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神楽坂景観塾 05

第5回ゲストレクチャラー
クリマ 環境色彩計画事務所
加藤幸枝 Yukie Kato
1968年生まれ。色彩計画家・カラープランニングコーポレーションクリマ・取締役。
武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒後、日本における環境色彩計画の第一人者、吉田愼悟氏に師事。トータルな色彩調和の取れた空間・環境づくりを目標に、建築の内外装を始め、ランドスケープ・土木・照明デザインをつなぐ環境色彩デザインを専門としている。
色彩の現象性の探求や造形・空間と色彩との関係性の構築を専門とし、色彩計画の実務と並行し、色彩を用いた演習やワークショップ等の企画・運営、各種団体の要請に応じレクチャー・講演会等も行っている。近年は景観法の策定に併せ、全国各地で策定された景観計画(色彩基準)の運用を円滑に行なうための活動(景観アドバイザー、景観審議会委員等)にも従事している。2011年より山梨県景観アドバイザー、2014年より東京都景観審議会委員・東京都景観審議会専門部会委員、2017年より東京都屋外広告物審議会委員等を務める。


前半は加藤さんに『環境色彩計画とは』についてレクチャーを頂き、後半は参加者からの質問を募集し議論を重ねました。以下、レクチャー及び議論の内容についてレポートします。


レクチャー『環境色彩計画とは』

加藤さんからのレクチャーは大きく、
・色彩との関わり
・人との関わり
についての2セクションに分かれていました。

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−はじめに

 はじめに自己紹介として、現在どういった立場でお仕事をされているのかという事をお話し頂きました。加藤さんは有限会社クリマで「色彩計画家」として活動をされていらっしゃいます。クリマは都市規模からインテリアデザインに至る幅広い分野で、色彩・素材マネジメントを行なっている色彩計画事務所です。業務としては、デベロッパーや行政、設計事務所等から仕事を受けていらっしゃるそうで、クリマでのお仕事を”本業”とされています。
 会社の代表である吉田愼悟さんが大学の教授をされている(※R01年度に退官)ご関係で、加藤さん自身も大学の非常勤講師をされたり、景観アドザイザーや審議会の委員といったお仕事も増えたそうです。


−色彩との関わり

 色彩に興味を持ったきっかけは、師匠である吉田愼悟さんがフランスのカラリスト、ジャン・フィリップ・ランクロ氏の所に研究留学に行かれ、その様子を大学の講義で見聞きしたことだそうです。ランクロ氏はフランスの地域を巡るうちに、『地域には地域の色がある』という事を発見されたそうで、その土地の色を採集するフィールドワークを行なっていたとお話頂きました。場所によって、建物や街並みが異なるという事は、その土地の材料や技法に左右されるからであるという点が魅力的だと感じられたそうです。
 ランクロ氏は調査したデータから地域のカラーパレットを作成し、そこから色を展開していくという手法を確立されていたそうです。それは、その土地にある色を使う事で自ずと、新しい計画も地域に馴染んでいくという理論のもと組み立てられているとご紹介頂き、その考えは現在の仕事の手がかりになっていると仰っていました。

 ランクロ氏の色彩の地理学は自然素材や伝統に基づくものでしたが、加藤さんが入社した当時は、ちょうど顔料が台頭し、まちの色彩環境も大きく変化していく時期だったと言います。そのため、ランクロ氏の手法をそのまま使う事は出来ないと思うようになったそうです。

 会社が中目黒ということで、目黒川沿いを歩かれることも多いということなのですが、その際に橋の色が気になることが多々あると仰っていました。塗り替えられた時に以前よりも鮮やかな色になっていたりするそうで、区役所の方に話を伺うと以前と同じ色で塗り替えたと回答されたそうです。そもそもその色に決めた経緯や記録はないケースがほとんどで、土木の担当者の多くは以前と同じにするという方が多いそうです。公共空間を扱う場合、慣習で決定されることに疑問を持ち、方法論をしっかりと確立しなければいけないと感じるようになったそうです。


