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まだまだ伸びしろのある移動データ活用ビジネス その潜在的な市場規模は1兆円超え!【前編】

経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォームKEIEISHA TERRACE。「Future Update」では、取材から年月が経ち、急成長を遂げた企業、上場を果たしたスタートアップなどに前回取材から今日までの歩みを改めてお伺いします。


2018年7月にスタートして以来、さまざまな経営者のインタビューを掲載してきた『KEIEISHA TERRACE』。そのなかでもとくに大きく会社を成長させた経営者、製品やサービスで世の中の注目をあつめた経営者、そして読者のみなさんからリクエストが多かった経営者にスポットをあて、初回掲載からここまでのあゆみを改めて伺うのが、本企画「Future Update」です。

2回目となる今回ご登場いただくのは、自動車の走行データを収集・解析することで、事故リスクや車両管理コストを削減する、クラウド型車両管理システムを手がける株式会社スマートドライブ、CEOの北川烈さん。クルマがインターネットとつながるなどして自動車にまつわるデータはいっそう集積しやすくなり、北川さんが信じて走り続けていた「移動の世界の革命」の実現も、いよいよ現実的になってきました。
KEIEISHA TERRACEへの初回掲載は2019年2月。昨年(2022年)12月には東証グロース市場への上場も果たしてますます勢いにのる同社の4年間を振り返っていただきました。

【前回掲載からここまでの歩み】

【業績推移】

目標数十万台! データの数が増えれば移動の進化はさらに加速する

井上 あらためて、本日はよろしくお願いします。
前回ご登場いただいた2019年2月は、東京オリンピックまであと1年というタイミングで、スマートドライブ社としても、2020に向けていろいろと標準を合わせているというお話でした。その後、コロナが来てオリンピックも延期。まずは、このあたりをどう乗り越えたのかといったお話から聞かせていただけますか?

北川 オリンピックに直接関係のある事業ではないのですが、’19年末に海外展開をはじめて「これからいろいろ拡大していこう」というタイミングでコロナが来ました。マレーシアに子会社を設立して帰ってきたら、その月のうちにコロナ。そこから2年ほど現地に行けなくなり、ここへ来てようやくですね。ちょうど明日の早朝から私も現地に行くのですが、この2年は“我慢の年”だったと言っていい気がします。

井上 そもそも2020年に予定されていたビジネスプランは、やはり延期されたものが多かった?

北川 そうですね。マレーシアの他にタイにも営業所を作る予定でしたが、それは延期にしました。

井上 車両から取得したデータを解析し「移動の世界に革命をもたらす」というのが御社の事業ですが、コロナ禍では、そもそも移動がなくなってしまった側面もありましたね。

北川 はい。ですから、短期的には営業が止まってしまったこともありました。おっしゃる通り、我々の...

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