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プレゼントしたくなる絵本

きのう、昨年に続いて2回目のブックサンタに参加しました。初めてこの内容を知った時から大賛成で、すぐに本屋さんに行った昨年。自己満足なのかもしれない。でも、子どもたちに夢を持って欲しい、そんな思いでプレゼントの本を選びました。

そしてきのう、夢を見ることができる絵本、と思って今年のブックサンタ2024に選んだのがコレ。

かばんうりのガラゴ


バムとケロシリーズの作者である島田ゆかさんの絵本です。

ガラゴは たびする かばんやです。
いつも みぎとひだり いろのちがう くつをはいて
てくてく てくてく かばんを うってあるきます。

右左で色の違う手袋を編んだことのある私は、
共感しまくりでもう、最初の場面からガラゴの虜

モデルはアイアイかしら?と思われる、大きなおめめをしたガラゴは森の中を、かばんを売って歩きます。

最初のお客さんはぶよぶよの子犬。

「ひとりっこだから きょうだいがほしいの」
と いうと
ガラゴのしっぽに かぷり!

ガラゴは きょうだいは もっていないので
かわりに いぬのかたちの
かばんを とりだしました。

出てきたのは3匹のかばんの兄弟

色んなのお客さんとこんな感じで、様々なかばんを売って歩きます。
お客さんは代わりに、お礼の何かを置いていきます。
この子犬がくれたお礼はクレヨン。

ちょうど はたのもじが きえかかっていたので
クレヨンで かきなおすことにしました。

文字は「ガラゴのかばん」


このお話しの中でいちばん私が欲しくなったかばんはこんな登場。

「いつでも おちゃがのめる かばんは あるかしら」

ぞうの注文

取り出したかばんは、やかんの形。

かばんのなかには ティーカップやポットが はいっていて いつでも すきなだけ おちゃがのめます。

なんと電熱式のコンロまでついてるかばん

ガラゴと2人でお腹がパンパンになるまでお茶会をしたぞうが置いていったお礼は、耳にさげていた、りんご飴。りんごの形の入れ物の中にたくさんのりんご飴が詰まっています。こんなもの耳にさげていたなんて!笑


✩.*˚✩.*˚✩.*˚

楽しいんです。
次々とお客さんの望みを叶えてしまうガラゴ。

そんなガラゴのベッドは、いつも持ち歩いているかばん。かばんを開くと、ガラゴがおさまらないかも、というぐらいの大きさのお部屋があって、置き時計や歯ブラシ、歯磨き粉に花瓶に生けたお花まであって。

もう不思議なんです。

どこに入ってたの?これ?
え?どうしていぬのかばんが歩いてるの?
ライオンのたてがみが、かばん?
ほかにも
おたまじゃくしと水を入れると音を奏でるかばん。
歌ったり踊ったりしてくれる楽しいかばん。

とにかく楽しい夢が溢れるかばんたち。

よくよく見ると、色んなところにかわいい、楽しいものが隠れていて。見つけてうきうきしちゃって。もう隅々まで見たくなる絵本なんです。

島田ゆかさんの世界。素敵です。

そんな本をサンタになって贈りました。
誰に届くかな?
たくさん楽しんでくれたらいいな。




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