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ハグルマソウのこと

鉱植物の品種改良をしていた時代があったというのを皆様はご存じでしょうか。
ハグルマソウもその一つで、産業革命のさなかひっそりと作られてなかば捨てられるように野性化した鉱植物だそうです。

名前の通り歯車を作るために土中の金属を好んで蓄える鉱植物を品種改良したもので、根の部分には歯車の形をした塊茎があり、これを研磨することで歯車として用いる事が出来たそうです。
ただかなり問題点があったようで、歯数が合わなかったり大きさの調整が難しかったり季節や気温に左右されたり根との接点を削るのに労力が要るので結局実用化には至らなかったようです。

しかしそんなハグルマソウを再び研究して改良しようという動きがあります。
それは重金属などに汚染された土壌の改良に使ってみようという試みです。
まだ大きな成果は挙がっていませんがこれからに注目していきたいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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