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インナーチャイルドとの対面

社会人になりしばらくして、
私はこんなことを感じるようになりました。
「なんだかいいように使われているなぁ」
「あのベテランさんより下っ端なのに私の方が仕事しているなぁ」

それでも、仕事をすることが楽しくて好きだったし、
どんどん仕事を与えられることに喜びも感じていました。

一方で、今思えば体は常に限界を超え気味、
心の声も全く無視してストレスも溜まりまくっていましたが
そのことに気づくという回路が遮断されていました。

そして、これこそがインナーチャイルドによる影響だったのです。

でも、当時の私はインナーチャイルドという概念を知りませんでした。
頑張ることが当たり前、仕事ができるのが当たり前、
という追い込み思考に加え、
仕事ができなくなったら生きていけなくなる、とか、
自分の存在意義がなくなる、という
不安と強迫観念を常に抱えていました。

つまるところ20代後半からずーっと、
無理をしたまま仕事をしていたんですよね。
趣味もあったし、仕事でもそれなりに評価されていたし、
周りから見たら幸せに見えていたかもしれないけれど、
心はどこか満たされず、体は常に疲れていました。

そして、3つ目の職場つまり前職で、ついに限界突破。
突然、病名がつくまでの状態になってしまったのです。

もちろん環境も条件も悪かったし、
とにかく頑張ろうとする従業員をいいようにこき使っていた会社の責任は
軽くないと思います。

でもそれ以上に、私自身が私を苦しめていた、という事実に
ここでようやく直面することになったのです。

仕事を休み始めてインナーチャイルドという言葉に出会い、
今までなんとなく感じていた「モヤモヤ」と生きづらさの原因は
ここにあるのだ、とハッキリ感じました。

でも、過去は変えられない。
悔しさと悲しさと、親を怨む気持ちと、他の家庭環境を羨む気持ちと
様々な感情が入り乱れました。

生きづらさの原因はわかったものの、
結局苦しい状況は変わらず、ある意味悩みの種は増えたのでした。


……………
最近、インナーチャイルドという言葉が少しメジャーになった気がします。
どうやって向き合ったのか、そのことをもう少し綴ります。

今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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