元刑事 森ゆきまさ (一般社団法人日本刑事技術協会)

森 透匡(もり ゆきまさ) 一般社団法人日本刑事技術協会 代表理事 警察の元警部。…

元刑事 森ゆきまさ (一般社団法人日本刑事技術協会)

森 透匡(もり ゆきまさ) 一般社団法人日本刑事技術協会 代表理事 警察の元警部。一般社団法人日本刑事技術協会の代表理事として「ウソや人間心理の見抜き方」を主なテーマに大手企業、経営者団体など毎年全国180か所以上で講演・企業研修を行い、これまで7万人以上が聴講している。

最近の記事

問題解決の鍵:企業におけるヒアリングスキルの重要性"

現代のビジネス環境では、迅速かつ効果的な問題解決が求められます。このプロセスの中心にあるのが、優れたヒアリングスキルです。従業員、顧客、そしてステークホルダーの声を正確に聞き取り、理解する能力は、企業の成功に不可欠です。 ヒアリングスキルの重要性内部コミュニケーションの強化: 従業員間の明瞭なコミュニケーションは、チームの協力と効率的な問題解決を促進します。ヒアリングスキルを通じて従業員の意見や懸念を理解することで、内部の調整と統合を図ることができます。 顧客のニーズ把握

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      はじめに安全とセキュリティは、私たちの生活において最も重要な要素の一つです。日本刑事技術協会は、この分野での専門知識を活かし、鍵交換サービスの品質向上に貢献しています。 B社との協力B社は、住宅やオフィスビル向けの鍵交換サービスを提供している企業です。日本刑事技術協会は、B社の鍵交換製品の監修を行い、プロフェッショナルな視点からのフィードバックと改善提案を提供しました。 専門家監修の重要性我々は、鍵の安全性、耐久性、および技術的な特性に関する専門的な分析を実施しました。こ

      • ブランディングの成功事例:自社サービス【ファクタリング】の評価を高める戦略

        はじめに 昨今のビジネス環境では、不正対策とリスク管理は企業の存続に不可欠な要素です。日本刑事技術協会は、この分野での専門知識を持ち、多くの企業に信頼されています。この記事では、一例として、ファクタリングサービス会社のケーススタディをご紹介し、我々のアプローチの効果を明らかにします。 事例紹介: ファクタリングサービス会社の課題 ファクタリングサービス会社は、売掛金を活用した資金調達を提供するビジネスモデルです。しかし、偽造された請求書や売掛金の不正使用といったリスクが

        • 経験から学ぶ!元刑事が提案する企業の詐欺対策

          企業詐欺は、あらゆる業界で発生する可能性があります。そのため、経験豊富な元刑事として、企業が直面する詐欺のリスクを軽減するための実践的な対策を提案します。 1. 従業員教育の強化 対策: 従業員を詐欺の危険性について教育することが重要です。特に、金銭取引や個人情報に関わる部門の従業員は、詐欺の手口と対処法を理解しておく必要があります。 2. プロセスの透明性 対策: 企業内の金銭取引や意思決定のプロセスを透明にすることで、不正や詐欺のリスクを低減します。これには、取引の承

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          元知能犯刑事が教える!社内不正を見抜く5つのサイン

          社内不正は、あらゆる企業が直面するリスクの一つです。特に、信頼していた従業員からの裏切りは、会社にとって大きな打撃となり得ます。今日は、元刑事の視点から、経理課員による業務上横領の事例を通じて、社内不正を見抜く5つのサインをご紹介します。 1. 突然の生活水準の向上 経理担当者が突然、高価な車を購入したり、高級品を身に着けるようになったりした場合、その資金の出所に疑問を持つべきです。不正の利益が生活水準の向上につながることは珍しくありません。 2. 過度なプライバシーの主

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          顧問として研修もします

          当協会の警察OBによる企業研修は、企業が従業員や組織全体に対して、警察経験者が持つセキュリティや危機管理に関する知識やスキルを活用して行われるトレーニングプログラムのことを指します。これらの研修プログラムは、組織のセキュリティ強化、危機管理の向上、従業員の安全意識向上などを目的としています。以下に、警察OBの企業研修に関する一般的な特徴を挙げてみます。 セキュリティ教育: 警察OBはセキュリティに関する専門的な知識を有しています。企業研修では、従業員に対して物理的なセキュリ

          弁護士と警察OBの顧問の違いとは?

          弁護士と警察OBが顧問として携わる場合、それぞれのバックグラウンドや専門性により、提供されるアドバイスやサポートに異なる側面があります。以下に、弁護士と警察OBの顧問としての違いについて説明します。 弁護士の顧問 法的視点からのアドバイス: 弁護士は法律に関する専門的な知識を有しています。企業に法的なアドバイスを提供し、法的なリスクの回避や法令遵守に焦点を当てます。 契約のレビューと作成: 弁護士は契約や法的文書の専門家として、クライアントが締結する契約のレビューや

