元刑事 森ゆきまさ (一般社団法人日本刑事技術協会)

森 透匡(もり ゆきまさ) 一般社団法人日本刑事技術協会 代表理事 警察の元警部。… もっとみる

元刑事 森ゆきまさ (一般社団法人日本刑事技術協会)

森 透匡(もり ゆきまさ) 一般社団法人日本刑事技術協会 代表理事 警察の元警部。一般社団法人日本刑事技術協会の代表理事として「ウソや人間心理の見抜き方」を主なテーマに大手企業、経営者団体など毎年全国180か所以上で講演・企業研修を行い、これまで7万人以上が聴講している。

最近の記事

日本刑事技術協会を立ち上げた理由

 今更ですが、当協会を立ち上げた経緯を書きます。私が独立したのは2012年でした。東日本大震災を契機にもやもやしていた独立心に火がついたのです。その後、「天職塾」という起業塾で半年ほど学び、独立しました。探偵や警備業という誰もが想像がつく、警察官からのよくある独立はしたくなかったので何かないかと考えて思い浮かんだのが「講師・コンサルタント」という仕事でした。まぁしかし最初は本当に大変でした。退職金もみるみる無くなり、経済的な不安は常にありました。しかし、2年、3年と努力してい

    • 再生

      フィッシャーズ「ババ抜き決定戦」に出演!!! ウソの見抜き方のスキルで勝つか?負けるか?

      近日公開のフィッシャーズ「ババ抜き決定戦」に実は出演しました。昨年、夏に収録していたのですがコロナの影響などで遅れに遅れ、これから公開されます。これは予告編ですが出演者の半分が紹介されています。私は次回の紹介です。さて元刑事は勝てると思いますか?? 乞うご期待です。

      • 刑事メンタル 絶体絶命のピンチでちびってしまう人でも動じないハートが手に入る!

        私の3冊目となる拙著が2月9日ダイヤモンド社から発売されます。 コロナ禍で心が弱っている方が多い中、少しでもメンタルを強くして生きてほしいという願いを込めて書きました。私が伝えたいことは何事も「諦めたら終わり」ということです。諦めさえしなければ必ず道は開けるのです。そのためには強いメンタルも必要です。是非お読みくださいね!!! Amazon  → http://u0u1.net/W3iQ ★そりゃ、メンタル強くなりますわ ★最強メンタルメソッド「刑事(デカ)メンタル」

        • 不正情報を入手した時の対処方法

           私は横領や詐欺を扱う知能犯担当の刑事経験が長く、会社役員や従業員の横領、詐欺などの不正事案を捜査することが多々ありました。そもそも企業が警察に訴えてくるケースは、当事者による被害弁済が不可能だったり、所在不明になった等の理由で「刑事事件やむなし」という判断が下された結果です。企業としてはなるべく表沙汰にせず、内々で処分することが多いので警察が関与するのは不正事案の中でも一握りだと言えるでしょう。  社員の不正行為にはいろいろな種類がありますが「横領」はその筆頭です。私が経

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           私は企業の経営者や人事担当者に向けて、採用面接での応募者の心理やウソの見抜き方について研修やコンサルティングをしていることはこれまでお話してきたとおりです。  企業が新たな採用を考える場合、広告費を使って募集広告を出します。しかし、会社の規模や勤務地によっては「ほとんど応募がない」という話をよく聞きます。年々、生産人口は減少していますし、世の中が人手不足ですから応募が少ないのはある意味仕方ありません。ところがそんな中で一人でも応募があると「採用したい」という意識が前面に出て

          採用面接の目的は情報収集

           私は、企業の経営者や人事担当者に向けて、採用面接での応募者の心理やウソの見抜き方について研修やコンサルティングをしています。しかし、「なぜ採用面接の経験も少ない元刑事のあなたがそんなことを教えられるのか?」「そもそも刑事の取調べと採用面接は違うのではないか?」と疑問に思われる方もいます。しかし「取調べ」と「採用面接」には共通点が多いのです。それは「取調べ」も「採用面接」も情報収集の場であるということです。つまり、犯罪者が持っている情報を収集して白黒つけるのが「取調べ」、また

          採用面接で使えるウソの見抜き方

          アメリカではCIAやFBIの元捜査員が独立してコンサルタント会社を設立し、ウソの見抜き方を教えているケースがあります。ところが私の知る限り、我が国ではそんな会社はありません。実は私が独立を決意したのは刑事として培ってきた「ウソの見抜き方のスキル」をビジネスで役立ててもらいたいと思ったからです。刑事の仕事はウソを見抜く場面の連続です。犯人はもちろん、目撃者、被害者ですらも虚偽の事実を告げる場合があります。常に真実は何か、真実はどこにあるか、を考えながら仕事をしているのが刑事なの

          ビジネスには人を見抜く力が必要

          私は、平成24年8月に約28年勤めた警察を退職しましたが、約20年を刑事として過ごしました。詐欺、横領、選挙違反、贈収賄事件などを扱う知能犯担当が長く、政治家、公務員、詐欺師など約2.000名の取調べや事情聴取を行いました。退職時の階級は警部で刑事課長、本部課長補佐、警察庁(管区)課長補佐、広域緊急援助隊中隊長を経て独立しましたが、その大きなきっかけは東日本大震災でした。3.11の夜から救出部隊の責任者として部下64名と共に福島県に派遣され、第一原発の放射能漏れの中、捜索活動

          元知能犯担当刑事が教える! コロナ禍で増加!経営者が詐欺に騙されないためのポイント

          ■コロナ禍で詐欺も増えている  新型コロナウイルス感染に便乗した詐欺事件(未遂も含む)の被害が3月上旬以降、全国で確認され、被害額が計約9000万円以上にのぼることが警察庁のまとめでわかっています。手口は給付金や助成金などを名目にしたもの、また、融資に必要な保証金の名目で現金を振り込ませる手口などもあり、更にはマスクや消毒液などを販売すると偽り、代金を詐取する事件も引き続き確認されています。  このように詐欺グループは世の中の変化に敏感に反応し、あらゆる手口で財産を騙し取る方

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          プロ講演家の仕事

           私はプロ講演家です。今年はコロナの影響でイベントが潰れてキャンセルが多くなってしまいましたが去年までは年間180回以上は全国で登壇していました。人前で話すのは元々好きな方でしたし、人に何かを教えるのが好きなのもあって講演家の道を選びました。「講師デビューにあたり、講師の塾などに入って学んだのですか?」とよく聞かれますが、実は何も学んでいないのです。我流、そして見様見真似です。しかし一生懸命やってるとなんとかなるものです。昨年は大手エージェントで全国人気ナンバー1講師に選ばれ

          自己紹介

          森 透匡(もり ゆきまさ)と申します。 一般社団法人日本刑事技術協会 代表理事 (経営者の「人の悩み」解決コンサルタント) 警察の元警部です。詐欺、横領、贈収賄事件等を扱う知能・経済犯担当の刑事を約20年経験しました。東日本大震災を契機に独立し、講師・コンサルタント業をスタートしましたが、刑事の知識、経験は民間のお役に立てることを実感。令和元年7月、刑事が職務上体得したスキル、知識を用いてビジネスの発展と社会生活の向上に寄与することを目的とし、また元刑事のセカンドキャリア