見出し画像

GGD・GGWって何? 20210917解説

GGD=Global Goals Day=9月25日、GGW=Global Goals Weekの略で、GGDを含むキャンペーン週間。2021年は9月17日(金)~26日(月)までの10日間。

9月25日は何の日?

で、9月25日は何の日かと言えば、国連で「2030アジェンダ」が採択された日(2015年)。

で、その「2030アジェンダ」にSDGs17ゴール・169ターゲットが載っています。

というわけで、9月25日がGlobal Goals Day、その日を含むキャンペーン週間がGlobal Goals Week。

今月はずいぶんとSDGsがらみのイベントやニュースが多いのは、そういうわけで、これから月末にかけてさらに増えていくでしょう。

noteで#SDGsとの向き合い方というハッシュタグが今月設定されているものも、そういうわけです(と思いますが、たしかめたわけではありません)。

6月5日は何の日?

3ヶ月ほど前にも、やたらとSDGsがらみのイベントがニュースが多かった、という記憶がある人はあまり多くはないかもしれません。

言われてみれば、そうかも?という気がする程度でしょうか?

実は、6月5日は環境の日で、6月は環境月間です。1972年6月5日、「ストックホルム会議」が開催されたことを記念したものです。

そういうわけで、元々、毎年6月は環境がらみのイベントやニュースが多かったのですが、今年はとくに、SDGsとひもづけが多く見られるようになってきたのです。

GGDと環境の日の関係

ストックホルム会議の正式名称は、「国連人間環境会議」。

環境問題を話し合った最初の国際会議です。

キャッチフレーズは「かけがえのない地球」と、日本語では情緒的な感じに訳されていますが、英語だと「Only One Earth」。

地球は1個しかないよね。

という当たり前のことですが、

1個しかない地球を、人類はちょっと荒らし過ぎじゃないのか?
この調子で、経済も人口も爆増していったら、将来はどうなるの?

という問題意識があったわけです。

ローマクラブレポート「成長の限界」という有名な本がありますが、そのタイトルにあるように、「限界」が来ちゃうよね、というのが当然の結論で、限界が来ちゃったらどうなるかというと、経済も社会も崩壊してしまう、つまり「未来は暗い」ということです。

じゃあ、「どうしたらいいの?」と知恵を絞って出てきたのがSD(持続可能な開発)という考え方です。

1987年の通称ブルントラント委員会、正式名称は「環境と開発に関する世界委員会」の報告書で、その定義が確立しました。

報告書のタイトルが「われら共有の未来」、英語だと「Our Common Future」。

1個しかない地球上で生きていく私たち人類は、未来を共有しているよね、その未来を明るくするにはどうしたらいいの?の答えが、SDだったわけです。

1972年から1987年まで15年、1987年から2015年まで28年、SDGsを含む「2030アジェンダ」のタイトルは、「我々の未来を変革する」、英語だと「Transforming Our World」。

我々の世界を、大きく、ガラガラッと変えないとやばいよね、という問題意識が表現されています。

Only One Planet→Our Common Future→Transforming Our World

SDGsを理解するには、この流れを理解する必要があるのです。

そして、SDからSDGsに至るまでに、28年もかかっていたということを、よく考える必要があるのです。



この記事が参加している募集

#SDGsへの向き合い方

14,628件