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デモクラシーとしての敬語

敬語という言葉から人々が受ける印象は、封建主義、権威主義、家父長制などではないでしょうか。
弱者を抑圧する道具として敬語が使われていると感じながら、偉そうに振る舞う上司に嫌々敬語を使っている人もいるかもしれません。

しかし敬語の目指す人間関係は、そういうものではありません。

敬語の指針』にあるとおり基盤とすべきものは「相互尊重」です。互いに相手に敬意を払い、尊重することです。
敬意とは尊敬ではなく、尊重するとは言うなりになることではありません。相手に対する自分の感情に関わらず、相手を傷つけないよう、自分の言動に注意深くあることです。

これは、民主主義(デモクラシー)の実践にも該当しないでしょうか。

民主主義なんていうと、堅苦しい主義主張のように思われるかもしれませんが、「あなたも大事、私も大事」というシンプルなルールに過ぎません。
自分の主張はする。人の主張も尊重する。そんな主張の仕方を大事にしたいと思います。

しかしこれは、言うは易しですが実践することが難しいことです。だからそれを助けるツールとして敬語があります。

私が伝えたいのは、そのような、互いが幸せになるための敬語です。

デモクラシーフェスティバル・ジャパン2022

デモクラシーフェスティバルとは、北欧で開催される民主主義のお祭り。

お祭りに並ぶ屋台のようにいろんな主張を持った人たちがブースを並べ、その中を多くの人が練り歩き、興味があれば話しかけてみるというものだそうです。何もしなければ勝手にみんなが民主的になるなんてことはなく、こうやって民主主義を浸透させる工夫をしているんですね。

このデモクラシーフェスティバルが11月25日・26日・27日と日本でも開催されるというので、出展することにいたしました。私が出展するのは26日土曜日です。(参加無料・要事前申込)

敬語の可能性と日本における民主主義を広げるために、誰かと一緒に考えてみたいと思います。

出展したのはいいけれど、私のようなnoteの片隅にいる人間のブースに誰か来てくれるのか不安ですが、普段コメントでしかやり取りできない方々とお顔を見ながらお話しできれば幸いです。

ぜひ、万障お繰り合わせの上、ご参加くださいませ。
参加申し込みは下記より。

来週には、プログラム内容が公表される予定ですので、出展内容をご紹介します。
それでは、また。


世界や自分自身をどのような言葉で認識するかで生き方が変わるなら、敬意を込めた敬語をお互いに使えば働きやすい職場ぐらい簡単にできるんじゃないか。そんな夢を追いかけています。