けい@癌サバイバーと共に生きる

2017年、夫の癌が判明しました。30代夫婦の闘病生活とマイホームへの道のりを綴ります。

けい@癌サバイバーと共に生きる

2017年、夫の癌が判明しました。30代夫婦の闘病生活とマイホームへの道のりを綴ります。

マガジン

  • トランスミッションⅠ

    • 103,533本

    参加者650名、フォロワ数1500名、100,000記事以上が収録されています。🌱コンテンツを広めたい方の参加、お待ちしています。🌱マナー:①連続投稿はしない②社会一般的に不適切な記事は投稿しない③トップ画面は変えない。参加希望の方は,マガジンの固定記事からコメントしてね(ง •̀ω•́)ง

  • 妊娠中、夫が癌になりました。

最近の記事

妊娠中、夫が癌になりました。【9】~夫の癌、胎児への影響は?~

夫の入院話の前に、私の妊娠中のお話を。 夫の有休消化中、私は妊娠の経過を診てもらいに産婦人科に通っていました。 お腹の赤ちゃんは大丈夫かな? 順調に育っているかな? 楽しみな半面、心配事も尽きません。 赤ちゃんの成長とは別に、気になっていることがありました。 それは、夫の癌はお腹の子に影響があるのかということ。 お腹の子は、夫の大腸癌が判明する一ヶ月前の、癌細胞を抱えた状態で授かった子だからです。

有料
100
    • 妊娠中、夫が癌になりました。【8】~高額療養費制度・入院準備~

      高額療養費制度 高額療養費制度とは、 同一月にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、被保険者の年齢や所得に応じて自己負担限度額を設け、それを超えた分は払い戻される制度です。 入院前に申請し、支払い時に限度額適用認定証(限度額認定証)を医療機関に提示することで、支払いが限度額まで軽減されます。 バリウム検査を終えた後、夫が加入している健康保険の窓口へ向かい、申請の手続きを済ませました。限度額認定証は、確か後日郵送で届いたと思います。 これで、退院時の支払いは安心で

      • 妊娠中、夫が癌になりました。【7】~術前検査~

        職場への挨拶と有休取得週明けの1月23日、夫の会社に事情を話し、有給休暇を取る手続きをしました。 有休をほとんど使っていなかったこともあり、2月末まで休みをいただけることになりました。 社長さんにお時間を取っていただき、私もご挨拶に伺いました。 県立病院受診1月24日、紹介状を持って県病を受診しました。 担当は40代前半頃の男性の医師・Y先生。 検査内容は、血液検査、胸部レントゲン検査、腹部レントゲン検査、心電図、肺気量分画(肺活量・呼吸量の検査)でした。 検査後の

        • 妊娠中、夫が癌になりました。【6】~癌告知の後~

          癌告知の後 「薬局に行くから先に帰ってて」 そう告げた夫を残し、病院を後にしました。 クリニックから自宅へは20分程の距離なのに、1時間経っても夫は帰ってきませんでした。 夫は実家に寄っていました。 体調不良だったこと、検査を受けたこと、そして、癌が判明したことを話してきたそうです。 帰宅した夫と、今後について話し合いました。 お互いの両親には伝えたので、 次は会社へ病状を報告し、休暇取得の手続きをする。 県病を受診し、入院準備をする。 その夜… その夜、布団の

        妊娠中、夫が癌になりました。【9】~夫の癌、胎児への影…

        マガジン

        • トランスミッションⅠ
          103,533本
        • 妊娠中、夫が癌になりました。
          9本

        記事

          妊娠中、夫が癌になりました。【5】~癌告知~

          癌告知 土曜日の午後。 外来は終わっていて、待合室には誰もいません。受付の方に声を掛け、夫のいる部屋へ案内してもらいました。 夫の顔は生気がないように感じられました。 私はなんと声を掛けたらよいか分かりませんでした。 どうして? どうしたらいいの? という気持ちが頭の中を駆け巡ります。 本当は夫を抱き締めて、声を上げて思いっきり泣いてしまいたい。 感情が溢れ出しそうになるのをぐっと堪え、今日の診察と検査、結果までの話を尋ねました。 しばらくして診察室へ。 大腸内

          妊娠中、夫が癌になりました。【5】~癌告知~

          妊娠中、夫が癌になりました。【4】~癌発見までの経緯【3】~

          癌発見までの経緯【3】内視鏡検査 検査前日の夜。 夫はクリニックから頂いた検査食を食べ、下剤を服用。 1月21日、検査当日。 朝から腸管洗浄剤を飲みました。 薬剤を2Lの水に溶かし、コップに注ぎ10~15分かけて飲んで排便する。これを便の色がなくなるまで繰り返します。 この行程がきつそうできつそうで…。 終始、苦虫を噛み潰したような表情の夫の横で、私は何もできず 「大丈夫?」 「つらいね」 「もう少しだよ」 と、ただ声を掛けたり様子を見たりするばかりでした。 夫

          妊娠中、夫が癌になりました。【4】~癌発見までの経緯【3】~

          妊娠中、夫が癌になりました。【3】~癌発見までの経緯【2】~

          癌発見までの経緯【2】風邪と高熱 年末、二人して風邪をひいてしまいました。 病院でインフルエンザの検査をすると陰性。 このとき私は、 妊娠してるかも? という予感というか期待があり、解熱剤とトローチだけ処方してもらいました。 結婚して初めて迎える年末年始。 年末は夫の実家で過ごしました。 年始は私の実家へ挨拶に行く予定でしたが、夫の風邪が悪化し叶いませんでした。 1月3日、再び病院を受診。 4日、症状が落ち着き、夫は職場の新年会に行きました。 その夜、38℃超えの高

          妊娠中、夫が癌になりました。【3】~癌発見までの経緯【2】~

          妊娠中、夫が癌になりました。【2】~癌発見までの経緯【1】~

          癌発見までの経緯【1】癌発見までの経緯についてお話します。 体重減少 2016年5月。 結婚してから一月経ったある日のこと。 散髪帰りの夫が 「美容師さんに『痩せた?』って言われた」 と言ってきました。 そして 「この間久しぶりに会った取引先さんにも『痩せたね』って言われた」と。 毎日会っている私は夫の変化が分からず 痩せたのは料理が口に合わないから? 結婚生活が窮屈なのかな? と、的外れな心配ばかりしていました。 「(痩せたのは)結婚して飲みに行くことが少なくな

          妊娠中、夫が癌になりました。【2】~癌発見までの経緯【1】~

          妊娠中、夫が癌になりました。【1】~自己紹介~

          自己紹介 はじめまして。 30代主婦のけいと申します。 夫、子どもの3人家族です。 夫とは2016年に結婚し(お互いに再婚) 翌年息子を出産しました。 2017年1月、私の妊娠が判明すると共に 夫が癌に罹っていることが分かりました。 ここでは、 夫の闘病生活とマイホームへの道のりについて綴っていきます。 6年前のことなので記憶が曖昧な部分もあり、 また、拙い文章で読みづらい点も多々あるかもしれません。 温かく見守っていただけましたら幸いです。 待望の妊娠 20

          妊娠中、夫が癌になりました。【1】~自己紹介~