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再び未来に歩みを進めたレアル・マドリーの大勝劇。リバプール戦の鍵となった戦術的ポイントを紐解く

こんにちは。

久々のnote投稿になりました。私事ではありますが、大学の卒業論文執筆や、新たに所属することになったチームの活動に明け暮れておりました。まず初めに少しその紹介をさせてください。

春に大学を卒業し、大学院へと進学するのですが、並行して2023シーズンよりエリース東京FCというクラブのテクニカルコーチに就任しました。いわゆる"サッカーアナリスト"としては前所属クラブである東京大学運動会ア式蹴球部(サッカー部)に続き2クラブ目になります。


現在関東サッカーリーグ2部所属のクラブであり、昨シーズンは10クラブ中4位という成績。同じ大学の先輩である山口遼監督の下、先進的なトレーニングメソッドや分析メソッドを積極的に発信しながら、優勝と1部への昇格を目指します。試合のLive配信なども行っていきますので、機会があればぜひご覧ください。もちろん現地に足を運んでいただいても構いません。お待ちしております。


本題です。国内外の最先端のサッカーを扱う専門誌『footballista』に、CLラウンド16リバプール対レアル・マドリー第1レグのレビューを寄稿しました。


レアル・マドリーがW杯後に大きく調子を落としたことで、互いに国内リーグで苦しむチーム同士の一戦となりました。アンフィールドでの試合結果は2-5。アウェイのレアル・マドリーが大勝し、やはり相性の良さを見せつける格好に。

とはいえ、立ち上がりはリバプールの圧に苦しみ、早々に2失点するという苦しい展開でした。昨季もよく見た光景、なぜか不安を感じなかったのはそのためでしょうか。あの劇的なCL優勝から続く文脈の中、この試合に臨む上でカルロ・アンチェロッティが下した大きな決断、また試合の中で施し流れを大きく引き寄せた3つの修正、そして今季のレアル・マドリーの武器となっているカリム・ベンゼマ、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスのトリデンテによる崩しのミクロな個人戦術についてまとめ、最後に現状を整理して今後を展望しました。充実した内容になっていますので、ぜひご一読ください。


過密日程が続きます。先日のラ・リーガ第23節のアトレティコ・マドリー戦、"マドリッドダービー"では退場者を出した相手に勝ちきれず1-1のドロー。首位のバルセロナがアルメリア相手に敗戦したことにより勝ち点差は7に縮まりましたが、依然として厳しい状況であり、並行して他のタイトルを全力で獲得しにいかなければなりません。

そんな中迎えるのがそのバルセロナとの"エル・クラシコ"、コパ・デル・レイの準決勝です。このラウンドのみ、2試合合計スコアでの勝負となります。スーペルコパ・デ・エスパーニャで久々に決勝を落としたレアル・マドリーにとってリベンジの場でもあり、ロベルト・レバンドフスキ、ペドリ、ウスマン・デンベレを欠く相手に対し第1レグで勝負を決めるくらいの試合をしたいところ。熱い一戦に期待しましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました!


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