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#5 険しい道のりの留学準備 -前編-

こんにちは〇
楽しくnoteを続けられています。

noteは基本週末に書くのですが、朝4時に起きてジムでトレーニングをし、その後カフェに入ってnoteの作業をするのがルーティン化しています。

仕事のある平日よりも、休日のほうが圧倒的に早起きです。笑

さて、今回は留学準備として、大学3・4年生時代に行ったことを当時のメンタリティと共に回想しながら綴っていきます。
自分の思う通りには進まなかったものの、今思い返すと大事なプロセスの一つだったと思います。

ではいきましょう。


1. ファウンデーションコースの存在

初回のIELTSで、自分の英語レベルの現実を実感した私は、2年弱の期間があるとはいえ、バンドスコア6.5を取得するには相当厳しいこと、加えて目標設定として非現実的すぎるを悟っていました。
ただひたすらに勉強をすることが最善策であることはわかっていましたが、何かもっといい方法はないのかと模索を続けていたのです。

そのことを留学エージェントの方に相談すると、「ファウンデーションコース」なるものの紹介を受けました。

ファウンデーションコースとは、大学院に入学した際にスムーズに学習ができるように、英語学習を含むその他専門科目の基礎事項の学習を積むコースで、簡単に言うと「大学院準備コース」です。

このコースを受けるためにもIELTSの受験は必須でしたが、大学院の入学時に提示されたスコアよりは難易度が下がっています。
コースの期間によって提示されているバンドスコアも変わっているのですが、一番長い期間のコースではバンドスコア5.0が提示されていました。

ただ、コースに通う場合に追加の費用がかかってしまうことは大きな懸念点でしたが、どうしても向こうに行くことだけを考えていた私は、どうにかして両親を説得することを考えていました。
プラス、バンドスコア5.0は今の自分に最適な目標設定であることも認知していました。

とにかく、行く行かないは置いておいて、まずはバンドスコア5.0を目指すことにしたのです。

2. 英語以外の知識貯蔵期間

大学院の勉強が、大学の勉強内容よりもさらに高度な学習内容になることは、当時からある程度推測していました。
加えて、それぞれの学びが英語になるのですから、英語力が乏しい私にとっては、かなりの労力を強いられます。

以前留学に関連する記事を見た際に、「留学前に日本で、勉強する学科に関する書物を読み漁っておいたために、留学後の授業内容はほとんど知っている内容で、英語の勉強のために通っていた」というコメントを見つけました。
とっても合理的だと思ったと同時に、『俺もこれしといたほうがいいな』と考えました。

幸い私の場合、大学院で勉強する予定の内容は、当時日本の大学で所属していたコース・学んでいた内容と関連していました。
そのため、事前知識を蓄えておくために私が行ったことは、受けている授業をなるべく集中して聞くこと・卒業研究をしっかり行うことでした。

特に、留学後の授業に直結しそうな講義は、特に集中して受けることを意識しました。
また当時、授業内容はプリントで配布されていたため、後でいつでも復習できるよう、ファイルは絶対に持参するようにしていました。
余談ですが、この習慣が今になって重要書類をしっかり管理する能力につながったので、やっておいてよかったなと感じてます。

卒業研究に関しては、ここである程度の結果を出すことで、後々両親に留学のことに関して説得する際によい証拠になると思っていたので(笑)、とにかく全力で行っていました。

良かったことその1は、統計分析ソフトウェアの操作に慣れておいたことです。
私の研究では、アンケートを作成し、その解答内容を上記のソフトウェアを使用して、考えをまとめたりするということを行っていました。

卒業研究開始時、私はこのソフトウェアの操作が全く分かっていなかったので、所属ゼミの先生のご厚意もあり、1学年下の学生に交じって、前年に単位を取得していた必修授業を再受講させてもらっていました。
その甲斐もあり、研究終了時にはある程度の操作が頭の中に入っていたのです。

良かったことその2は、英語論文を読む機会があったことです。

論文の中の英語は、専門用語も多く使用されている、かつなんといってもべらぼうに長いので、一本の論文を真剣に読んでいたら、おそらく一週間はかかるでしょう。
そこで、効果的に翻訳ツールを使用することや、どこを読めばいいかを理解することで、短時間に多くの論文の概要を理解できるようになりました。

