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読書日記vol.17(虎のたましい 人魚の涙)

 "くどうれいん"と"unpis"のセットならば買わねばなるまいと買った。unpisさんのことは友達からの誕生日プレゼントで知った。お茶をやたらと飲んでた時期だったので、unpisさんのイラストのお茶とコースターをもらった。溢したお茶とコーヒーでコースターはえらい事になってるが使用継続中。
 くどうれいんさんは神戸旅行に行った時に知った。たまたま見つけた書店1003に入った時に手に取ったのがくどうれいんさん著『わたしを空腹にしないほうがいい』だ。タイトルが良くて買った、わたしも空腹にはしとかないほうがいい、鬱になる。1003では丁度ある記者がいらっしゃっていて店主にインタビューをしていた。たまたま話に加えてもらって面白い話を聞けた、ついでに私と友人の後ろ姿が記事に載った。くどうれいんさんは"工藤玲音"名義で短歌集『水中で口笛』も出されていたので後日かった。

 くどうれいんさんのエッセイは詩情があってすごく好きだ。詩情とか書くと分かっている人みたいで少し気恥ずかしいが本当にそんな感じ。今回の『虎のたましい 人魚の涙』も凄く良かった。

 私はくどうれいんさんの文章を読むとひしひしと悲痛さが感じられる。楽しい話でも悲しい話でも、なんだかとても必死そうな、切り詰めているような、一生懸命というのだろうか分からないけど。そういったところが好きだ。私にはないから、違う人だなと感じる、好き。

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