすく権威感をクリエイティブで表現していました。しかし、5年目を機にこの世界観を整理してみることに。
世間でもアワード企画はよくおこなわれています。しかし一般の方も自由に投票できるものは少ない。結果を見て「ふ〜ん。」と思うだけじゃなく、参加してもっと楽しんでもらいたい。そこに”権威的””厳かな感じ””高級感”は果たしてマッチしているかな?と考えました。
そこで、明るく楽しいイベント感をだし、参加へのハードルが下がる世界観を表現することにしました。
2.“なぜやるの?”ストーリーを伝えよう
今は”ストーリー”が大事な時代だと言われています。キャンペーンや企画一つとっても、なぜ私たちはそれをやるのか。どういう思いで取り組んでいるのか。は見られています。
特にコロナに振り回された2021年は、どうしても暗いニュースばかりが目立ってしまう年でした。こんな年だからこそ、みんなで多くのチャレンジを振り返りながら讃えあいたい!その思いをきちんとLP上でも表明することにしました。
この文章を載せたから投票数が何%上がった。などは数値としては出ていません。でも私たちが取り組む企画への思いをきちんと発信していくことは、未来のブランドイメージや信頼度を作っていくものだと考えています。
3.参加方法は”簡単さ”をアピールしよう
昨年までは、参加方法を結構長めの文章で羅列して書いてしまっていました…。パッと見難しそう。読むのめんどくさい。と思ってしまいますよね。そこで今年は3ステップで示しました。昨年より『公式アカウントをフォローする』という項目が増えているのですが、確実に簡単になったように見えています。
4.ルールは最初にしっかり示そう
昨年までは、投票エリアの後にキャンペーンの参加方法を提示していました。これだと投票するメリットを十分に理解できない & 投票後にキャンペーンのルールを知ることになり、不満が生まれやすくなります。
そこで、投票エリアの前にキャンペーン情報と参加方法をきちんと示し、ルールを把握した上で投票ボタンを押せるように構成を変更しました。
マーケティング面での工夫
1.関わる人みんなが盛り上がれる工夫をしよう
投票対象となったプロジェクトオーナーさんから「自分のプロジェクトに投票してもらえるようSNSで発信したい!」というお声がけを数多く頂いていました。しかし、投票ボタンはアワードLP上にしかなく、プロジェクトオーナーさんが自身のプロジェクトへ投票を訴えかけても、投票しようとアワードLPに訪れた人は100プロジェクトの中から探し出さないといけない…という、ジレンマを抱えていました。
そこで、個別のプロジェクトページにも投票ボタンを設置することに。
これにより、プロジェクトオーナーさんは自分のプロジェクトページをSNSでシェアすればよく、投票したい人も迷うことなく投票ボタンを押せるようになりました。
2.景品を複数にしてみよう
行動経済学の中に”選択肢を広げることで市民権を得る”というものがあります。
これまで投票してくれた方への景品は1種類でした。1種類の選択肢は、”投票する””投票しない”という思考を生み出します。しかし複数の選択肢を用意すると”どれがいいかな”という思考に変わり、”投票しない”選択をする方が減るのでは?と考えました。
2021年アワードでは、方向性の異なる景品を3種類用意し、2種類はクラウドファンディングで人気だったリターン品をチョイス。当選した方にクラウドファンディングの魅力を伝える良い機会にもなりました。
3.モチベーションを上げて、ハードルを下げよう
これまで、景品の当選結果は投票期間が終わった後にTwitterのDMで当選者のみに通知を行なっていました。
投票と結果がすぐに結びつかないため、投票へのモチベーションが上がりにくいのでは?と考えインスタントウィンを導入することに。
投票のモチベーションは上がり、毎日投票できる仕様にしたことで投票のハードルは下がり、結果投票数の増加につながりました。
4.目にとまる機会を増やそう
2021年アワードでは、2020年に比べてバナーの数を増やし露出を強化しました。クリエイティブもグラデーションで目に留まりやすいようにしています。
最後に
いかがでしたか?その他にも小さな工夫は沢山あるのですが、代表的なものをいくつかまとめてみました。
ちなみに、CAMPFIREクラウドファンディアワード2021では、リアルな授賞式も開催しました。(動画は12月中旬に特設ページで配信予定)ぜひチェックしてみてくださいね!
2021年CAMPFIRE Advent Calendar では、25日まで毎日記事がアップされていきます。こちらもぜひぜひチェックを〜🎄
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