昨日8月14日、中国は七夕(七夕节)でした。「寧波」市内の様子をレポート
日本で「七夕」と言えば、「7月7日」ですよね。
中国は旧暦を使用しているため毎年日にちが変わります。今年の中国の「七夕」は昨日、8月14日でした。
中国の「七夕」は、今は恋人同士のイベントになっているので、今日は街の様子をレポートします。
●七夕について
まず「七夕」について少しおさらいをしましょう。
中国では「七夕节」と呼びます。
日本では「短冊に願い事を書いて笹に飾る」という風習が今も残っていますね。中国ではこういった「短冊・笹」という風習はまったくありません。
ネットで調べると、
「七夕」の起源はなんと中国なんですね。
もともとは、「織物の名手であった織姫にあやかって、裁縫や刺繍といった芸事がうまくなることを願って始まったお祭り」なんだそうです。
(いやー、まったく知りませんでした。)
●現在の中国の「七夕」
現在、中国では「七夕节」は「バレンタインデー」とも呼ばれ、昔のお祭りの名残などまったくなく、ただの恋人同士のイベントと化していて、
男性から女性に、花束(紅いバラ)やプレゼントを贈ったり、映画を見たり、食事したりして過ごす習慣が定着しています。
※googleカレンダーでは「Chinese Valentine's Day」と表示されるほど、恋人同士のイベントであることは浸透しているようですね。
当社のアウトレットもそうですが、商業・小売関係者からすると、「七夕节」はプレゼント需要が高まるので、売上が取れる商機となっています。
ということで、「中国の若者カップルの過ごし方を見てみたい」というただのおじさんの好奇心と、「寧波中心部の商業施設のイベント内容の実査」を兼ね、「寧波」市内をウキウキウォチングしてきましたので、その状況をレポートします。
●天一広場(寧波中心部)
週末になると若者が集まる「寧波」の中心地と言われているのが「天一広場」です。この日も多くの人で賑わっていました。
各商業施設が買い物をしてくれたお客様に花束をプレゼントしていたり、臨時で花屋さんがあちこちに出店しているので、花束を持ったカップルを多く見かけます。
多くの人が花束を持っている光景っていいですね。
日本だと花束を持って歩くのってちょっと照れくさいですよね。花束持ってる人を見かけると、「送別会かな、異動するのかな、転職するのかな」と思ってしまいますもんね。
中国では七夕のイベントとして花束を贈るということが定着していて、多くの方が花束を持って歩いていたので、とてもいいなと個人的に思いました。
●和義大道(同じく寧波中心部)
「天一広場」の道路を挟んで北側に位置するのが「和義大道」です。
「寧波阪急」がOPENする前まで、寧波で唯一のラグジュアリーモールでした。
「和義大道も多くの人で賑わっていました。
カップルで撮影できるスポットも設置。
LV、Cartierは入店待ちの列ができるほど。みんなプレゼントを買うのかな?
河沿いに面するレストランでは、カップル用に座席がこんな仕様になっていました。
さすがにおじさん1人でここに座る勇気はありません笑
●老外滩
天一広場から北へ15分ほど歩いたところに「老外滩」というエリアがあります。ここは上海の「外滩」を模して作られたと言われているエリアで(といっても上海の「外滩」に比べると規模は1/20〜1/30ほどのサイズですが。。)、Barが多く、夜は外国人や若者で賑わっています。
18時頃に訪れたので、まだこの時間帯は人は少なかったです。
お店の人に聞いたら、いつも21時以降が人が多くなるとのことでした。
●まとめ
中国の「七夕节」の寧波中心部は若者、家族連れでとても賑わっている1日でした。
カップルだけでなく、すでに結婚している夫婦でも一緒に食事をしたり、プレゼントをしたりする習慣があるそうで、人気のレストランはいつも以上に大混雑でした。
余談ですが、
中国に駐在している日本人で、KTV(キャバクラ)やスナックに頻繁に通ってる方々は、今日はあちこちのお店からお声がかかって、大変多忙で、かつお金をいっぱい使う1日なんだそうです。(笑)
ぼくはそういう店に行く習慣がないので、実態はよくわかりませんけど。
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