I Would Die 4 U / Prince And The Revolution

I'm not a woman
I'm not a man
I am something that you'll never understand

I'm not your lover
I'm not your friend
I am something that you'll never comprehend

昨日はプリンスの人種差別に対する抵抗のひとつの形について少し書きましたが、この名曲 'I Would Die 4 U’ from album 'Purple Rain' では歌詞から分かる通り驚くべきことに1984年の時点で、いや、姿勢としては70年代末のデビューから一貫して社会に今で言う「LGBTQ」についても投げ掛けていた先駆的なアーティストと言えるでしょう。サウンドもFunkとは程遠いものです。一枚前のalbum ’1999’ から受け継がれ一層ブラックコンテンポラリー色を取り去った完成度の高いエレポップ、テクノポップです。メンバーにはL設定と思しきGtとKeyがいて手術着を着たKey(Dr. Fink=Matt Fink)もいました。人種・性別だけでなく職業もそれぞれ違ったのです。それが後進国日本でだけならまだしも本国でもヘン、オカマ、変態、気持ち悪い、呼ばわりされていたのです。某大スターの前座で生卵を投げつけられて泣いたことがあるそうです。その大スターはまだ無名だった彼を慰めました。才能をわかっていたからです。また私も彼が好きなことでハードロック至上主義の怖いアンちゃんたちやデュラン・デュランやカジャ・グーグー限定で洋楽が好きな女子から白い目で見られていた被変態差別経験者(ボーイ・ジョージなどのオカマを好む変態野郎)です。「ブラコン好きってクラスにひとりは必ずいるんだよな」と異端者呼ばわりされたこともあります。いやいろいろ好きだからさ…(ストップひばりくんとか)それだけ日本人から見たら80年代の洋楽≒白人男性による音楽だったのです。「プリンスが好き」がカッコいいこと、ステータスになったのは90年代?よりもっとあとです。1988年は衝撃的な全裸ジャケットで知られるalbum 'LOVESEXY' の年だからです。続く 'Bat Dance' でようやくコドモもオトナも安心?して観れるようになったぐらいですから…
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