−人との関わり

 いいデザインのものを作れば社会は変わると思っている一方で、相手が分かってくれる言葉で話さなければ伝わらないと痛感したと仰っていました。今回は、①対非専門家、②対地域、③対設計やデザインを専門としないクライアント、④自分とどう向き合っているかについてご紹介頂きました。


−対非専門家

 対非専門家の場合は、明るさと鮮やかさを抑えるという事に尽きると仰っていました。国土交通省が制定した「景観に配慮した道路附属物等整備ガイドライン」の中で明るさ鮮やかさを抑えた地色が推奨色として展開され、景観法策定以降は急速に普及し、街路空間が大きく変わった印象があるとお話頂きました。環境の中で背景で良いとされるものがあることは、専門教育を受けていなくても誰でも理解できると思っているとお話された上で、全体的に鮮やかで明るい場所を絞って地と図を明確にすることを対非専門家の方には話していくそうです。


−対地域

 色の面白い点でもありマイナスでもある、色だけでどれほど雰囲気が変わるのかという事を初めに示し、その状況を見た上で数を減らす、デザインを変えるという段階を意識していると仰っていました。

 山梨県のお仕事では、世界文化遺産登録に向けた屋外広告物の改善計画書の作成に協力されたそうです。その際も、まず始めに色だけでどう変わるかという事を示しながら、目立つ目立たないではなく周辺環境の中でどの程度視認出来るかどうかという事を検証しつつ、サイズダウンについても検討していくという段階的な方法で進めたことをご紹介頂きました。

 環境色彩デザインのヒエラルキーと言ってよく使われるのが地と図の関係だそうですが、図が引き立つ為には地が必要であると仰っていました。何かの見え方が決まる時には、その周りの色んな事が影響するので、単体で判断するのではなく周りとの関係で判断することを心がけているとお話下さいました。

 色は感覚や好み、センスだと言われることが多いそうなのですが、この色であることの理由があると理詰めで組み立てて説明すれば納得して貰えるという事を入社当時教えられたと言います。しかし、その事が分かるまで10年くらいかかったそうで、仕事をするうちに根拠や理由が分かるようになったとお話頂きました。


−対クライアント

 現在、実務としての仕事は団地の改修がとても多いそうです。ある時期は、老朽化した団地を建て替えて家賃収入をあげていくことが主流だったそうですが、住宅整備にかけられるコストが抑えられていく中、改修に力を入れる方向にシフトされたとご紹介頂きました。外壁の修繕は約20年単位で計画される為、必ず塗装をし直すチャンスがあると言います。

 調査をして現況の色を測り、現況がどうなっているかを一覧で分かるようにするそうです。住棟どうし、駅や小学校との関係、面的な緑との向き合い方など全体的な関係性の中で団地の色をどう決めるか解いていくとお話頂きました。
 認知症の方にとってデザインや色が違う事でものが認識できるという研究データがあるそうで、全ての住棟を同じにするのではなく、自分の家だと認識できるように色やサインを計画することを意識しているとご紹介頂きました。

 色んな検討をフロー化する事を心掛けているそうですが、その際にロジカルシンキングを大事になさっているとお話頂きました。ある答えがあった時に、そこから最初の問いにたどり着けるかどうかがポイントだとご説明頂きました。
 とにかく資料は一覧化する事、実際のデザインを見せる前に方法を見せる事をされているそうです。色だけでなくサイン計画も徹底的にシステムから構築し組み合わせるそうですが、それには明確な理由があるそうです。例えば、団地の改修が全住棟ではなく、一部の住棟のみ発注された場合、全体の配色システムを構築しておく事で後の改修が他の会社に発注されたとしても、システムを継承してくれるからだと言います。アクセントを入れるか入れないか、といった様に初めからデザインを提案してしまうと、どちらが良いかという議論で終わってしまうが、パターンが必要な理由やその色が選ばれた理由などのシステムから先に提示する事できちんとした議論が可能になるとお話頂きました。


