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3月13日 WBCレポート メキシコvsアメリカ(サンドバルvsトラウト)より

さて、昨日のレポートでも何度も紹介していたように、エンゼルスファンが今日最も注目するべきゲームは、プールCのメキシコvsアメリカでした。サンドバルvsトラウトの1戦。2人の対戦をしっかりと振り返った上で、エンゼルスのメンバーの成績を見てみましょう。

1. サンドバルvsトラウト!

・ネビン監督も観戦に

大谷vsトラウトと同様、かなり前から注目を浴びていた、サンドバルvsトラウトの対決。エンゼルスのネビン監督も、これを楽しみにしていたようで、

そして、本当に来ておられました!

インタビューの翻訳
質問「トラウトとサンドバル、どっちがベスト?」

ネビン監督「とにかく2人が怪我しないことだけ祈ってるよ(笑)」

とのことで、ネビン監督らしいお言葉。突発的なインタビューにも、直接的な答えを避けつつしっかり対応されてるところに、優しさを感じます。選手たちからも信頼の厚い監督ですが、今日、この場に来てくれているということからも、その理由がわかりますね。

ネビン監督が、WBCに参加する選手たちに送った言葉は、こちらの記事で取り上げています↓)

・サンディvsトラウティ 第1打席 

早速ですが、この対戦、2人ともガチでした。中継で見ている限りは、笑いかけるような仕草も見られず、いかにも本気の対戦。

サンディは初球カーブで入った後、外高めのストレートでいきなり追い込みます。その後は、カウント1-2から、あえてトラウトの好きな低めで勝負!スライダーを完璧な高さから曲げて、三振を奪います。

・サンディvsトラウティ 第2打席 

第1打席が三振だったこともあり、トラウトも相当燃えていたであろう第2打席。サンディも打たれまいと意識が強かったのか、初球から3球続けてボールと制球が乱れます。

が、そこからストレートをファウル、そして、スライダーを先ほど三振に取ったのと同じコース・インローに4球続けます。トラウトもファウルで粘って、フルカウントから迎えた9球目。結果は…

意表をつくインハイの直球で、トラウトは手が出なかった(解説の川崎宗則さん曰く差し込まれた)最高のボールでしたが、主審の手は残念ながら上がらず。ボール判定で四球となってしまいました。

四球にはなってしまいましたが、3-0のカウントからきっちり持ち直したサンディ。今シーズン、大谷翔平選手に続く左のエースとして、期待がより高まるようなトラウトとの2打席の対決でした。

2. エンゼルスメンバーの成績

・サンドバル

トラウトとの対戦は、1奪三振に1四球だったサンディ。本日の成績としては、3イニングを投げて被安打2で1失点、2四球に2奪三振という結果でした。

ドジャースの4番のウィル・スミスが8番。昨年のナショナルリーグ首位打者のメッツのマクニールが9番を打つ、アメリカの最強打線が相手であったことを考えると、十分すぎる素晴らしいピッチングだったと思います

サンディが良いリズムを作ってくれたので、メキシコの打線も勢いに乗って4回までで7得点。サンディが降りる前に、大量得点を取ることができました。

今シーズンは、サンディにとっては長いイニングが投げられるかどうかがキーになってくると思います。このWBCでも、良い調整にするだけではなく、ナイスピッチングで勢いをつけて、シーズンに入ってほしいです!


・トラウト

サンディとの対戦ではヒットが出なかったトラウトですが、第3打席には、WBC公式戦の初安打が出ます!

訳 : 「トラウトが打った!チームUSAのキャプテンが、メキシコ相手の6回にシングルヒットです。さすがマイキー、イイね!」

このバッティングには、Jスポーツ解説の川崎宗則さんも、「さすがキャプテン、わかってますよね。こういうバッティング。」「詰まってはいるんですけど、明らかに(シフトで開いている)セカンドの方を狙っていましたよね。普段のシーズンでは考えられないようなバッティングをしていますね。さすがです、マイク・トラウト。」

と褒めておられました。第4打席では、再度四球を選んで、今日は出塁を3度記録したトラウト。明日のカナダ戦では、長打が出ることも期待したいです!


・ループ

さて、追加招集という形でアメリカ代表のチームに入ったループにも、登板機会が回ってきました。先頭打者に早速のシングルヒットをあびて、その後、三振→シングルヒット→三振→サードフライ。得点圏は迎えるものの、なんとか1イニングを投げて無失点という結果でした(ホッ)。

三振は2つとも空振りの三振で、良いボールが行っていましたが、やはりループがランナーを溜める展開になるとドキドキしてしまうのがエンゼルスファンの性。今シーズンは、ピッチクロックにも対応しなければいけない中で、できる限りクリーンなイニングを投げていって欲しいなぁと切に願います。

また、ループに関してはこんな興味深いお話も見つけました。


訳 : 「ループが、WBCのチームに参加するようにとネビン監督から電話を受けた際、ループはトレードされたと思った」

そんな事があったとは、、という感じですよね。本人としても、昨シーズンの成績からはそうなる可能性もあると思っていたということになるのでしょうか。今年こそは、一昨年のメッツでの活躍(防御率0点台)に近いような活躍を、もう一度見せて欲しいものです。


おわりに


本日の記事も、読んでいただいてありがとうございました!エンゼルスのメンバーに注目して書いたので、メキシコ代表の大勝利に特に触れていませんでしたが、メキシコ代表、素晴らしいパフォーマンスでした。そして、何度も言いますが、その流れを作ったのは先発だったサンドバルだと思います。アメリカ代表だけでなく、メキシコ代表にも、日本のファンとしては警戒が必要になってきそうですね!KK

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高山恵佳(KK)
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