          当協会は企業の顧問としてお役に立てます。

          警察OBが企業の顧問として携わることにはさまざまな利点があります。以下に、その主な利点をいくつか挙げてみます。 セキュリティとリスク管理の専門知識提供: 警察OBは、セキュリティやリスク管理に関する専門知識を持っています。これにより、企業は物理的なセキュリティやデータセキュリティの向上、リスクの早期発見や防止などに効果的に対処できます。 法的事項への理解とコンプライアンス: 警察OBは法執行機関での経験から法的事項に関する深い理解を持っています。これにより、企業は法令遵守

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          日本刑事技術協会を立ち上げた理由

           今更ですが、当協会を立ち上げた経緯を書きます。私が独立したのは2012年でした。東日本大震災を契機にもやもやしていた独立心に火がついたのです。その後、「天職塾」という起業塾で半年ほど学び、独立しました。探偵や警備業という誰もが想像がつく、警察官からのよくある独立はしたくなかったので何かないかと考えて思い浮かんだのが「講師・コンサルタント」という仕事でした。まぁしかし最初は本当に大変でした。退職金もみるみる無くなり、経済的な不安は常にありました。しかし、2年、3年と努力してい

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          フィッシャーズ「ババ抜き決定戦」に出演!!! ウソの見抜き方のスキルで勝つか?負けるか?

          近日公開のフィッシャーズ「ババ抜き決定戦」に実は出演しました。昨年、夏に収録していたのですがコロナの影響などで遅れに遅れ、これから公開されます。これは予告編ですが出演者の半分が紹介されています。私は次回の紹介です。さて元刑事は勝てると思いますか?? 乞うご期待です。

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          刑事メンタル 絶体絶命のピンチでちびってしまう人でも動じないハートが手に入る!

          私の3冊目となる拙著が2月9日ダイヤモンド社から発売されます。 コロナ禍で心が弱っている方が多い中、少しでもメンタルを強くして生きてほしいという願いを込めて書きました。私が伝えたいことは何事も「諦めたら終わり」ということです。諦めさえしなければ必ず道は開けるのです。そのためには強いメンタルも必要です。是非お読みくださいね!!! Amazon  → http://u0u1.net/W3iQ ★そりゃ、メンタル強くなりますわ ★最強メンタルメソッド「刑事(デカ)メンタル」

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          不正情報を入手した時の対処方法

           私は横領や詐欺を扱う知能犯担当の刑事経験が長く、会社役員や従業員の横領、詐欺などの不正事案を捜査することが多々ありました。そもそも企業が警察に訴えてくるケースは、当事者による被害弁済が不可能だったり、所在不明になった等の理由で「刑事事件やむなし」という判断が下された結果です。企業としてはなるべく表沙汰にせず、内々で処分することが多いので警察が関与するのは不正事案の中でも一握りだと言えるでしょう。  社員の不正行為にはいろいろな種類がありますが「横領」はその筆頭です。私が経

          採用面接は採らない勇気を持つこと

           私は企業の経営者や人事担当者に向けて、採用面接での応募者の心理やウソの見抜き方について研修やコンサルティングをしていることはこれまでお話してきたとおりです。  企業が新たな採用を考える場合、広告費を使って募集広告を出します。しかし、会社の規模や勤務地によっては「ほとんど応募がない」という話をよく聞きます。年々、生産人口は減少していますし、世の中が人手不足ですから応募が少ないのはある意味仕方ありません。ところがそんな中で一人でも応募があると「採用したい」という意識が前面に出て

          採用面接の目的は情報収集

           私は、企業の経営者や人事担当者に向けて、採用面接での応募者の心理やウソの見抜き方について研修やコンサルティングをしています。しかし、「なぜ採用面接の経験も少ない元刑事のあなたがそんなことを教えられるのか?」「そもそも刑事の取調べと採用面接は違うのではないか?」と疑問に思われる方もいます。しかし「取調べ」と「採用面接」には共通点が多いのです。それは「取調べ」も「採用面接」も情報収集の場であるということです。つまり、犯罪者が持っている情報を収集して白黒つけるのが「取調べ」、また

          採用面接で使えるウソの見抜き方

          アメリカではCIAやFBIの元捜査員が独立してコンサルタント会社を設立し、ウソの見抜き方を教えているケースがあります。ところが私の知る限り、我が国ではそんな会社はありません。実は私が独立を決意したのは刑事として培ってきた「ウソの見抜き方のスキル」をビジネスで役立ててもらいたいと思ったからです。刑事の仕事はウソを見抜く場面の連続です。犯人はもちろん、目撃者、被害者ですらも虚偽の事実を告げる場合があります。常に真実は何か、真実はどこにあるか、を考えながら仕事をしているのが刑事なの

          ビジネスには人を見抜く力が必要

          私は、平成24年8月に約28年勤めた警察を退職しましたが、約20年を刑事として過ごしました。詐欺、横領、選挙違反、贈収賄事件などを扱う知能犯担当が長く、政治家、公務員、詐欺師など約2.000名の取調べや事情聴取を行いました。退職時の階級は警部で刑事課長、本部課長補佐、警察庁(管区)課長補佐、広域緊急援助隊中隊長を経て独立しましたが、その大きなきっかけは東日本大震災でした。3.11の夜から救出部隊の責任者として部下64名と共に福島県に派遣され、第一原発の放射能漏れの中、捜索活動