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それは、何を問われているのか?

こんにちは。OGSコンサルティングの深石です。

過去のメルマガでも何度か登場していますが、深石家には2人の娘(中3と中1)がおりまして、長女はというと、現在、高校受験の真っ只中です。

先月は第二志望の私立高校の受験があり、本日は第一志望の公立高校の受験日となります。

長女とは、バレーボール部の部長として、チームづくりに苦悩してた時にアドバイスしたり、勉強で思うような点数が取れない時に、目標や計画の立て方や考え方をアドバイスしたりと、その時々で出来る限り向き合ってきました。

そして、高校受験に向けた受験勉強においても、塾に通いたいと言われて通わせていましたが、どうも“やらされ感”になっていたので、

「誰のために、何のために塾に通ってるのか?」
「その理由や目的を見失っているのであれば、もう行かなくて良い。」
「塾代を払う意味も必要性も感じない。」
「もし行きたいのであれば、パパが納得する理由を、自分でよく考えて、自分の言葉で言いに来なさい。」

と、親子で話し合ったことも多々ありました。そして、いざ年が明けてからは受験勉強も大詰め。志望高校の過去問をひたすらに解き続けて、傾向と対策をとにかく徹底的に反復していました。

そんな中で、

「パパ、ここの問題がわからないから教えて。」

と、長女からヘルプを要請されることもしばしば。市販の問題集であれば、「解説」がちゃんと載っていますが、過去問は、「答え」しか載っていません。汗

何としても父親の威厳を保たなければ、、という一心で、昔の記憶を呼び覚ましつつ、頭をフル回転させて何とか「解」を導き出し、長女にその解き方を伝えました。(iPadのGoodnotesがここでも大活躍でした)

特に、長女の苦手科目は「数学」と「理科」で、その中でも、数式や単語を暗記していれば解けるものよりも、文章問題としての設問が共通して苦手でした。しかし、その問題の文章や文脈を集中して読み込めば、

「どんな前提で、何を問われているか。」

は、とても丁寧かつ明確に記されています。それゆえ、中学の数学や理科を忘れかけている私でも、問われている要点は掴むことができたので、どうアプローチするか(=解き方)を見誤らずに解くことができました。

問題によっては、その文中に答えがあるものもあり、ちゃんと読んでさえいれば答えられるものもあります。なので、科目や問題は「数学」や「理科」だとしても、結局は、「国語力(読解力)」が肝になり、

「それは、何を問われているのか?」

ということをしっかりと押さえられれば、「解く」こと自体がそこまで難しいわけではないと、改めて感じた次第です。

これは、私たちのビジネスシーンでも全く同じ。問題が解けない(=成果が出ない)と悩んでいる方を私もたくさん目にしますが、その本質原因は、問題の解き方がわからないというよりも、そもそもの「問い」を正しく認識できていない方が圧倒的に多いのが事実としてあります。

「相手は、何を伝えているのか?」
「相手は、何を問うているのか?」

ここの認識や理解の精度が低ければ、当然ながら、解を導き出すことの精度も落ちます。ではなぜ、

相手が何を問うているのかを見誤る人が多いのか?

その理由は超シンプルで、

「相手の話をしっかりと聞いていない。」

これに尽きます。

相手が話している時に、自分が次に何を言おうか考えていたり、相手が話している時に、自分の観点や視点で思考をしていたり。

つまり、相手の話や言葉の一語一句に集中していない。これが、極めて単純かつ致命的な要因となります。

皆さんはいかがでしょうか?

管轄メンバーの話を、自分軸で聞いてしまってませんか?

会社や上司の話を、自分で決めつけて捉えていませんか?

商談時など、自分が何を話すかついつい考えてませんか?

ぜひ、相手が今この瞬間に何を伝えようとしているのか。まずはここに集中してみてください。今までは難解だった問題が、“簡単に解ける”かもしれません。

では、今週も熱量高く、一緒にやり抜きましょう!

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