−対自分

 デザイナーとして仕事をしている上で、なるべく自分で決定をしない事決定を遅らせる事を意識しているとお話頂きました。ご自身の中では、最初からどの色にすればいいかはすぐに読めてしまうので、それを形にする事はとても簡単な事だと言います。

 当たり前に対してどう問いを作れるかという事を意識されているそうで、それは街を歩いている時にみる舗装のブロックやレジャーでお馴染みのブルーシートなどにも疑問をなげかけているとお話頂きました。インターロッキングのブロックは3色展開されている物を見かけますが、その由来は自然からだと感じる事は出来ても、実際の自然は3色でもなければ形も違うというギャップを埋めたいと仰っていました。立ち止まって考える事で、いつもある事、これしかないと思っている事を疑いながら仕事をしたいと仰っていました。

 色が何であるのかという事を解明したい、私たちと関わる環境や景観、風景と色彩学がどう関係性を持っているかを知りたいとお話頂きました。ある波長のものを多くの人が心地よいと感じる原理を大事にしたいとされた上で、やはり頼りにしているのは色彩の調和だと仰っていました。


ディスカッション

 ここからは、レクチャーを受け寄せられた質問や疑問を元に議論された内容について記しました。(ディスカッション内容は会場も含めた文章となっています)

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−相手に理解してもらう

“相手によって伝え方を変える事はいざやってみようとすると難しく、とても技術のいる事だと思います。相手によって伝え方を変えることが大事だと思ったきっかけがあれば、お話を伺いたいです。”

話を聞いて欲しかったら相手の話を聞かないといけないと思いました。相手が何を考えているかを考えてアプローチしなければ、立場の違う人とは話が出来ないと仕事をする中で分かりました。

”そのための理詰めなのでしょうか?”

特に、理工系の方に向けては理屈がいるので、なぜかと聞かれた時に答えられる事が自分を支えてくれているなと思います。


−ストライクゾーン

“実際にデザインの仕事している人は分かると思うのですが、理詰めである程度の所までいけても、最後まではいけないのではないでしょうか? ”

ある所まで理屈が通ってさえいれば、最後どちらかはどちらでも良いと思っています。私はストライクゾーンと言っているのですが、クライアントが真ん中を選んでも内角低めを選んでも、その中で理屈が成り立って入ればどちらでも良いと思います。

“今日のお話の中で、答えは見えていると仰っていましたが、その答えとは違う結末を迎える事はありますか。”

そうですね、それもストライクゾーンから大きく外れなければ良いと思いますし、お金を出すクライアントが決めてくれれば良いと思います。

“はじめに正解が分かるという事は、感覚を理論化していくのか、自分が理論化していった経験から正解がわかるのか、どちらでしょうか。”

感覚を理論化していく、が近いと思います。私には色彩学という学問があって、なぜこれが良いかという事は調和論など裏付けとしてバックボーンがあります。良いと思った事を数学の証明みたいにあきらかにしていく事をやっているのだと思います。


−色の面白さを伝える

“加藤さん自身が考えを共有する所まで来て、色の面白さを伝えられる人を増やしたいと思いますか?加藤さんの理詰めスタイルを広げたいと思いますか?”

私が特別なものを持っているわけではなく、ずっとやってきたから分かるというだけなので、組み合わせで見える事など蓄積してきた事は皆さんでも出来ると思います。

“それはどちらかと言うと、横に広げていくという事だと思いますが、弟子を育てるといった縦に広げていく事はどう考えていますか?”

現在、事務所にいるスタッフは自分たちからやりたいと言ってきた人が多いので、もしやってみたいという人がいれば是非...!


−システムにこだわる

“色の決め方や判断など、直感で動いている事をシステム化しているのはロジカルシンキングの影響ですか?”

姉がマーケティング専門でAIを扱っているのですが、彼女からすると感覚を言語化してという流れがバカっぽく見えるそうで、言っている事は正しいのになぜ証明できないのかと言われ、ロジカルシンキングの本を渡されて読みました。

“それはMATECOとも関連しているのでしょうか?”

