慶応大学の前野隆司先生の講演、「幸福学×コーチング」に参加しました(日本コーチ協会神奈川チャプター主催)。

前野先生のお話をお聴きするのは久しぶりでしたが、お聴きしているだけで幸せになるような素晴らしいお話でした。

前野先生は、幸せの4つの因子を提唱されています。

その中の一つに、「つながりと感謝」があります。

色々なことに感謝することで幸福度が増すのです。

例えば、日常使っている様々な物に感謝するというお話がありました。

お風呂から上がって体を拭くとき、きちんと水を吸ってくれるタオルに感謝するのです。

大げさに聞こえるかも知れませんが、この気持ち、とても良く分かります。

私は物を大切に使いたいという気持ちが強く、傷むまでとことん使い倒します。

毎日使っている物達には、自分の生活を支えてくれている仲間のようないとおしさを感じていますので、良く理解できるのだと思います。

日々の生活を丁寧に送るということに通じるものがあります。

今の時代は、物も情報もあふれていて、便利な状況であるのが当たり前になっています。

私が子供の頃は、飲食店もまだまだ少なく、外食というのはとてもわくわくする出来事だった気がしますが、今では日常生活の一コマです。

そのため、特に若い人には、色々なことが当たり前で感謝しにくく、将来が良い世の中になると考えている人が少ないように思えます。

このことについて、前野先生に質問したところ、年齢が上の世代が幸せに暮らしていれば、若い人達も幸せになるのではないかというヒントを頂きました。

自分自身が幸せでいること、これは私達世代の大きな役割でもあるのだなと改めて感じた次第です。

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