こちらもゲームとその作品がアニメ化された際の主題歌です。ご要望・テーマはズバリ「絶望」だったので作者は困惑しながらも意気込みを以て臨んだことを覚えています。孤島に異常者とともに隔離させられてしまうような舞台設定で大変不穏な感じです！左右に配置される信号音のようなSEは救出を求める声を、中低音域を埋める太鼓類は密林を、ギターは孤島に吹き付ける冷たい海風を象徴しています。
　まだ作詞を専門に担当するか決まっていない時期でしたが書くことにしました。寝ても覚めても、他の会議やレコーディングの仕事で向かう車や電車の中でも、ずっとこの曲の事を考えていました。一回自分でボツにしました。どんな曲だったかは忘れてしまいましたがマイナークリシェを使ったもっと凡庸な曲でした。ボツにしてよかったと思います。そんな生易しいものではない「悲しい」では済まされないもっとショッキングでおどろおどろしいものが作りたかったのです。