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「片付け」も「生き様」?〜整理収納アドバイザーとのお片付け〜
私は片付けが苦手です。
子供の頃から、兄の部屋はいつも整理整頓されてきれいなのに私の部屋はごちゃごちゃしていて、「女の子なのに・・・」と我ながら恥ずかしく思っていました。
2020年11月に戸建てに引っ越して約2年。
ありがたいことにマンションに比べると収納が多く、子供の物やら何やらバンバン物が増えて行ってもまぁなんとかしまう(隠す?)ことはできているので、だましだまし放置していたのですが、収納が多いことで逆に断捨離ができないという問題も生じてきました。
物が無尽蔵に増えていく。必要な物がすぐ出て来ない。不必要なものも家のあちこちに溜まっていく。
そんな状態から脱したくて、ついに意を決して断捨離をするために、友人の整理収納アドバイザーにお願いをして、第一歩を踏み出すことにしました。
誰にお願いするか
片付けをするにあたって、独自でやる自信が無かった私は専門家に依頼することにしたのですが、最近はときめく片付けで有名なこんまりメソッドや、家事代行サービスの中で整理整頓してもらうものもありますが、今回は、GLOBIS時代の友人であり、以前勉強会で整理収納の講義もしてくださった、石川真樹さんにお願いすることにしました。
石川さんは大手製造業で全社変革プロジェクトなどに従事しながら、副業では整理収納アドバイザーの知識を応用し、モノやデータの片付けを実践するビジネス整理収納術の勉強会や講座を開催したり、家庭内の片付けのコンサルティングを請け負ったりしている方です。整理収納アドバイザー1級の他、企業内整理収納マネジャーという資格も持っていらっしゃいます。(※石川さんのインスタはこちら)
以前の勉強会の内容がわかりやすくて面白かったのと、旧友として久しぶりにお会いしたいという思いもあったのでご依頼することにしました。
整理収納アドバイザーとは?
整理収納アドバイザーとは特定非営利法人ハウスキーピング協会が認定している資格のようで、石川さん曰く、実は整理収納アドバイザーというのは論理的で、理論とかフレームワークのオンパレード。MBAとの親和性も高いし、メソッド学べば自分でできるようになるとの由。
事前のヒアリング&軽くレクチャーして頂く中で
・Zoningが大事。何をする場所か、動線も含めて考える
・必要なものと不必要な物がわかれている状態にする
・難易度の低いところから始めた方が良い
というポイントを教えて頂き、今回は、事前ヒアリングをオンラインでして頂いた上で、一番気になっていた、リビングの収納の中の整理をお願いすることにしました。
“選択”にはエネルギーがいる
先ずやったのは、収納の中にあるものを全て出して、「必要なもの」と「不要なもの」に分けること。
私は比較的迷いが少なく判断が早い方だったようで、あらかじめ準備していたレジャーシート上にどんどん要る、要らない、と判断して分けていきました。
この要・不要を分けるだけでも1時間くらいはかかったのですが、これが、、、かなり疲れる!!
作業としてはずっと座ってやっているし、体をそんなに使っているわけではないのですが、脳で要る要らないの判断をするのに、結構なエネルギーを消費しているみたいなんですね。
石川さんに、「選択するというのすごく疲れるんですよ。だから、大事な仕事がある時とかはあまり整理整頓はおススメしません。」と言われて、なるほど、と思いました。
経営者・リーダーの仕事は判断・決断をすることだと言われますが、日常のちょっとしたものの要不要を判断するだけでもこれだけ疲れるのだから、企業の経営陣は日常的に本当に疲れることを沢山こなしているんだなー、と改めて重みを感じました。
結果
Beforeの写真はごちゃごちゃで恥ずかしすぎて撮っていないですが、Afterとしては写真の通り。
元々は色んなものをすぐに突っ込んで隠してしまっていたのでごちゃごちゃと要らないものや子供のおもちゃも紛れ込んだりして沢山入っていたのですが、Afterは基本的には書類+コード類のみを入れる場所にしました。
中の仕切りも無印良品で同じ高さのファイルボックスを揃え、書類の分類を決めてラベリングし、見た目的にもとてもスッキリきれいになりましたし、必要な書類を必要なタイミングで探せるようになりました!
また、自分で片付ける力がついたため、また別の場所の収納も自分たちで整理。同じく無印良品で同じ大きさの収納ボックスを沢山買ってきて、どこに何を入れるかしっかり決めた上で整理ができました。(一番下の段はまだ改善の余地あり。。。)
片付けは生き様
今回整理収納する中で石川さんに理論やフレームワークも教えて頂きながら作業を進めたわけですが、一番印象に残った言葉は、「片付けは生き様」という一言。
家の中のどの場所でどのように過ごしたいのか。
家族と過ごし団らんしたいのか、仕事で集中したいのか。
お客様を沢山呼びたいからちょっとしたものがすぐにささっと片付けられる方が良いとか、リビングのテーブルで仕事をすることもあるから仕事の物を入れる場所も確保しておきたいとか。
理論のベースはありつつ、正解は決まっているわけではなく、一人ひとり違うやり方がある。
その人の思いや生き様に合わせたベストな方法を一緒に探していくのが整理収納アドバイザーの仕事なんだなー、と思いました。
また、自分も「片付けが苦手」という自分に対する固定観念が強くありましたが、正解があるものではなく生き様なんだ!と思うと、自分らしく・自分と家族が心地よくできる空間を作っていくために整理していくのが少し楽しみになったような気もします。
今回は家の中の本当に一部をしっかりと整理しただけですが、今後時間をかけていろんな場所を徐々に整理していきたいと思いました!
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