自分を取り繕っていた僕が本心を知るためにやったこと

『本心』というのは、わかるようで意外とわかっていないもので、僕はこれまで、コーチングを提供したい理由は「人の成長や目標達成に関わることが何よりの喜びであり、貢献したいから」と考えていた。

もしそれが本心であり、「貢献」がなによりも求めているものであれば、行動は自然と起きるはず。

しかし、現実には行動できない自分がいた。
「貢献したい」と言う言葉が、どこか自分を取り繕っているように思えてならなかった。

心からの言葉を発信しているつもりでも、自信のなさ、覚悟を持った踏ん切りのつかなさを感じていた。

だから本心を見つめ直した。

本当はなぜコーチングを提供したいのか。
コーチングを通じてなにを提供したいのか。
コーチングでどんな世界を作り出したいのか。
なぜコーチングなのか。
なにを大切にしたいのか。

本心を見つけ出すためには、3つのポイントがあるように思う。

1つは深掘りをすること。
問いに対する最初の回答が表面的で抽象的な場合、問いを繰り返して深掘ることで本心に近づける。

2つ目は頭に浮かんできた言葉をそのまま出すこと。
僕は頭に浮かんだ言葉を勝手に評価し、「これは言うべきではない」とフィルターにかけてしまうことがある。自分の本心にフタをしてしまうと、本当の気持ちに気づくことができない。
頭に浮かんできた言葉は、出てきたままに受け入れることで自分の本心が見えてくる。

3つ目は実際にやってみること。
コーチングを提供したいと思ったならしてみる。貢献したいと思ったならしてみる。人の成長に関わりたいと思ったなら関わってみる。
実際に経験することで、それに対して自分はどのように感じるか『心の動き』を体験することができる。頭で考えたり言葉で取り繕ったことと、実際に体験したときの感情は全く別物である場合も多く、感情の動きにこそ本心が映し出されるのだと思う。

そして自分の本心を知るためには、これら3つを日常的に訓練することが大切だと思う。

「本心を見つけ出す」ことそのものは、仕事やビジョンに関してのみ発揮されるものではない。今どこに行きたいか、なにを食べたいか、誰となにを話したいか、といった些細な日常の中でも発揮されるものであり、常日頃から本心に目を向けることが本心を見つけ出す一番の方法だと思う。

今僕がコーチングを提供したい理由は、「心から充実した人生を送る人を増やしたい」から。
人それぞれの『充実』があり、
挑戦すること、家族との暮らし、ひとりの時間を過ごすこと、自分磨き、美味しいものを食べること、、、自分だけの充実もあればまだ知らない充実もあるかもしれない。

いずれにしても、心から充実のためには自分の本心を知ることが大切で、最初のステップだと思う。

そして本心を知るための助けとなるのがコーチング。だから僕はコーチングを提供し、本心を見つけて自分で選択して進む手助けをしていきたい。