この2つは、後々の修士論文執筆時に大いに役立つことになったので、「人生はつながっているなぁと」この文章を書きながら改めて実感しています。笑

3. いざ、英語学習開始

さて、英語学習の話に戻っていきましょう。

まず単語を知らなければ、文章は作れません。
それは日本語でも一緒です。

高校までの英語がごっそり抜け落ちていた私は、ほぼゼロからのスタートでした (高校時も全くできていませんでしたが。。。)。

そこでまず、英語の先生の研究室へ出向き、どの単語帳が良いのかという質問をしました。
すると、"Duo 3.0" という単語帳が良いというアドバイスをいただいたのです。

この単語帳、良い点の一つが「一つの例文の中に複数の新しい単語」が含まれているのです。
単語を覚えたのはいいものの、どのように他の単語と組み合わせて文章を作ったらいいのかわからないというのが、これまでの悩みでした。
この単語帳を使うことで、どの単語をどんな時に使えばいいのか、なんとなくイメージできるようになっていきます。

単語は、このDuo 3.0 を中心にひたすら暗記を始めることにしたのです。

リーディング、リスニングは正直自分で何とかなりますが、問題はスピーキング。
一人でもやれる勉強法は探せばいくらでもあるのでしょうが、当時の私はどうしてもネイティブスピーカーと話すことにこだわっていました。

ダメもとで、留学していた従姉に「日本語が少し話せるネイティブ誰かいないか」を聞いたところ、知り合いが一人日本にいるらしく、私との定期的な練習を快くOKしてくれそうとのことでした。

そして、週に一度、彼と私の都合が合うタイミングで一時間程度のオンライン英会話レッスンが始まりました。

具体的に何をしたかというと、Netfilx の「サウスパーク」というアニメを一話英語で見た後、文章にしてなるべく詳細に要約し、要約した文章をその場で添削、その後、その文章を彼の話すスピードに合わせて音読する、いわゆる「ディクテーション」を行うという流れでした。

「サウスパーク」は非常に下品なアニメで、内容的にはかなり面白いのですが、アニメ内の英語のスピードが結構速いことと単語が時々難しいものが出てくることがあり、英語字幕にしてもなかなか内容が頭で整理できず、かなり苦戦しました。

しかし、この「映像を題材にした英語学習」は後に私の英語学習の礎となっていく他、学習の流れ的にみると、かなり良かったのではないかなと感じています。

文法・単語がボロボロながらも、なんとか自分で文章構成していったこと、それを添削してもらったこと、それらの文章を音読する際に発音を指摘されたことや、単語と単語がつながることで音が変化することを教わったこと (リンキングというそうです) など、学ぶ内容としてはとても濃いものでした。

学習を重ねていくにつれて、
『この学習法を続けるのもいいが、IELTS のスコアを伸ばしたいのならそれに特化した勉強もするべきだ』
という指摘を受けました。

それに伴い、その方の知り合いで英語教室をやっているアメリカ人の方から、さらにIELTS の問題演習に特化したオンライン授業を受けることになったのです。(とてもラッキーでした)

当時、コロナウイルスの影響で自粛期間になっていた時期もあり、その期間を利用して、「この週はサウスパークで日常英語を」、「この週はIELTSに特化した勉強を」と、なかなか効率的な勉強を始められようとしていました。

4. 時間が「ない」のか時間を「作れない」のか

しかしながら、その後思うように学習が進みません。
あまり成長している実感がない自分にもどかしさを感じていたのも事実ですが、何より大学4年時の最後の半年はなかなかに忙しかったのです。

3週間の教育実習に加えて締め切り間際の卒業論文、アルバイトなんかもたまに入ったりしていました。
英語学習にフォーカスできる時間がほとんどなかったのです。

ただ今になっていえること、厳しいことを言ってしまえば、時間が「なかった」のではなく「作ること」が下手だっただけかもしれません。

私は、「時間がない」という言葉があまり好きではありません。

確かに、当時とても忙しかったのは事実ですが、忙しくなるまでにやれることはたくさんあっただろうし、忙しい中でもスキマ時間を見つけて行えることはたくさんあります。

今その瞬間にもう少し英語の能力をあげたい、という強い意志を持っていれば、少ない時間でも、もっと学習に取り組んでいたでしょう。
ただ、このメンタリティを維持するのが容易ではないのです。

時間を「作り」効率的に日々を過ごすこと、そして継続を助けるメンタリティを持つことは、これからも自分の課題の一つです。

とにかく、4年後期はあまり英語学習に時間を当てることができないまま、卒業後の留学準備へと向かうことになるのでした。


今回は以上です。
次回は大学卒業後から実際に留学へと向かうプロセスをご紹介したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました〇


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