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今井健太郎の最新作〜えごた湯

えごた湯がリニューアルしたという。
設計したのは、銭湯マニアなら知らぬ人はいない今井健太郎である。

駅から少し離れたところにその銭湯はある。

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なんだか懐かしい花輪に迎えられ、入口へ向かう。

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花輪のイメージとは違い、オシャレな銭湯感が溢れる。

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見てくださいな。この可愛い下駄箱!
靴を預けて、フロントへ。

待合室

高まる期待にテンションも上がり、せっかくなので、サウナもつけちゃおう!
とフロントのお姉さんにサウナ料金を払うと、料金に含まれるバスタオルとフェイスタオルの他にピンクの長細い紙を渡された。
これを腕に巻くようにとのこと。

へえー。

待合室の壁には、一面の胡蝶蘭。

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そして、その中には今井健太郎も。

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おお!
もちろん待合室からしてオシャレです。

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月のような時計。

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和の感覚を失わない暖簾をくぐって脱衣場へ。

脱衣場へ

当然のことながら、真新しく清潔なロッカー。

思ったより空いている。
平日に来て正解。

やはり若い客が多い。
近所の人もいるだろうが、サウナーも多そうだ。みんな腕にピンクの紙。
リニューアルと聞いてやってきたのだろう。

脱衣場にドライヤーや体重計があるのは普通だが、イスが気になる。
通常、脱衣場にあるものとは異なり、プラスチック製の背もたれイスは、まさしく整いイス!

これはサウナ人気を意識してリニューアルしたものと思われる。

浴室へ

浴室へ入って息をのむ。
少し暗めの空間に、水の揺らぎが輝いて天井に反映している。
銭湯とは到底思えないような美しい空間。
奥には青の洞窟をイメージしたような、青く光り輝く水風呂。
思わず、ため息。

浴室は撮影できないけれど、スペックはこんな感じ。

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サウナと水風呂。
そして炭酸泉に電気風呂があれば、私にとってはフルコース。

体を清め、まずは体を温めるために電気風呂へ。
強さはちょうどいいが、少し高さが低めなのは、ランナー向けを意識して、腰や足に当てやすいようにとの配慮か。

そして、サウナへ。
女風呂にはミストサウナというところも多いが、ここはドライサウナで温度は90℃。結構本格的だ。
サウナには大概12分計が置いてあるが、一周はとても我慢できない。
汗を流して水風呂へ行こう。
片足を突っ込んで、一瞬のフリーズ。
……冷たい。
なんとか頑張ってもう一つの足も水風呂へ入れ、温度計までたどり着いた。
14℃。
……。
私史上初の冷たさだ。
えい!
と肩までつかる。
5秒と我慢できず、逃げ出し、救いを求めるは炭酸泉。
(ここの炭酸泉は40℃。炭酸泉にしては少し熱めだ。)
すると、体中がチリチリする。
正座をして立ち上がると足がしびれるが、それが体中で起きている。
水風呂で収縮した血管が、炭酸泉で拡張しているのだ。
なんと、こんなことになるなんて。
そのまま浸かっていると、だんだんチリチリが収まってきた。

……。もう一回やってみよう。

水風呂に肩まで浸かる。
あっという間に来る限界を迎えて慌てて炭酸泉へ向かう。
おお!やはりチリチリする。
体中マッサージされているようだ。

最後にもう一度水風呂に浸かった後、待合室の整いイスに座った。

なんか、20℃以下の水風呂は無理とか思ってたけど、14℃まで行けるようになっちゃったな。

そんなことを思いながら、風呂上がりのリラックスした時間を満喫した。

ああ、今日もごちそうさまでした。




世界や自分自身をどのような言葉で認識するかで生き方が変わるなら、敬意を込めた敬語をお互いに使えば働きやすい職場ぐらい簡単にできるんじゃないか。そんな夢を追いかけています。