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【読書】なぜ働いていると本が読めなくなるのか

今年ものすごく売れている本らしく、書名に共感した人が買って、やっぱり読めないwってことになってる話もありますが、Audibleにあったのでサブスクリプションで読む(聴く)ことができました。
正直これはナーメテーター案件。
かなり手応えのある本です。

映画『花束みたいな恋をした』をとっかかりに、明治以降の日本人の労働と読書・教養の関係を解き明かしていく、しっかりした歴史解説が行われます。
意外にも、本を読めなくする「犯人」のひとつとして、とある書籍まで挙げていて…… ここはエキサイティングでしたね。

最終的に、現代人たる我々の生き方への提言を行う、ちょっとした哲学でもある地点にまで導いていて、非常に共感できる結論が示されていました。

新書でベストセラー、著者もまだ若い。からといってナメてはいけない。
これも一種の、時代への叛逆っていう面もあると思うんですよね。
骨のある本です。

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