睡眠中に脳はどのような働きをしているのか


今回はおそらくほとんどの人が疑問に思っている、

”なぜ睡眠をとる必要があるのか”についてお話していこうと思います。


こんな専門的な話なんか自分には必要ないと思っている方!

ちょっと待ってください。


人は1日に24時間あるうちの約3分の1を眠りに費やしています。


普段は当たり前すぎて意識していないのかもしれませんが、
これを改めて認識したとき、

睡眠がいかに私たちの生活の大半を占めているのかがわかるでしょう。


なので、その大事な睡眠中に何が起こっているのか

を知っていて損はないと思います。


この睡眠の働きを知ることによって

睡眠の改善にも繋がりますので、

しっかり知識として身につけていきましょう!


脳と体を休めている


睡眠の1番の役割は「休息をとること」です。

なんといっても、脳の休息はとても大事です!


朝起きてから、夜に眠るまでの間にいつ頭が休まると思いますか?

人は1日に万回の選択をすると言われています。


・今日は何をしようか?

・何を着ようか?

・何を食べようか?

・あれをやろうかな?それともこれをやろうかな?

・休もうかな、それとももうちょっと頑張ってみようかな


など、こんな風に選択の連続なので、ずっと

脳は働き続けているわけです。


さらに物事に集中をしているときなども、

もちろん脳が働いています。


では、それ以外の時はどうでしょうか?

「何もしていない時に頭を休めているから大丈夫!」

と思う人がいると思いますが、本当にそうでしょうか?


実は人間は何もしていないと思うときにも、

何かしら悩んでいることを考えたり、過去のことや未来のことを考えたりしている人がほとんどです。

これを認知科学の世界で「マインド・ワンダリング」と呼ばれています。


考え事や思い出したりしているときでも、脳は稼働し続けているのです。


では、いつになったら脳は休むことができるのでしょうか?


それはズバリ「眠っているとき」なのです。


眠っているときにこそ、

活動中に疲れた脳を回復させているのです。


活動中は脳が働いたときに出てくる、

アミロイドβなどの老廃物や

フリーラジカルなどの神経細胞に障害を及ぼす物質が蓄積します。


散らかった部屋を想像してみてください。

ある程度、ものがごちゃごちゃしていたら片付けますよね。


睡眠も老廃物のようなゴミが溜まっていったら、

それらを掃除する役割があるのです。


逆に、睡眠不足が続くと、

これらのようなゴミが脳の中にずっと溜まっているということになります。



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