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1Rでダウンを喫しても、すべて想定済み。(2024/5/7メルマガより)

こんにちは、OGSコンサルティングの深石です。

皆さんはGWいかがお過ごしでしたか?

私は、毎年恒例ですが、新潟の実家に帰省してました。今回は長女の受験も終わったので、久しぶりに家族全員で車に乗って帰省したのですが、行きが9時間、帰りが8時間という長旅でした。汗

行きの車の中では、長女の受験に関して、妻と2時間に渡る激論バトルが突如繰り広げられ、、そのおかげで睡眠不足での運転でしたが、全く眠くもならずに運転することができました。苦笑
(子どもたちはヘッドホンで我関せずでした)

ということで、GWもあっという間に終わりましたが、今日からまたスタートダッシュしていきましょう!

さてさて、昨日開催されました、世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、井上尚弥選手vsルイス・ネリ選手の世紀の一戦ですが、皆さんご覧になられましたでしょうか?

今回は、Amazonプライムビデオでの独占配信でしたが、私も息を呑みながら観戦していました。

そしていよいよ第1R開始の鐘が鳴り、試合スタート。

両者、立ち上がりは少し動きが固い感じが否めませんでしたが、1Rの残り時間が1:20になろうとしたとき、想像していなかった“サプライズ”が起こりました。

ネリ選手の左フックがキレイに入って井上選手がダウン。

「モンスター」と称されている無敵の井上選手が、なんと、10カウントをされている・・・汗

試合を観てるこっちが、心臓がバクバク鼓動してるのがわかるくらい焦り、、

「うわ、、これはちょっとヤバいかも・・・」

と思い、一気に手汗がビチョビチョになりました。

すると、8カウントくらいで井上選手は立ち上がります。そして、その後はネリ選手の猛攻が続きましたが、何とかそれを防ぎ、1Rが終了します。

そして、第2Rからは何かが吹っ切れたのか、むしろキレッキレの動きでネリ選手を追い詰め、2Rでは逆に井上選手が左フックを決めてダウンを奪い返し、最終的には6R1分22秒で右ストレートがキレイに入り、井上選手がTKOで勝利を収めました。

1Rでのダウンはありましたが、今回もさすが「モンスター」。

圧倒的強さがありました。

そして、試合後のインタビューも印象的でした。

アナウンサー
「1Rでダウンを喫しましたが、どのような気持ちでしたか?」

井上選手
「やはりボクサーなので、そういうシーンは燃え上がります。」
「ただ、ダウンした瞬間、落ち着いて対処できた。」
「普段のイメトレがここで出たと思います。」

ダウンを奪われているのに、逆に燃え上がる・・・汗

いったい、どんなメンタルしてるんですか??

と突っ込みたくなるくらい圧倒的なモンスターですが、その後のコメントが井上選手の強さを物語っています。

「普段のイメトレによって、落ち着いて対処できた。」

これです。

今まで、ダウンを奪われたことがなかった選手が、初めてダウンしてしまったら、普通はパニックに陥ります。そして、「全然効いてない」ということを示すためにも、10カウントが始まったらすぐに立ち上がろうとしますが、井上選手は冷静に8カウントまで立ち上がりませんでした。

そして、その後も相手の猛攻を喰らいながらも、冷静に相手のパンチを避けてとにかく落ち着いていました。井上選手は、圧倒的な努力と才能で、4つの団体の統一同級王者になったわけですが、単に努力の量や生まれ持った才能のみならず、この「想定力や想像力(つまり、靭やかさ)」においても、圧倒的なレベルであることが昨日の試合でわかりました。

これはビジネスにおいても全く同じであり、多面的・多角的に物事を捉えられるか、想定できるか、つまり、想定の範囲をどれだけ拡げられるか

ここが、ミスジャッジやミスリードを最小化し、動揺せず、冷静に事に当たるためのKSFになりますし、本質的な組織強化や事業成長を見出す際も、いかにリーダーが想定の範囲を拡げた靭やかな思考で、決断や判断をしていけるかが非常に重要になります。

以前のメルマガでも何度かお伝えしていることですが、やはり、物事には必ずメリットとデメリットの両側面があり、それをどの視点・立場から捉えるかで見え方も様々です。

ぜひ、事業成長に導いていく皆さんリーダーこそが、この「靭やかさ」を追求・体現していきましょう!

では、今週も熱量高く、一緒にやり抜きましょう!

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