(MATECOの)勉強会は2012年からやっていますが、東日本大震災で災害公営住宅など新しく作られるものがたくさんあって、それが決まっていくプロセスも分かっていたので、色の選定に困る局面がある事は分かっていました。公営住宅ならではの塗装仕上げなど、そういった状況で自分がなにかしたいというよりかは、関係者の方がその局面に出会った時に自分の職能を役立てて欲しいという思いがありました。

システム化することで画一化が進み、個性を潰してしまうことはないのでしょうか。

個性が何かにもよりますが、少なくとも30年近くやってきてアイデアが出ないとか答えが出ないとかそういった事はないです。それはある範囲の中でシステムを作っていて、それが足かせになってしまうという事はないです。システムがあるくらいではそんなに簡単に画一的にはならない、出来ないと思います。

“それは逆に広まっていく時に、システムが目的化する事に対してはどう思いますか。”

他の人がやったときにシステム化することで満足してしまうという事はあり得ると思います。

景観配慮色は、国交省の推奨色があることによって、環境省の方が道路を茶色にして景観配慮色だと言っている話などを聞くととても残念だと思います。

“プロの方はそこの手がかりにしたくてコツを知りたいと思っていそうですが。”

例えば街を歩いている時にインターロッキングの事などを考えていて、明度であったり、どうなると気持ち良いかみたいな事を考えていて、出来ればそれを言語化したいと思っています。担当者の方に景観配慮色にしておけばいいですよね、と言われた時に周りの環境をみてもっと合う色がありませんかと言葉を返す事が出来るのは、日々見ている事が影響しているかなと思います。


−アートと汎用性

“インプットが影響すると思いますが、加藤さんはアートがお好きですよね。普段の風景とは逆で解像度の上げ下げみたいな事が関係してくると思うのですがどうですか。”

アートに関しては色んな役割があると思いますが、唯一無二のものである、という点にひかれているのだと思っています。建築なども作品と呼ぶ事に憧れはありますが、自分の仕事は作品とは1mmも思ったことがありません。作品を作る人へのリスペクトや憧れが根底にあって、掘り下げ方が深さで行くと地球の裏側までいくくらい掘り下げるアーティストはしていくので、そこに近づきたいとも思いますし、汎用性とか持続性とかを大事にしてしまう所をアートでバランス取るという事はあるかもしれないです。

“そのバランスってとても難しくて大事だと思うのですが、仕事という面だとシステム、汎用性に引っ張られるとおもうのでアートでバランスを取ると言う事は腑に落ちました。”


−関係を読み解く

“今一番やるべき事、色彩が社会に出来る事は何ですか?”

これから社会に出ていく皆さんにとっては、環境全体をコーディネートするという目線で捉える事が大きな武器になると思います。この地域には何が適しているのかといった読み解く力は必要だと思います。

日本では埋立地などもともとの色が弱いケースがありますがどうすれば良いのでしょうか?”

もともと弱い場合でも、現況があります。周辺の通りや関係する一皮は色を測りますが、新興住宅地にも傾向があります。それに対して同調するのか、規模によっては主張するのか、読み解いたものとどう関係性を作るのかという事が大事だと思います。


エビデンス重視だと言いながら、趣味や感情で決まっている事が多いのではないでしょうか。”

景観協議に全く応じなかったり、という事があるのですが、その時に思い出すのがまず諦めろという言葉で、そこからどう這い上がるかという事で、言う事を聞いてくれない事業者や個人に対して私は負けてしまうかもしれないけど、社会の動きで意識を変えていくことができれば良いなと思います。


−もう少しヒントを下さい

“設計された色彩とできたもので乖離する場合はありますか?”

ある時期から自分たちが検証して見本を見ていく中で、出来上がったものは確認でしかないなと思うようになりました。最近はフォトモンタージュを作成したりもするので、途中からはもう最後の出来上がりがどうなるか分かっています。

私は真逆で、デザインをしても最後に現場で出来上がるものがイメージと違かったりします。良くする為に現場に通う事はしますが、だめだった事もあり次に生かそうとは思いますが...。


“素材によって時間経過で質感が異なると思いますが、どうお考えでしょうか?”

