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Steamでフレンド申請をしている話

 Steamのゲームでマッチングした相手ユーザーは、たいていの場合そのプロフィールを見ることができる。Steamでゲームを遊ぶ際に、このプロフィールは別に必須というわけではないから、何も書いていない人もいる。

 一方で、プロフィールにいろんなことを書いていて、読むだけで楽しい人もいる。自分の好きなゲームから始まり、SNSのアカウントの紹介、動画をアップしているURL、果てはエッチなゲームの趣味まで、その人となりが理解できそうな勢いで書いてある場合もある。

 僕がPCでよく遊んでいる『デッドバイデイライト』の場合、このプロフィールにマッチング画面からすぐにアクセスできるため、マッチ開始前の待ち時間や、マッチ終了後にちょっと確認したりするわけだ。で、読んでいて楽しいと、ついついフレンド申請をしてしまう。

 たいていの場合、フレンドになったからと言って、その後一緒にゲームを遊ぶわけではないことも多々ある。そのときたまたまマッチングで出会っただけで、もう二度と会ってない人もたくさんいる。でも、そういう人もずっとフレンドだ。

 フレンドの動向は、Steamのアクティビティという項目から逐一確認できる。例えばフレンドがなんのゲームで遊んだかとか、どのゲームを入手したとか。それから、ゲーム中にスクリーンショットを撮影してアップロードしたものを見ることもできる。実績を解除すれば、それも通知が来る。あるいは、アクティビティを覗かなくても、ストアでゲームを買おうとすると、そのページに、同じゲームを欲しがっているフレンド、すでに手に入れて遊んでいるフレンドが表示される。ときどき、そこからゲームをプレゼントしたり、逆にプレゼントが届いたりする。

 もしかしたら、ゲームを遊ぶだけなのにちょっと過剰な繋がりだと感じる人もいるかもしれない。でも僕は、ゲームを遊ぶプラットフォームに、この手のSNS的要素が搭載されているのが好きだ。たとえ一緒にゲームを遊んでなくても、多くのフレンドが、どのような動向でどんなゲームを遊んでいるのかは興味深いからだ。

 ゲーム内のランキングシステムではないものの、同じゲームを競うように遊ぶことができ、ゲームで起きた面白い場面を共有する。あるときは、セールでものすごい数のゲームを買ったことを知って、自分も買わなければ! という気持ちになることもある。フレンドとの繋がりから知ることのできた未知のゲームもある。

 Steamに限らず、これからの時代、どのプラットフォームでゲームを遊ぶにしても、このようなSNS的要素が搭載されることは間違いないだろう。あまり行きすぎない繋がりで、緩やかに世界中の人とゲームの楽しさを共有する。今後も、そういう加減を上手く実現したシステムが登場することを期待したい。

 どこかで見かけたら、ぜひフレンド申請してください。いや、こちらから申請することもあると思います。そのときはどうぞよろしく。


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