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私なりの敬語分類表を作りました

先週は、『敬語の指針』で提示されて現在使われている、敬語の5分類とその名称は分かりづらいということを述べました。

敬語は、誰を立てるか、そして文法、この2軸で考えればそれほど難しいものではありません。逆にいえば、この2軸を考えずに敬語を適切に使うことはできません。

敬語の分類はこう考える

まずは『敬語の指針』に掲載されている敬語の分類表を見てみましょう。

『敬語の指針』13ページより。右側の3種類がこれまで教えられていた敬語。これまでの敬語と5種類の敬語の対応が分かるような表になっている。

次に、上の票を参考に作った分類をご覧ください。
※美化語には文法と呼べるようなルールがほぼなく、また、人を立てる目的を持たないものも含まれているので、私は「敬語」とは区別しております

なぜ敬語の名前がこんななのかといえば、イメージ図を「ダ鳥獣ギ画」というフリーサイトから拾ってきたからです

「主体」「受け手」などについては、折に触れ記事の中でも書いてきましたが、なかなかこの表だけ見てあぁそうかとはならないだろうとは思います。

それでも、私が「うさちゃん」と「カエルくん」で分けているものが『敬語の指針』では「謙譲語Ⅰ Ⅱ」とグループのように扱われていたり、逆に「カエルくん」でまとめているものが「謙譲語Ⅱ」と「丁寧語」というように全く別のもののように扱われていたりという点はお分かりいただけるのではないでしょうか。

ピッタリのネーミングを考えて理解を深めよう

私は、「尊敬語」は別に尊敬していなくても使うし、「謙譲語」は謙譲を表していないし、主語述語を省いて「てにをは」も適当なのに「ですます」さえ付ければ「丁寧語」なんてどうにも納得できないので、「アマテラス」「うさちゃん」「カエルくん」とネーミングしましたが、中にはこのネーミングではぴったり来ないという人もいるでしょう。

大事なことはネーミングではなく、正しい文法で敬意のこもった敬語を使うことです。
皆さんで、ご自身にピッタリくるようなネーミングを付ければ、敬語がイメージしやすくなり、適切に使いこなせるようになるのではないでしょうか。
ぜひ、皆さんの付けたネーミングをコメント欄でお教えください。

それでは、また。


世界や自分自身をどのような言葉で認識するかで生き方が変わるなら、敬意を込めた敬語をお互いに使えば働きやすい職場ぐらい簡単にできるんじゃないか。そんな夢を追いかけています。