それを見越して決める時には、明るさと鮮やかさを抑えめにと言う結論に至ります。特に塗料の場合は外気の影響を受けやすいので、微妙な範囲で迷った時やどちらかで悩んだ時は、その点を意識しています。


“季節もありますから、自然色の調査は難しいと思いますが、そこはどうすれば良いのでしょうか?”

例えば奈義町では四季で定点観測をしましたが、季節の変化を見るのであれば一年で4回ポイントで追えば効果的だと思います。

“自然の色をグラフにする時は点ではなく、もわっとした面で表現しているかと思いますが、その表現も建築とかと区別をつけているのでしょうか。”

そうですね。


−これからの景観

“建築で彩度の高い時期があった様に、テクノロジーの進歩によって色彩環境も変わると思いますが、それ以外の技術革新で影響を与えた例はありますか?”

思いつくのは2つあり、1つはサッシです。樹脂サッシが普及しつつある中で、外側も白くなっているものが出来る様になり、建築家の方を悩ませていたサッシの色合わない問題がクリア出来る可能性は高くなると思います。もう1つはどこまで現実味があるかは分からないが、デジタルサイネージの屋外広告物が壁一面に投影されるようになったり、投影面がなくても出来るようになったり、ファサードが動くという事も考えられます。

そうなれば特に繁華街では変わりそうですね。


“屋外広告物は奇抜なものが多くあり、私たちはそれに慣れてしまっていると思いますが、それについてどうお考えでしょうか。”

屋外広告物は景観を構成する一部なので、それについては巻き込まれてしまったと思っています。奇抜なものが何がなんでもよくないわけではなく、環境に合わせ良いものを作っていくなど、モデル事例を増やしていく事は大事だと思います。


−最後に

“当たり前を当たり前でなくする為にはどうすれば良いでしょうか?”

子供の頃から感受性豊かな子であった訳ではなく、きっかけは違和感でした。何故これはこうなっているのか、という感情が大きく、万物に興味がある訳ではないので、自分の中で違和感を感じた事と色が直結しやすかったのかなと思います。


“市ヶ谷・飯田橋の印象はどうですか?”

新宿などもそうですが、駅に近い場所はほとんど広告が景観を作っています。それを剥がした時、外壁の基調色を測るとほとんどが白っぽい色に集中します。どこの街か分からないと思います。


“今日のお話でも出てきたピンクマンションといった物は、今はどう評価しますか。”

あれから20年近くが経って少し考え方が変わった事は、カラフルなマンション村があったらそれはそれで良いと思います。テーマパーク的にエリアの中で郡となっていれば街並みになると思うので、その可能性は捨ててはいけないなと思います。ただ、ピンクマンションの場合は長年蓄積されてきた良好な住宅街の中で出てきたものなので、突出していることに違いはないと思います。


“都市を見て色を変えたいものはありますか?”

そう言われると困ってしまいますね。やはり景観協議をする側で苦労するのは高層の低明度色のマンションです。民間の事業者が大規模なプロジェクトでエリアの特性を作っていく事は評価されている事例も多いですし、場所場所の特性に合わせていくよう、もう少し歩み寄って欲しいと思います。


“仕事をしていてつらいこと、嬉しいことはありますか?”

(あると言えばありますが)あんまりないと思います。最近思ったのですが、長く続けてきた事をどこかで見てみて、買ってくれる人がいるのだなと。私が30年間色の事で悩んで実践してきた事が人に伝わるようになった事が嬉しいです。

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  第5回神楽坂景観塾には学生から社会人まで幅広い世代と分野の方にご参加頂き、活発な議論が行えたのではないでしょうか。加藤さんからはご自身のお仕事について赤裸々に語って頂きました。具体的な提案ではなくどう理論立てていかに他人に決定させる方向にもっていくかという、非常に面白いお話を頂き、ありがとうございました。

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