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当社、設立から6年を迎えました!

先日「7月7日」、当社設立から6年を迎えました。

●この6年を振り返ってみる

「まだ6年」だとは理解しつつも、自分で言うのもなんですが、「へっぽこ社長」ゆえ、崖っぷちばかりの連続(笑)だったので、6年とはいえ、よくここまで会社を存続できたな、というのが今のぼくの率直な感想です。

会社設立日を覚えやすい「7月7日」にしたこともあり、毎年この日を迎えると、設立から今までを振り返り、
 ▷自分で自分をちょっと褒めてあげる
 ▷周囲の皆さんに感謝する
 ▷もう1年だけ頑張ってみよう、と自分に言い聞かせる

ことをする日と決めています。

なので、今年も設立からこの6年を振り返ってみました。

※毎年、目黒の「とんき」で美味いとんかつを食べながら、一人で振り返ることが定番だったのですが、今年はコロナの影響で日本帰国できないため、写真だけ楽しみます!

総論は、達成感を味わったこと、嬉しかったこと、も少しはあったけど、全体を通じると、「つらいこと、しんどいことが多い6年だったな」、です。

●一番のピンチ

過去を振り返るとき、真っ先に思い出すのは、
当社一番のピンチだった「会社の銀行口座残高20,000円、個人の貯金残高20,000円」になったときのことです。

本当に焦ったし、あれこれとにかく必死で考えるけど解決策思い付かず、一体これから先どうなるのかまったく見通せず、不安だらけで、つらくてしんどい毎日でした。
もう終わりかな、とも思ってたし。

今思えば、あの状況をよく乗り越えられたな、って自分でも不思議に思う。
今後、もしうちの会社が爆発的に大きくなることがあったら、「残高40,000円のこと」は、本のネタとして使いまくるしかないと思ってます。

ピンチの時って、人って冷静な判断、対応ができなくなるんですね。←これはピンチの時は気づいてなくて、その後しばらくしてからあの時って冷静じゃなかったと気づくもの、ということを身をもって学べました。

当時のぼくの異常な言動(笑)の一部をご紹介します。

夜ベッドに横になっても、不安だらけでいろいろ考えてしまい、まったく眠れないんですよね。で、体疲れさせたら眠れるんちゃうかと思って、夜中2-3時から家の周りを延々ととにかく小走りしてました。

悲壮感漂う中年が、一人でブツブツ言いながら夜な夜な徘徊、しかも夏だったので毎日汗だくで。
ほんとただの怪しいおっさん(笑)。当時よく通報されなかったなと思う。

●起業してよかったこと

つらいこと、しんどいことが多い起業してからの6年でしたが、それでも起業して良かったと思えることがあります。
それは以下2点を経験できたことです。

①最終意思決定を繰り返ししてきた
②数字(業績)に責任を持ってきた

この2点って、「会社員」と「経営者」の大きな違いの部分だとぼくは思っていますし、今後、どこでどんな仕事をすることになっても、この2つの経験は大いに役立つだろうとも思っています。
それほど良い経験でした。

ぼくは、会社員時代、自社のPLも把握してなかったし、上司の意思決定に対して不満ばかりを言っていました。
「どうやって会社経費で全国へ出張するか」、「得意先との食事の領収書をどうやって会社に回すか」、ということに時間を費やしてましたが、そこで培った能力は起業してからはまったく役に立ちませんでした。
(まぁ、当たり前ですよね笑)

自分への反省になりますが、もっと若い時から、財務のこと、意思決定に必要な情報の取捨選択方法等を勉強して、経験していたらよかったと本当に思います。

なので、若い会社員の皆さんには「上記2点を経験できる環境に身をおくこと」をお勧めします!

●感謝

今は当社はぼく一人のみ在籍の小さな会社です。
しかし数年前には、こんな当社で働いてくれるスタッフがいましたし、また当社の株を買ってくれ、人的・経済的サポートをしてくれる会社がありました。
その方々には本当に感謝していますし、皆さんの期待に応えられず、会社を大きく拡大できなかったことを本当に申し訳なく思っています。
今後、何かの形でお返ししますので。

●まとめ

今ぼくは中国で「アウトレットモールの開発・運営をしている会社」に入り込んでコンサル業務を行っています。
中国の流通・小売業界はコロナの影響から完全に復活し、経済回復を遂げています。その状況にも後押しされ、現在当社は安定した売上・利益を確保できています。
決して全てがうまくいっているわけではありませんが、コロナ禍で売上がある現状には本当に感謝しています。
「売上がある」ことって、心の安定に繋がりますしね。

ということで、まとめると、
起業して6年、つらいこと、しんどいことが多く、今も決して順調ではないけれど、「もう1年、頑張ってみよう」と思った、設立日でした。

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↑7月の寧波、最高の天気
とにかく、前を向いて、一歩ずつやっていこう。

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